デスリバー奮闘記 https://www.fimosw.com/ 釣果情報・シーバス、メバル、イカ、チヌ、青物、ヒラメ、マゴチ...ソルトアングラー支援サイト、日本最大のWEB釣り大会『凄腕』、釣り動画fimoTVなど(会員登録無料) 長良川クリーン大作戦 https://www.fimosw.com/u/okzc3oy8hi/e7jgd12mmjw4ug 2024-04-22T17:50:00+09:00
こんにちは。

4月も終盤、ゴールデンウィークの遠征釣行の計画を立てている方も多いかと思います。

私はと言いますと・・・

…はい、GW期間中無休が確定しましたorz

では本題。

4月21日

東の空が光を放ち始める頃、長良川へと出発。20分ほど車を走らせ、長良川の目をつけていたポイントへ。

広大な瀬の瀬落ちを、Dコンタクト63で撃つ。

数投目、突如ロッドに確かな生命感。フックアップ、ロッドが弧を描き、ドラグが悲鳴を上げた。…が

すぐに、ヤツだとわかった。


長良川ではお馴染みのゲスト、ニゴイだ。

少し下流に下がり、リュウキ70S。

ややアップにアプローチ、ボトムに入れながら流して…

ドン

…またか(^^;;



リリースして、ツインクルスプーンNA8.5g。

アップにフルキャスト、ボトムタッチさせながらナチュラルドリフトでサーチ。

ドン

……もういいよお前は(; ̄ェ ̄)

結局ニゴイを5本キャッチ&リリースしたところで戦意喪失。時刻は8時、1時間だけ仮眠を取り、少し遅い朝食の後予定していた場所へ。

金華橋の下流のスロープから河川敷に降りると、既に車が20台ほど停められている。そう、この日は


クラブナガラマスさんが主催する「長良川クリーン大作戦」の日だ。長良川の釣り場環境と長良鱒の保全のため毎年開催されている清掃活動で、私は初の参加だ。

主催者のAさんに挨拶した後、燃えるゴミと燃えないゴミの袋を受け取り、10時からスタート。

ゴミ袋を手に、広大な河原を歩く。



「意外と綺麗やなぁ」

思ったよりゴミは少ない…しかし下流の忠節橋に近付くと

・ブルーシートの切れ端
・土木工事で使う大型土嚢袋
・コンビニやスーパーのビニール袋
・弁当やお惣菜のトレイ
・空き缶、ペットボトル
・自動車の部品
・農薬、肥料の袋
・調味料のパック
・釣り糸くず

などなど…

開始30分ほどで燃えないゴミの袋は満タン。10kgくらい?のゴミを回収することができた。

スタート地点に戻ると、他の参加者の皆さんも袋一杯のゴミを集めていた。



2tダンプの荷台が一杯…

回収したゴミは岐阜市の職員によって処分場へ運ばれました。

参加賞で配られたお茶で渇いた喉を潤し、この後は豪華賞品を賭けたじゃんけん大会。

ちなみに私は全敗しましたw

じゃんけん大会の後は長良鱒の生態を研究している研究者の皆様による長良鱒の生態や保全に関する発表等もあり、大変勉強になる時間でした。




(写真下)サンプル採取キット。釣れた長良鱒の鰭や鱗からDNAを採取し、頭部にある耳石からその長良鱒がどこで産まれたのか等を調べられるのだとか。

解散してからは、残ったメンバーで意見交換&サツキマス&鮎&アカメ談義。

私なりにも、意見をいくつか出すことができた。

・瀬張り漁がサツキマス稚魚の降下を阻害していること
・長良川でもブラウントラウトが増えていること
・下流域ではスモールマウスバスがかなり増えていること
・サツキマス稚魚が密漁されていること
・11月一杯河口堰を開門したら鮎とサツキマスの遡上回復が見込めるのではないか(この意見は他にも多数出ていたらしい)

私自身も、長良川の先輩方からいろいろな話を聞くことができた。

15時を過ぎたあたりから、ぽつりぽつりと雨が降り始めた。ここで全員解散となり、私は一人朝のポイントへ。

結果

ニゴイ3本。

…お後がよろしいようで(^_^;)

