デスリバー奮闘記 https://www.fimosw.com/ 釣果情報・シーバス、メバル、イカ、チヌ、青物、ヒラメ、マゴチ...ソルトアングラー支援サイト、日本最大のWEB釣り大会『凄腕』、釣り動画fimoTVなど(会員登録無料) かつての銘竿と長良川 https://www.fimosw.com/u/okzc3oy8hi/e7jgd12oar9kie 2025-07-07T06:10:00+09:00
さて、暑いですね。

熱中症にならないよう、普段から水分と塩分補給を心掛けましょう。

さて、本題。


それは今からおよそ19年前。

当時の私は、激戦区である長良川中央で鮎釣りの修行をしていた頃。

単管パイプみたいな重いグラスの鮎竿を担いで、休みの度に長良川へと向かい原付を走らせていた。


その当時、ダイワから発売されたのが


銀影競技SF(下の写真左は銀影競技メガトルク)。当時の鮎竿としては画期的だったソリッド穂先を採用したモデル。

ラインのテンションをコントロールしやすく、急流でも囮を安定させやすい為瀬の釣りに革命をもたらした銘竿だ。

当時の価格で軽く30万円を超えていたと記憶している、当時16歳の私の収入でそんな高価な竿を買うことは到底不可能だった。

いつかはこんな竿を持ってみたい…まさに憧れの銘竿だった。

月日は流れ、今年6月。

近所の釣具店の中古コーナーを見ると

一際目立つ、真紅のブランク。これは…!

手に取り、伸ばしてみる。


軽い。

とても19年前の竿とは思えない。傷も全く無く、前オーナーが大切に使っていたのがわかった。

迷いはあったものの、気がつけばその竿を持ってレジへ向かっていた(笑)

新しい道具を買ったら使いたくなるのが釣り人の性。さて、どこへ行こうか。地元河川である根尾川は解禁から不調が続いているらしく、6月に根尾鱒狙いで釣行した時も鮎の姿が見えなかった。

どうしようかと迷って、当時修行に通っていた長良川中央へ行くことに。

7月6日、朝8時。

当時お世話になっていた美濃市の丸佐おとり店で囮鮎と日釣り券を購入。

早速ポイントへ向かい、川を見てみると無数の鮎がキラキラと輝いていた…が


小さい!!

見えている鮎は全て10cmにも満たない稚鮎サイズ…

あれ?今7月だよな?

まぁ流れの芯にデカい奴もおるやろ…と囮にハナカンを通し、流れに放った。


……

………釣れねえ(泣)

追いアタリすらない。やっと掛かったと思えば、とても囮にならない稚鮎サイズ…

流れの芯でも稚鮎が掛かる、これはあかん…

結局稚鮎サイズを5〜6尾掛けて正午を迎え一旦終了。

ポイントを移動し、昼食とお昼寝の後14時に再開。

チャラ瀬でキラキラしている稚鮎は無視して、水深のある瀬へ。囮が怪しい挙動を見せたピンでラインテンションを抜いてラインスラックを出してやると、爽快に目印がぶっ飛んだ。

瀬の中を縦横無尽に走り回る強烈な引きを楽しみ、冬に作った自作タモでキャッチ。


美しい海産系の鮎。やっとまともなサイズ…

ここからぽつりぽつりと掛かるようになり、気付けば17時。ここで瀬から上流の淵の開きから瀬の肩を泳がせで探ると
連発。

ここから夕マズメの入れ掛かりかと期待を寄せる…が

根掛かり救出、ハナカン抜け、仕掛け絡みとトラブル連続でグダグダの展開に…

19時、諦めがついて終了。

釣果は…


込まず21尾。数だけ見ればまずまず…だがその殆どが稚鮎サイズで、不完全燃焼な釣果となった。

【使用タックル】

竿/ダイワ・06銀影競技SF95
天上糸/ナイロン0.6号
水中糸/オーナー針・ザイト鮎ナイロン0.2号
ハナカン周り/がまかつ・頂上ハナカン仕掛け6号+カツイチ・ゴム背針4号
掛け針/がまかつ・セツナ7号3本錨

2月の豪雪の影響か鮎の生育が大幅に遅れている県内河川。しかし数は多いため、8月下旬〜9月は面白いかも?

