デスリバー奮闘記 https://www.fimosw.com/ 釣果情報・シーバス、メバル、イカ、チヌ、青物、ヒラメ、マゴチ...ソルトアングラー支援サイト、日本最大のWEB釣り大会『凄腕』、釣り動画fimoTVなど(会員登録無料) 夏の釣り旅 https://www.fimosw.com/u/okzc3oy8hi/e7jgd12n3b6yxo 2025-08-31T10:00:00+09:00
お久しぶりです。

長期出張から一時帰還し、遅めの夏休みとなった8月28日

さて、どこへ行こうか。

福井県or富山県の河川で鮎釣りか、思い切って高知県へアカメを狙いに行くか…

散々迷って

高知は行きたかったが、やっぱり鮎釣りがしたい。

というわけで、福井県敦賀市の笙の川へ。

28、29日と笙の川、支流の黒河川を釣り歩いてみたが…


28日、込まず8尾。

29日、込まず10尾。

ぶっちぎりで過去最低を更新、、、しかもアベレージ10cm…

例年なら30尾釣れても「今日あかんわ」な川なのに、、、

これはいただけないと、急遽河川を変更。真夜中の北陸道を富山県へ向けて走る。覚悟はしていたが、やはり遠い・・・。

日付が変わる頃、富山県の小矢部ICを下車。さて、どこへ行こうか。

神通川?

庄川?

小矢部川?

まず、神通川。
言わずと知れた超人気河川、しかも土曜日となれば混雑しているのは想像に難くない。

却下。

そして、庄川。
こちらは神通川ほどの人気はないものの、魚影はすこぶる濃く束釣り(釣果が100尾を超えること)も珍しくないとか。

そして…小矢部川。
どちらかと言えばマイナー河川だが、情報では良型が釣れているとか。

数の庄川か、型の小矢部川か。

迷いに迷って

小矢部川のとあるポイントに車を停め、朝を待った。

そして、朝6時。

目を覚まし、入漁券と囮鮎を購入…の筈が

小矢部川は日釣り券はなく年券のみで、4000円。

財布を開けると…入っているのは3000円。

しまったやらかした( ̄▽ ̄;)

ATMが使えるのは8時から、仕方なく近くのコンビニで時間を潰して、ATMで現金を下ろして年券と囮鮎を購入。

移動やら水合わせやらで時間をロストしてしまい、開始する頃には9時になろうとしていたorz

握り拳大の小石が敷き詰められた激流の瀬、小石底なら底押しもかなりキツいだろう。

苦戦を覚悟したが、ソリッド穂先+ゴム背針のおかげで激流の瀬でもすんなりと囮が入っていく。

そしてすぐに、囮の挙動に変化が。数秒後、目印が遥か下流へぶっ飛んだ。

銀影競技メガトルクが大きく弧を描く。しかし小石底の激流、あっけなく伸されてしまい下流へと走る。

浮いたところで引き抜き


キャッチ。そこまで大きくはないが美形の鮎だ。

この後すぐに追加して、この川のパターンを掴むことができた。

囮鮎を自然に泳がせるのではなく、積極的に(半ば無理矢理に)囮を引いて野鮎の縄張りに入れていくのが正解のようだ。

しかし…小石底のフラットな瀬、鮎の縄張りを探すのもなかなかに難しい。しかも鮎の反応があっても底バレやケラレが多くなかなか数が伸びない…

しかしながら、この川の鮎はとにかく引きが強い。掛かる度にパワーロッドであるメガトルクがぶち曲がり、激流を駆け降りるやりとりを楽しめる。

スローペースながらも鮎の強烈な引きを楽しみ、正午を迎え昼食タイム。

昼食とお昼寝の後、13時半に再開。

朝イチの瀬から50mほど上流の瀬からスタート。浅くフラットな瀬ではあるが流芯は少し掘れていて、流芯脇のブレイクに鮎が着いていそうだ。

囮をそのブレイクに通すと…すぐに目印がぶっ飛ぶ。


ここからプチ入れ掛かりに突入。良型の鮎が次々と掛かりその強烈な引きを堪能する。

入れ掛かりとは言っても…掛かる→遥か下流まで引きずり降ろされる→ランディング→瀬まで戻る…の繰り返しなので釣れてから次のアプローチまでえらく時間がかかる(^_^;)

何尾か掛けたところでエラ掛かりが連続、囮鮎の循環が止まってしまった。

これで流れが変わってしまい、反応が途絶えてしまう。しかもこの頃から強風が吹き始め、10mの長竿では持っているのがやっと…な状況にorz

引き舟もそろそろ一杯、ここで一旦引き舟の鮎を囮缶に移し休憩をとることに。

さて、ここまでの釣果は・・・


込まず22尾。初河川でこれならまずまずだろう。

時刻は15時、1時間ほど休憩を取って16時に再開。今度は朝のポイントから100mほど下流の瀬に入ってみる。

囮を瀬の肩に入れると、いきなりの3連発。そこから少し時間が開いて、また連発。

そして、その肩から一気に絞り込まれた激流の荒瀬へ。

囮が底波に入った瞬間、目印が遥か下流へとぶっ飛んでいく。竿を絞って止めにかかる…しかし奴はそのままの勢いで下流へと突っ走っていく。

おいおい、どこまで行くんや。

まるで止まる気配がない。この激流、無理矢理止めようとしても水中糸が持たないだろう。走りながら竿を岸に向けて倒し、慎重に激流から引き剥がす。

やっと止まった、再び流芯に入られないように強引に寄せ、鮎タモに納まった。


見事な体躯の大鮎。過去に誰かの針から逃れたのか、背鰭が欠損し、大きな傷が残されていた。

もちろんこいつも囮として登板。しかし…大きすぎるのか、反応がない(^_^;)