ここ最近ネガティブな話題が多い長良川だったが、長良川と長良鱒を守り続ける人々の熱い気持ちに触れ、前向きな気持ちになれた1日だった。自分もできることから始めなければ。

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m




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金森 健太
長良川へ釣行される皆様へ https://www.fimosw.com/u/okzc3oy8hi/e7jgd12gxhzm25 2024-04-15T20:54:00+09:00
さて、皆様いかがお過ごしでしょうか。

街角の桜も葉桜となり、日差しも強くなってきましたね。

今年も、長良川にサツキマスが遡上する季節になりました。長良川のサツキマスは「長良鱒」と呼ばれ、その希少さから多くのトラウトアングラーの憧れの的となっています。


2018年5月16日の釣果


今年も、この長良鱒を追って多くのアングラーさんが長良川を訪れるかと思います。そこで、長良川で釣りをされる皆様に私からのお願いがあります。


【外来魚駆除にご協力ください】

報道等でご存知かと思いますが、現在長良川ではラージマウスバス、スモールマウスバス、ブラウントラウト、ニジマスといった肉食性の外来魚が増加し、稚鮎やアマゴ、サツキマス稚魚への食害が深刻な問題となっています。

鮎の名川として知られる長良川、毎年全国から多くの鮎師が訪れ、その経済効果も非常に大きなものになっています。また鮎は岐阜県では貴重な水産、観光資源です。いつまでも、鮎とアマゴ、長良鱒が泳ぐ清流と流域に住む人たちの暮らしを守るためにも、もしラージマウスバス、スモールマウスバス、ブラウントラウト、ニジマスが釣れたら絶対にリリースしないでください。また、上記3魚種(ニジマス以外)を生きたまま持ち運ぶことは特定外来生物被害防止法により禁止されています。持ち出す際は必ず締めて、絶命したことを確認して持ち出してください。

また万一密放流を目撃したら車両ナンバーや特徴を控えすぐに警察に通報してください。


【必ず遊漁券を購入してください】
近年、漁業共同組合が管理する内水面において遊漁券を購入せずに釣りをする方が多く見られます。遊漁券無しでの釣りは密漁行為です。長良川の遊漁券は県内の釣具店、郡上漁協管内では一部コンビニエンスストアでも購入できます(日釣り券のみ)。入川前に必ず遊漁券を購入してください。

↓遊漁料一覧

長良川漁協(岐阜市)
日釣800円 年釣5000円
18歳以下無料

長良川中央漁協(関市〜美濃市)
日釣1000円 年釣3000円
18歳以下無料、年券購入時は証明写真をご用意ください

郡上漁協(郡上市)
日釣1500円 年釣6000円
25歳未満無料、年券購入時は証明写真をご用意ください

釣り場で漁場監視員から遊漁券を購入する場合は別途現場加算料が発生します。


【ゴミは必ず持ち帰ってください】
アウトドアブームが始まって以来、長良川でもゴミの不法投棄が非常に多く見られます。その中には糸くずやルアーのパッケージ、餌の空箱等釣り人が捨てたと思われるゴミも目立ちます。自分で出したゴミは自分で持ち帰る、人として当たり前のことです。ゴミが出たら必ず持ち帰って処分してください。


【車上荒らしにご注意ください】
昨年、一昨年と長良鱒狙いのアングラーさんの車が車上荒らしに遭い、財布や釣具を盗まれる被害が複数件発生しました。財布等貴重品は必ず持ち歩き、車に詰むタックルも必要最低限にする等、各自防犯対策をお願いします。また、不審な人や車を見かけたら警察へ通報をお願いします。


【迷惑駐車は絶対ダメ】
毎年、長良川では迷惑駐車によるトラブルが頻発しています。特に河川敷に降りるスロープ入口に車を停め、漁業者の方や国土交通省の職員の方が河川敷に入れなくなる事象が多く、漁協にも苦情が寄せられているようです。車は必ず他車の通行の妨げにならないところに停めてください。


【過度なウェーディングは避けてください】
毎年長良川では、鮎釣りや本流釣りの方が急流に流され命を落とす事故が発生しています。長良川は急流の瀬が連続する暴れ川です。無理なウェーディングや渡渉は避け、なるべくライフジャケットを着用しましょう。また、ゴム底の靴での川歩きは転倒の恐れがあり危険です。川を歩く際はフェルトソールまたはフェルトスパイクの靴を着用しましょう。


