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金森 健太

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源流の天女魚

  • ジャンル:釣行記
  • (渓流)

こんにちは(^^)

シーバスが釣れないので、再び渓流の釣行記です。

7月31日

久しぶりに友人と共に地元エリアの源流へ。この渓は過去に何度も尺イワナをキャッチしている渓で、期待を胸に7時半にエントリー。

数日前に降った豪雨で、渓はまだ増水しているだろう…と予想していたが、予想とは裏腹に渓は渇水気味で、濁りもない。

大きな堰堤の上、フラットな瀬に自作のピーコック・パラシュートをアプローチ。数投目に水面が破れたが、これは空振り。

出かたからおチビちゃんだとわかったので、見切って上へ。

その上はいかにも良型がいそうな落ち込み。ここは出るやろ…と開きからフライを流していくが…反応はない。

良さげな落ち込みが連続し、雰囲気はかなり良いのだが…

流れが絞られた小さな落ち込み、その流れが岩に当たり小さなウケが出来ているピンにフライを流し込み、ようやく水面が破れた。

サイズは小さいが、ヒレピンイワナの引きはなかなかにパワフルだ。ロッドが0番なので、小さな魚でもやりとりが楽しい。

パワフルなファイトを楽しみ、ランディングネットへ。
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ボウズを逃れ一安心。

しかし…やはり後も続かない。

そうこうしている間に、後続の友人は餌釣りでぽつぽつとイワナをキャッチしている。…が、やはり反応が渋く、釣れるイワナも小さいとのこと。

「これ先行者入っとらん?」
「そんな感じやねー」

いつもの感じとは明らかに違う。嫌な予感はしたが、それは確信に変わり始める…。

大きな堰堤を高巻きして、最初の広い淵。開きを覗くと、やっと良型の魚影を見つけた。しかし…

奴の頭上に何度もフライを流してみるが、見向きもしない。

諦めて、今度は友人が餌釣りの仕掛けを落とす。

一度餌を見に来たものの、違和感を感じたのかバイトには至らず…

結局、奴は岩影に隠れてしまった。

そこから少し遡行して、小さな淵の開きでようやくヒット…も、15cmに満たないおチビちゃん…。

しばらく遡行すると、やはり新しい足跡が。予想通り、先行者がいたようだ。

お昼すぎまで釣り上がり、5匹ほどイワナをキャッチすることができたが、やはり不完全燃焼…。

友人と別れ、今度はこの水系の他の源流を開拓してみることに。

15時、以前から気になっていた渓にエントリー。下山の時間を考慮すると、残り時間は僅かだ。

しばらく魚影が見えず、この渓はハズレか…と思いながら遡行して、水深のある淵でようやく水面が破れた。

小気味良いローリング、木漏れ日にパーマークが煌めく。

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朱点の少ない、源流ならではの色彩のアマゴ。

ここから少しずつ反応が出始め、なかなかに魚影は濃いようだ。しかし…

とにかくバレまくる(泣)

結構な反応を得られたが、ランディングできたのは3尾だけだった。

やがて巨大な砂防堰堤にたどり着き、急斜面をよじ登っての高巻きを余儀なくされた。

堰堤を越えると、淵が連続するなかなかにいい雰囲気の渓相が続く。走る魚影も見え、期待が高まる。

しばらく遡行した先の広い淵に、ピーコック・パラシュートをアプローチ。ゆっくりと浮上した大きな魚影が、静かに顔を出した。

いた…!

…が、しかし…空振り。

再度アプローチ。再び同じ魚影が姿を見せたが、フライの前で身を翻す。

フライをクイルボディ・パラシュートにチェンジ。少し時間を置いて流してみるが、やはり見に来るだけ…。

CDCカディス、ニンフも試したが反応は変わらず…最後は出てこなくなってしまった。

時刻はまもなく18時、新規開拓の渓のため下山ルートもわからない。GWに活躍した地図アプリも、何故か測位はするものの詳細な地図が表示されず使い物にならない。

あと1箇所やって下山しようと決め、少し進むと…小さな滝が現れた。落差は小さいが、広大な滝壺が広がり、いかにも大アマゴか大イワナが潜んでいそうな雰囲気だ。

期待を込めて、ピーコック・パラシュートをアプローチ。

薄暗い水底から、勢いよくアマゴが飛び出す。フッキングが決まり、0番ロッドが大きく曲がる。なかなかのサイズだ…!

…が

痛恨のフックアウトorz

気を取り直して再びアプローチ。再び水面が破れる…!

…またフックアウトorz

あー、今日はダメな日なんだな…

…でも、まだ出るかもしれない。

最後の一投と決め、滝壺の奥にフライをキャスト。岩盤際の流れに乗せて流していく。

水底で、ひときわ大きな魚影が揺らめく。その魚影はゆっくりと浮き上がり、フライを吸い込んだ。

フッキングが決まり、大きく水柱が立つ。デカい…!

奴は水面でひとしきり暴れた後、潜水艦のように水底へ突っ込んでいく。バレるな、バレるなよと呟きながら慎重にラインを手繰る。

やがて水面に横たわる魚体、最後のローリングを耐えて、ランディングネットに滑り込んだ。

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尺には届かなかったが、厳つい顔つき、ピンと張った尾鰭、青みがかかった魚体に映るパーマーク…

最高のコンディションの一尾。

写真とインスタ用の動画を撮影して、しばらく見惚れていると…もう空の色が変わり始めていることに気づいた。

はっと我に帰り、急いで下山。幸いルートは作られていて、なんとか明るいうちに林道まで戻ることができた。

不調な一日が一転、最後の最後で最高の一尾に出逢えた今回の釣行。今回は時間が足りなかったが、この先にはまだまだ素晴らしい源流アマゴたちがいるに違いない…!

…というわけで、多分次回も源流です。

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m


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