小さい囮に替えて激流の芯に入れると…再び目印が遥か下流へと消えた。

こいつも良いサイズ、再び遥か下流まで引きずり降ろされる。

散々走り回って


こちらも良いサイズ。

これを囮に再び激流の芯にぶち込んでみたが…この後は反応はなく、時刻は18時半。ここでこの日の釣りを終了とした。

さて、後半戦の釣果は・・・


12尾。トータル34尾と数はまずまず…だが良型揃いで大満足な釣果となった。

【使用タックル】

竿/ダイワ・05銀影競技メガトルク早瀬抜100SD
天上糸/ダイワ・スペクトロンテーパー天上糸1号
水中糸/オーナー針・ザイト鮎ナイロン0.4号
目印/オーナー針・編み込み目印ミックス
仕掛け糸/ナイロン1号
ハナカン/がまかつ・頂上ハナカン7号
背針/カツイチ・マッスル背針4号
ハリス/フロロ2号
掛け針/がまかつ・要R7.5号→大鮎要8.5号

久しぶりのストロングスタイルで激流の釣りを楽しめた今回の釣行、不調が続くシーズンだったが最後に大満足の釣果となった。

また行きたい…がまた1日から仕事で愛媛県へと行かなければならない…おそらく今回が釣り納めになるだろう。

せっかく良い川を見つけたのに、これで釣り納めは悲しすぎる(´;ω;`)

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m










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金森 健太
アメゴの溪へ https://www.fimosw.com/u/okzc3oy8hi/e7jgd12i2kom5u 2025-08-06T20:25:00+09:00
さて皆様、お久しぶりです。

鮎シーズン最盛期…と言いたいところだが

今夏は愛媛県へ長期出張となってしまい、鮎釣りも清流鱸釣りも全く行けなくなってしまいました…

高知ならアカメ狙いに没頭できたのだが…情報収集の結果瀬戸内海側でアカメが釣れることは滅多にないのだとか。

で、2回ほど滞在先近くの川の河口へ鱸釣りに出てはみたのだが、ボラとチヌは大量にいるものの鱸の気配は皆無で撃沈(ノД`)…

しかし

現場(山の中)へ行く道中に見える溪が気になる。

蒼く澄んだ流れには、いかにも渓魚たちが泳いでいそうだ。

というわけで

休日、早速フライタックルを手にその溪へ。事前調査では、管理している漁協は無く放流履歴もないとのこと。もし渓魚がいるのなら、それらはこの溪の純粋な在来個体群である可能性が高い。

期待を込めて、各ポイントに丁寧に毛鉤を浮かべてみる。しかし…

たまに小さな泥バヤが出るだけで、渓魚からの反応は…ない。

溪はなかなかに急勾配で、落差のある落ち込みと淵が連続する渓相。滑りやすい岩盤帯も多く、遡行もなかなかにキツい…。

やがて滝にたどり着き、ここで一旦林道へ上がることに。

ここから更に上流へ向かい、500mほど歩いたあたりで再入渓。

淵の流芯の脇にアダムス・パラシュートを浮かべると、泥バヤとは明らかに違う魚影が水面を破った。

澄んだエメラルドグリーンの流れの中で煌めく銀影、アメゴだ。

その躍動を楽しみ、ランディングネットへ。
美しいパーマークを纏ったアメゴ、ようやくこの溪の渓魚と出逢えた。

アマゴと見た目は同じだが、本州のアマゴはグループEという遺伝系統であるのに対し、四国のアメゴはグループCという遺伝系統で、遺伝学上ではヤマトマスと呼ぶのだとか。

このアメゴがヤマトマスである確証はないが、無漁協河川の源流であることを踏まえて考えたら、その可能性は低くはないだろう。

また、本州からアマゴ(グループE)が移植され、交雑が進んでいる河川も少なくないようだ。

その美しい姿を写真に収め、そっとリリース。

更にその上の落差のある落ち込みの開きに毛鉤を浮かべると、大きく水面が破れた。フックアップ、これはいいサイズだ…!

しかし

……痛恨のフックアウトorz

そこから更に遡行して、段々の落ち込み。落ち込み脇の巻きにアプローチ、ゆっくり流れる毛鉤に、再び銀影が浮かぶ。



派手な朱点が気になる…そういうもんなのか?

そこからしばらくは反応を得られず、気がつけば時刻は16時になろうとしていた。どこか退渓できそうなところがあったらそこで辞めようと決め、遡行していくと、再び広い淵が現れる。

開きでは反応はなく、落ち込み脇の巻きにアプローチすると…再び水面が破れた。

蒼く澄んだ流れに煌めくパーマークは息をのむ美しさだ。


蒼い流れの中で育ったブルーバック、思わず見惚れてしまう。

その少し先で退渓できそうなところを見つけ、そこでこの日の釣りを終了とした。

蒼い流れの中で命を繋ぐアメゴたち、このアメゴたちがいつまでも生きていける環境が続くことを願ってやまない。

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m





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金森 健太