【釣り場ではできるだけ挨拶をしましょう】
釣り場で他のアングラーさんに会ったら、できるだけ挨拶をしましょう。お互い気持ち良く釣りをするためにも、挨拶と一緒に釣り上がりなのか釣り下りなのかを聞いておきましょう。また、長良鱒に限らず遡上鱒の釣りは情報が命と言われています。気軽に挨拶をすることで、もしかしたら耳より情報を得られるかもしれませんよ。


【友釣り専用区にご注意ください】
長良川では6月に入ると鮎釣りが解禁します(今年の解禁日は未発表)。長良川には友釣り専用区が設定され、鮎釣り解禁日以降は専用区では鮎の友釣り以外の釣りはできなくなります。入川前に友釣り専用区の場所を把握し、専用区では釣りをしないようにしましょう。

※解禁日、専用区の場所については各漁協HP等でご確認ください。
※長良川中央管内、郡上漁協管内では鮎ルアー釣りは禁止です。


【キャッチ&リリースにご協力ください】
長良鱒は長良川河口堰や水質悪化等の影響により個体数が激減し、非常に希少な魚です。釣れた長良鱒はできるだけリリースするようお願いします。また、もし脂鰭が切除された長良鱒が釣れたら所管の漁協へ報告をお願いします。


【川ではお静かに】
長良鱒ポイントの近くには民家も多く、深夜や早朝は寝ている人も多いため、騒音や大声での会話は控えてください。特に自動車のオーディオの音や社外マフラーの音は思っている以上に遠くまで響きます。騒音で近隣の人を起こしてしまわないようご注意ください。



さて、今年もアツい季節がやってきました。幻の魚、長良鱒をキャッチした感動は何事にも変えがたいものです。いつまでもこの釣りが楽しめる清流長良川を守るためにも、ルールとマナーを守って頑張りましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m












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金森 健太
闇磯メバリング https://www.fimosw.com/u/okzc3oy8hi/e7jgd12nj9hs7k 2024-04-08T20:38:00+09:00
さて、皆様お久しぶりです。

昨年秋頃からなかなか釣果に恵まれない日々が続き、ログにできる釣行がなかったのです。

一番歴の長い渓流ですら釣果を得られない日々…

そんな4月5日

この週は休み無しの予定だったが、6日が急遽休みになり、何処へ行こうかと迷っていると…ふとあることを思い出した。

それは数年前、磯ヒラ釣行で訪れたとある磯。その日はボウズだったのだが、何気なく覗いたタイドプールに信じられない光景が。

尺はありそうなメバルが数匹、悠々と泳いでいたのだ。その時はヒラスズキ用の大きめのプラグしか持っていなかったため釣ることはできなかった。

ヤツを狙ってみよう。

5日の仕事を終え、ささっと家事を済ませて北陸へ車を走らせた。

22時、とある漁港に到着。この漁港も大型メバルの実績がある。期待を込めてタックルをセットしてスタート。

ファットビーグルをスナップにセット、20mほど沖まで続く海藻の群生地をサーチ。

流れはほぼない。ルアーが沈み過ぎず、かつ泳ぎ出さないスピードを意識した超デッドスローで巻いていく…が、反応はない。

周辺をあらかたサーチして、次はコルセア50。

ファットビーグルより速め、しっかり泳ぐように巻いていくが…やはりノーバイト。

そして根掛かりロストorz

小一時間撃って暗闇にいくらか目が慣れてきたところで、いよいよ本命の磯へ移動。

こちらはやや波があり、タイドプールには小さなハゼやグレ、メバルの稚魚が見える。やはり北陸の海は豊かだ。


慎重に暗闇の中へと足を踏み入れる。昼間とは違い、夜間の磯はとにかく危険だ。通い慣れた場所ではあるが夜間に入るのは初めてで、いつも以上に神経を使わなければならない。

この日は月明かりさえも届かない闇夜。ヘッドライトの光と遥か沖に見えるイカ釣り漁船の光だけを頼りに歩き、ようやくポイントに辿り着いた。

そこそこ水深もあり、潮通しも良さそう。波の向きを読んでサラシが広がるピンを予測し、ファットビーグルをキャスト。サラシの中を漂うイメージでラインスラックだけを巻き取るように巻いていく。

