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久保田剛之

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利根川動画の舞台裏




さてさて2019年1発目のワタクシのfimo動画『Perfect Journey』が公開になりました。

今回の舞台は
利根川!!


撮影日は5月後半。


正直今までのfimo動画の中で一番タフな展開にクタクタになりました(^^;;



このブログで動画撮影時の焦りや葛藤、決断に至るまでの心の内などが伝わればといいなと思います。


 
 舞台は堰上の上流域? 

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利根川をMAPで河口から上っていくと河口から18kmの付近に『利根川河口堰』があります。


この河口堰より下流は昨年7月に雑誌の取材で1度(半日だけど)行った事があったのですが、今回の舞台はその堰よりも上流域。


『河口堰より下はやった事あるなら堰より上流域にしましょう!』

『え!?∑(゚Д゚)  う、うん』


的な流れで決まった上流域取材。


話には聞いた事があるって程度の僕の事前知識としては・・・利根川は150km近く上流にある堰までシーバスは遡るらしい。

って、そのくらいの知識量(^^;;


事前にMAPで良さそうな地形を探るにしても捜索距離が長過ぎる・・・

下から探すのか?上から探すのか?はたまた真ん中辺りから?真ん中ってどの辺??



範囲が広っっ!!


とそこに救いの手が。


今回のカメラマンから『宿をココに取りました』との連絡。


『セントラルホテル取手』



ヒント来たぁぁ!!ありがとうございます!!


実は今回のカメラマン。ご自身のプライベート釣行で利根川堰上エリアをやってる人。

言わば情報を持ってる人。



その人がこの地点に宿を取るって事はこの流域周辺から探していけば間違いなさそうだ( ̄+ー ̄)



しかしカメラマンの情報に頼ってはPerfect Journeyの名が廃る。


あくまでポイントの開拓、選択は自分自身の足で目で頭で行っており、初場所ノーガイドという事はしっかりと書いておきます。



 
 最初の誤算 

下見を終えて『』よし!実釣開始しましょう!』と水辺に立ちます。


・・・・


・・・ 
!?



最初の1歩目でウェーダーの右足首から浸水・・・orz

普段の釣りでも藪こぎをよくするので限界が来ていたのか?

それとも何かを踏んだのか?


足首くらいの水深で水がチョロチョロと入ってくる。


時間の経過を待たずして右足の親指の巻き爪が痛み始めます。


庇う為に左足に体重をかけ続けていると痛み出す古傷の左ヒザ。

序盤から暗雲が立ち込め始めてました(^^;)



 
 外来魚の猛威 


もうね・・行く先々でドパン!ゴボン!ドボッ!!って水面大爆発してるんですよ。


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犯人はハクレン。(画像はWEB魚図鑑より)

当日現地でお会いしたアングラーの方曰く
『例年はこの時期はここまで上がってきてない』との事。



ルアーをキャストしてもポチャッ!って音ではなくベチッ!とハクレンの背中に乗る始末(^^;;

ハクレンの鉄壁な守りのせいでルアーを潜らせられない(´ཀ`)

ちなみに動画ではカットされていますが、動画の倍の数はかかってきました(^^;)


他の魚に邪魔されてキャストもままならないという経験は長い釣り人生の中でもこれまでになく、利根川ならではというある意味貴重な経験でした。


ボラの絨毯で直ぐにボラが引っかかってきちゃう、なんて経験をしたことある方はいると思います。でもね、そんなもんじゃないの(^^;)

本当にかわせない。フッキングさせないようにしているのにガスガス引っかかってきます。そんで引っ掛けてないのに水面でドッパンドッパンやってるんです。




そしてなんとかハクレンが入ってない場所を探してヒットさせるも・・

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アメリカナマズ


流石利根川、国際色豊かです(^^;;




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なんとか苦戦しながら捻り出しはしたものの40cm台のシーバス。
(Megabass KAGELOU124F)

苦しい展開・・・


 
 決断 


結局状況は好転しないまま最終局面の夜明けまであと3時間程というところまで振るわないエリアで引っ張ってしまった。


途中でお会いしたアングラーの方々が
『例年ならこの辺の流域にシーバスがいる』
『数日前に釣れた』
の言葉にすがりたかったのかもしれない。



が。


このまま40cm台の釣果のみでタイムアップという訳にはいかない!!


あるかないかのバイトを待っているよりも足掻いて足掻いて最後の1投まで攻めた方が得られる事、学びは大きいハズ!

そしてその先に結果がついてくるハズ!!



そう覚悟を決めて鬼怒川合流点よりも上流域、河口から数えると100km以上上流まで、先ずはハクレンから逃れる為に一気に車を走らせる決断をしました。

この時いた地点からだと移動距離は数十kmほど。


スムーズに移動出来たとしてもタイムアップの朝マズメまで残された時間は2時間あるかないか。そしてそこからの場所開拓。

もしかしたらMAPで良さそうな地形の場所には入れないかもしれない。移動に予想より時間を取られてしまうとキャスト出来ずに朝マズメが終了となってしまうかもしれない。



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①が決断前に居た所
②が大移動した先


自分の中ではかなり大きな賭けでした。



ちなみに移動の車中で『そこまで上までは行った事ない』と
カメラマンが言葉を漏らす場面も。



日頃の釣りでも選択を迫られる事は多々ありますが、取材のプレッシャーの中でのこの選択が出来たのは、

今年4月に行ったルアマガソルトの『アウェイの洗礼』での失敗。


間違いなくこの時の悔しさや後悔があったからこそ出来た決断だったと思います。(シーバスを3バラシ、釣果はキビレのみという結果はルアマガソルトに掲載されました。)


 
■ 最後の1投の奇跡 


迫り来る朝マズメまで残り時間わずか。

暗闇の中、初めて入る場所。斜度40度程の草むらを滑る様に何とか降りた先には予想に反した地形と流れ。


すぐ様急斜面の草むらを這い上がって車に戻り次の場所へ。

そして3箇所目だか4箇所目。

空が明るくなり始め、もうここが最後の地。

流れは良い・・・



そしてそこからは動画のまんまです。

誇張はありません。

心の底から痺れました。このシーバスの引き、重さを一生忘れないと思います。



ああぁぁぁぁしんどかった(^^;;

 

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