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m




]]>
金森 健太
清流鱸を追って37 https://www.fimosw.com/u/okzc3oy8hi/e7jgd127cdg6io 2025-06-28T08:34:00+09:00
さて、お久しぶりです。

早くも梅雨明けが発表され、いよいよ夏。皆様普段から水分、塩分を補給して熱中症には充分お気をつけてお過ごしくださいね。

さて、久々の清流鱸シリーズです

浜松→御殿場→愛媛と出張続きで殆ど地元にいなかった6月。裏ハイシーズンと言われるこのタイミングで全く釣行することができなかった。

そして…やっと地元に帰り、自由な時間ができた27日

私が愛媛に行っている間、こちらではかなりの降雨量だったとか。通りかかった地元河川も、平水+60cmほど水位が上がっているのがわかった。

これ、今夜は出るんじゃない?

なんとなく、そんな気がした。

しかし…今までの経験上、こんな予感がしてもだいたいが裏切られる。今日は釣れそう…という期待を持ってフィールドに立っても、期待通りに釣れたことは殆どない。

釣りとはそういうものである。

とはいえ、また週明けからは出張でこの地を離れなければならない。

迷いながらも、河川敷に車を停めた。

ゲームベストを着て、タックルを…

……ない。

そうだった。出張前はまだ稚鮎パターン最盛期、小さなルアーしか使わないからとベイトタックルは自宅に置いたままだった。

まぁなんとかなるやろ…とMLのスピニングタックルを手に川へと降りた。

広い瀬落ちから続く淵、沈んでいるストラクチャーによってできるヨレと反転流にカゲロウ124Fを浮かべてみる。

水面には大量のベイトがいる。しかし…その殆どが10cmにも満たないマイクロベイトだ。ハヤ類の稚魚と稚鮎か、こいつを偏食してたら厄介だな、、、

しかもそのベイトが捕食者に追われるような挙動は…ない。

結局反応はなく上流へ。

淵の上流端、瀬落ち脇の反転流。先程のピンとは違いベイトの気配は薄いが、鱸がいれば一発で出る筈だ。

カゲロウを、反転流の中に漂わせる。


ドン

答えはすぐに出た。

フックアップ、奴が首を振る。デカい…!

二度三度首を振った後、激しいエラ洗いを見せる。エラ洗いを抑えると奴は流芯に向かって弾丸のように突っ走る。

ロッドはMLだがラインは1.5号+22lb、多少は無理が効く。ほぼ綱引き状態で無理矢理奴の疾走を止める…しかしそれでもセルテートのドラグは鳴り続ける…!

なんとか流芯に入られるのは回避し、ここから反撃開始。某社長ばりのショートポンピングで一気に距離を詰める。

姿が見えた。しかしまだ奴はエラ洗いを何度も繰り返して抵抗、掛かりは悪くない、焦らず奴が力尽きるのを待つ。

大人しくなったところでランディングネットを差し出す。

…デカくて入らないぞ。

なんとか頭からネットを被せるように入れてランディング成功。



80ジャスト、ギリギリではあるがランカーサイズ。

ちょっとズレてるけど(^^;;

ささっと計測と撮影を済ませて、流れの中へ。掛かりどころが悪く蘇生は厳しいかと思えたが、しばらくすると回復、無事に深淵の奥へと帰っていった。

そして、奴が吐き出したベイトが…


このサイズ…

よく124に食ってきたな(^^;;

この後車を停めた場所までMD98Fで撃ちながら折り返したが反応はなく、終了とした。

【使用タックル】

ロッド/ダイワ・lazy106ML
リール/ダイワ・19セルテートLT4000C
ライン/DUEL・hard core X8 1.5号
リーダー/VARIVAS・VEPショックリーダーナイロン22lb
スナップ/fishing fighters・鉄腕#0
ヒットルアー/megabass・カゲロウ124F(GGヒートイワシ)
フック/fimoフックMH#4

今年一本目からランカー(ギリギリだけど)と、幸先の良いスタートとなった今年の清流鱸ゲーム。今年は何本の清流鱸に出逢えるだろうか。…というか何回釣行できるだろうかorz

…しかし、MLでよく獲れたな(^^;;

※河川上流域で鱸釣りをする際は必ず入漁券を購入してください。また増水時の釣りは昼夜問わず非常に危険です。極力ウェーディングはせず、暑くても必ずライフジャケットを着用しましょう。






]]>
金森 健太