数投して

件のサラシでは反応はなく、手前のシモリの際を通していくと…

プルプルっ

ディアルーナS86LSのソリッドティップが、確かな生命感を捉えた。フックアップ、小気味良い引きに思わず口角が上がる。

さてさて、ヒットした魚は…


かわいらしいサイズのガシラ。本命のメバルではないがボウズを回避できて一安心。

優しくリリース。

再び先程のサラシを撃つも反応はなく、数歩立ち位置を変えて次のピンを撃つ。だいぶ暗闇に目が慣れてきたのか、ある程度の地形と波の向きはわかるようになってきた。

並ぶシモリの間にアプローチ。僅かに広がるサラシにファットビーグルを落とし込んでいくと

ドン

先程のガシラとは明らかに違う重量感のあるバイト。フックアップ直後から強烈なダッシュで抵抗、なかなかのサイズだ…!

途中根(海藻?)に巻かれるシーンはあったものの、ドラグを締めて強引に寄せると、星明かりの水面が弾けた。

そっと引き抜きランディング。



26cm、なかなかの良型だ。

よし、これからだ。

…しかし、この後はノーバイト…

しばらく周辺を撃ってみたが反応は得られず、歩いて大きく移動。

ヘッドライトと沖のイカ釣り漁船の光を頼りに、真っ暗な海岸を歩く。時折山側も照らし、何もいないことを確認する。地磯では野生動物に出会すことも珍しくない。鹿やタヌキならいいが、熊や猪に遭遇してしまうと非常に危険だ。鈴の音も波音にかき消されてしまうため、こまめに周囲を照らして人間の存在をアピールしなければならない。

しばらく歩き、良さげなポイントに到着。早速良さげなピンを片っ端から撃っていくが…反応はない。

ふと時刻を確認すると、既に4時になろうとしていた。眠気も限界近くなり、心が折れ始める。

波を被らない小高いところに腰掛け、じっと漆黒の水平線を見つめる。

座ったまま、僅かに伸びたサラシにキャスト。ヒラスズキを狙う時と同じように、サラシから払い出されるベイトをイメージして漂わせてみると

ゴン

目が覚めるような強烈なバイト、半分寝ボケていたがしっかりとフッキング。こいつもいいサイズだ…!

少しずつ、ラインが引き出されていく。リーダーは4lb、あまり無理はできない。かと言って獲物に主導権を持たせてしまえば根に張り付かれてしまう。細糸を庇いながら慎重に寄せ、無事ランディング成功。



26.5cm、先程とあまり変わらないサイズではあるが、素晴らしいファイトを見せた1尾。

同じピンを撃つ。

サラシの中では反応はなく、ピックアップ寸前…

ガツン

うお!?

真っ直ぐだったティップが海面に突き刺さる。なかなかのサイズのようだが、隙を見てブチ抜く。


サイズダウンしたものの、貴重な追加点。

そして


連発。

しかし…この1尾を最後に、反応が途絶えてしまった。

やがて漆黒に染まっていた空が、白く光を放ち始めた。

完全に明るくなるまで周辺を撃ち、この日の釣りを終了とした。

【使用タックル】

ロッド/シマノ・23ディアルーナS86LS
リール/シマノ・23ストラディック2500SHG
ライン/DUEL・TX8 0.6号
リーダー/山豊テグス・耐摩耗ショックリーダー4lb
ヒットルアー/megabass・ファットビーグル

久しぶりのメバリングで、狙い通り良型のメバルをキャッチすることができた今回の釣行。密かに狙っていた尺メバルこそ出なかったものの、久しぶりに魚の引きを堪能できて満足でした。

※昼夜を問わず、磯での釣りは非常に危険です。釣行の際はライフジャケット、スパイクシューズ、ヘルメット等の安全装備を必ず着用してください。また、単独での釣行はなるべく避け、釣行前に家族や友人等に行き先と釣行計画、帰宅予定時刻を伝えておきましょう。Tシャツやサンダル等の軽装での釣行は自殺行為だと認識してください。近年、そういった軽装で磯に上がって海難事故に遭われる方が非常に多くなっています。自分の身は自分で守るよう心がけてください。

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m



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金森 健太