プロフィール

金森 健太

岐阜県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2025/5 >>

1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

検索

:

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:22
  • 昨日のアクセス:109
  • 総アクセス数:130926

QRコード

癒しの釣り旅(里川ヤマメ編)

  • ジャンル:釣行記
  • (渓流)

さてさて

一気に書き上げるつもりが少し時間が空いてしまいましたね。

というわけで、前回の続きです。



ヤマトイワナの溪を後に、先ずはとある温泉へ。溪歩きの疲れを癒し、いざ翌日の目的地へ。

目的地である道の駅に到着、車の座席を倒し薄い毛布に包まり朝を待った。

翌朝

コンビニで入漁券を購入し、いざヤマメの川へ。のどかな田園風景の中を流れる小さな里川で、昔はよくヤマメ釣りに訪れた川だ。

駐車スペースに車を停め、少し下流に歩いたところから入渓。

早速前日と同じフライタックルを手に、溪を歩く。代掻きのせいか少し濁りはあるものの釣りには影響はなさそうだ。風も下流から上流へ吹き上げる風で、これならストレスなくロッドを振れそうだ。

自作のクイルボディ・パラシュートを瀬脇のヨレに浮かべると、早速水面が破れた。

c9o5xu4wcj3w5ouz39pp_360_480-7de1ef5c.jpg
大きくはないが、美しいヤマメ。

もう1尾追加したところで、先程車を停めた場所にたどり着いた。

…あれ

私の車の少し上流に、別の車が停まっている。私がここに到着した時には、この車はなかった。

嫌な予感が。

堰堤下のフラットな淵、以前訪れた時はヤマメたちがライズを繰り返していたのだが…この日は魚影は見えない。

やられたか?

堰堤下を数投流したが予想通り反応はなく、川から農道に上がる。

停まっている車に視線を向けると、運転席にダイワのシートカバー。



はい、確定。

ただ、今回のケースだと後追いのつもりで入ったのかもしれないが…

でもこんな小さな里川、放流日でもないのにわざわざ後追いで入る人なんているんだろうか。

やられたらやり返す。

1km半ほど上流へ車を走らせ再入渓。ここから再び釣り上がる。

まだ水は冷たく、活性は低いかと思ったが…やはりライズは少ない。しかも先程まで下流から上流へ吹き上げる風だったのだが…この頃から何故か上流から下流へ吹き下ろす風に変わっていった。小さな毛鉤をアップに投げるフライフィッシングでは向かい風は致命的だ。

おい、どうなっとる?

期待度の低いポイントはスルーして、良さげなところを風が緩むのを待ってアプローチしていくと

zysdwvykisd6gc5u5zcu_360_480-114aef96.jpg
e9tvyneor5bdyznrhfzv_360_480-15e1262b.jpg
美しいヤマメが水面を破る。

しばらく釣り上がり、渓相はのどかな田園風景の里川から落差のある渓流らしい雰囲気に変わっていく。

そして…やや水深のある深瀬にたどり着いた。

数年前にここを訪れた時は絶えずライズがあり、良型が連発した思い出がある。

この日も流芯脇で何度も水面が破れる。早速流芯の流れに毛鉤を浮かべると

b58djjtspbbcebint3wg_360_480-5bad58b5.jpg
k4v5i9ynwbe9kpzfgtxs_360_480-c7d988b1.jpg
psr7rntmv6n7vnx7jju4_360_480-e6131fd1.jpg
鮮やかな色彩のヤマメとニッコウイワナが水面を破った。

反応は途絶え、ライズ待ちをしようかと思ったが…この先にはまだ良いポイントがある。足早にそのポイントへと遡行することに。

たどり着いたのは流れが対岸に寄った淵。期待通り開きでライズを繰り返す魚影を発見。しかし…どうやら捕食対象はフックサイズにして#22〜30ほどのユスリカとコカゲロウ、たまに#16ほどのカディスも舞うが…やはりヤマメたちはユスリカとコカゲロウを偏食しているようだ。

当然今まで投げていた#12のクイルボディ・パラシュートでは見向きもされない。フライボックスを開けると、#24くらいのサイズのミッジを発見。

早速投げてみると、すぐに水面が破れた。

澄んだ流れの中で煌めく銀鱗とパーマーク、やはり渓魚は美しい。

gdbh374exun4fk7gzi4w_360_480-ae78eaed.jpg
素晴らしい色彩の1尾。

この後連発となったが、あえなくフックアウトorz

そしてこの先は何故か魚影が消える。

首を傾げながら遡行していくと、溪沿いの林道を降りてくる1台の車が。

そういうことか。

というわけで退渓。車に戻ると、時刻は17時になろうとしていた。

釣果的にはまずまず、しかし…せっかくの釣り旅、どうせならイブニングのライズ狙いの釣りもしたい。

どうしようかと少し考え、この川の最下流部へと車を走らせた。

あのあたりなら、本流から差してきた大ヤマメがいるかもしれない。それに…あのあたりなら入る人もそうはいないだろう。


そこは…田園風景の中に商業施設と住宅が並ぶ、市街地との狭間のような場所。代掻きの濁りもあって良い雰囲気とは言いにくいが、大きめのメイフライやカディスが舞い、上流部よりほんの少しだけ季節が進んでいるように感じた。

早速クイルボディ・パラシュートを堰堤下の淵に浮かべると、すぐに水面が破れた。

水面を破ったのは、アブラハヤだった。

ハヤの猛攻を覚悟したが、次のアプローチで水面を破った魚影にはくっきりとパーマークが。

おチビちゃんではあったが、確かにヤマメはいる。

流れが淀んでいるポイントはハヤが溜まっている。堰堤を越え、流れが効いた瀬に毛鉤を浮かべると

7ogbiuwtxt8pei93kbzg_360_480-d1dc4e27.jpg
5j63njg9h7yzgbz9dt5v_360_480-ad6bf243.jpg
美しいヤマメが連発。

やがて空は色を変え始め、夕陽が山の稜線をくっきりと切り取っていた。

18時半、たくさんのヤマメたちに出逢えたことに満足して、釣りを終えた。


数年ぶりに訪れたこの溪、昔より魚影は薄くなった印象だが久しぶりに美形のヤマメたちと再開できた。連休が明けて落ち着いたら、またヤマメたちに会いに来よう。

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m

コメントを見る

金森 健太さんのあわせて読みたい関連釣りログ