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ようやく分かってきたこと

2011年、fimo外道部会長殿の勧めで、1年間で100本のシーバスを釣るという目標を立てた。シーバスフィッシングの経験が浅かったボクは、釣りがうまくなりたかった。「数を釣れば見えてくるものがある」という会長殿の言葉に共感し、その目標に向かって信じられないほどのペースで釣りに出かけた。ボクの東京湾奥での挑戦が始まった。

http://www.fimosw.com/u/kazu/CNgL4riPJChRWu

会長殿を含めてボクの周りにいる皆さん(特にヒロさん)のサポートと応援のおかげで、10月には目標を達成することができた。いくら感謝してもしきれない。

http://www.fimosw.com/u/kazu/cngk4rinh2gwag

最近よく考えることがある。あの100本は釣ったんじゃない、釣らせてもらったんだと。季節ごとにシーバスが居る場所に連れて行ってもらい、釣れるルアーを教えてもらい、教えられるままに投げていた。もちろん釣れた。

なんとなくシーバスフィッシングのことが分かったような気になり、分かったようなことを総括したブログをアップしたりもした。しかし、100本を達成した後、少しずつではあるが一人で東京湾奥で釣りをするたびに、実は何も分かっていなかったことに気付いてきた。あえて言えば、100本釣ったことで、「何も分かっていなかったこと」が分かったというところだろうか。

一人で釣りをすることが増えてから、ようやく100本釣った頃のことを冷静に振り返ることができるようになった。あの時どんな状況で、どんなルアーで、どんな攻め方をしたのか、ブログを読み返しながら思い出すようにした。

すると、ようやく見えてきたことがある。逆説的だが、結果的に100本釣ったことによるものだと思う。また、餌釣りでの考え方をシーバスフィッシングにも取り入れることができるようになったという効果も生まれた。。ただ、そこに至るまでに何年もかかってしまった。

さて、何が分かったのか。ほとんどの釣り人には自明のことだろうから、わざわざ書くのは恥ずかしいし、未熟であることは重々承知の上だが、とりあえず現時点での自分の頭を整理するためにも、恥を忍んで記してみようと思う。

分かったことというのは、魚は変化があるところに着くということだ。なぜ気づいたかというと、魚からの反応がないとイライラして、他に釣れる方法はないものかと考えるようになったからだ(せっかちなのも悪いことばかりではない 笑)。

「100本」を振り返ったことで、釣り場を丁寧に観察するようになった。あの時魚から反応があったところを意識的に攻めてみるようになった。。結果、以前より「狙って」魚を出せるようになった。このことが分かってからは、変化がない(と思われる)オープンエリアで回遊でも待ちながら漫然とルアーを投げるようなことはなくなった。

さて、ボクが気付いた変化というものを思いつくままに挙げてみると、主に次のようなものだろうと思う。ただし、変化とは一つの要素だけで構成されるとは限らず、幾つかの要素が複合して生まれるものであることをあらかじめ付け加えておきたい。

ベイト
人工構造物
光と影
地形
流れ
水の色
水深
などなど。

(なお、上記の変化とは異なるが、ルアーによって水の動きに「変化」(波動)を生み出すこともできる)

一人で釣りに行くとき、季節ごとに、これらの変化というピースをパズルを解くように組み合わせていくようになってきた。

まずはベイトの存在を見極める。バチ、アミ、ハク、イワシ、イナッコ、サッパ、ハゼ、カニ、エビなどなど。これらの種類によって、魚の出方を観察する。

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やみくもに漫然とルアーを投げることなく、ライズが出ないかどうか水面をじっと眺める。ライズがあれば、その水面の変化に合わせてルアーを投じればよい。ベイトの種類によってライズの出方が変わってくる。その違いに応じてルアーの選択も変わってくる。ここでもパズルを解くような発想が必要だ。

例えばアミライズ。以前会長殿に「アミが出ている時は水面直下をデッドスローで引けるルアーを選ぶべし」と教わったことがある。その時は意味がサッパリ分からなかった。

ところが、ある夏の運河でのこと。アミがびっしりと溜まっている場所があった。そこでシーバスが盛んにライズを繰り返すというシーンに出くわした。その時のシーバスは、水面を割ることなく水面に柔らかな波紋だけを残してアミを捕食していた。この時に初めて会長殿の教えを理解した。

この後、あれほど手を焼いていたアミライズに少しずつ対応できるようになったし、アミライズを打つことに楽しみを感じるようになった。ボクの場合、ワンダーの水面直下デッドスローが相性が良いように思う。

ちなみに、アミライズを打っていると、こんな魚が釣れることもある(笑)fimo外道部員としては、この上ない悦びである。

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また、この魚↓は、ハクにライズしていたシーバスをビーフリーズの表層引き(ロッドを高く掲げてリトリーブ&トゥイッチ)で仕留めたものだ。

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このように、ベイトの種類によってルアーの選択や攻め方が変わることは言うまでもない。

では、ライズがない時はどうするか。やはり水面をしっかり観察することには変わりはない。何かしら変化がないか、変化を生み出すようなものはないかを見極める必要がある。

人工構造物や光がある場合は分かりやすい。台船だったり、護岸だったり、橋脚だったり、柱だったり、ヨレだったり、明暗だったり。そこを丁寧に攻めれば比較的答えは出やすい。もちろんそこを正確に攻められるだけの技術が必要なのは言うまでもない。さもなくば、ボクのように夥しい数のルアーを壊すことになるし、あっという間に魚をスレさせてしまう。

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しかし、人工構造物がない場合は難しい。目には見えない(又は見えにくい)自然の地形変化を把握しなければならないからだ。それは、カケアガリだったり瀬だったり根だったり。サーフのように砂の掘れ具合や波の立ち具合・崩れ具合があれば視覚的に大きなヒントになるが、多くの場合、目で見ることができるとは限らない。

そうした地形を把握するために、凄い人達がどんなことをしているか紹介しよう。ある人は1メートルずつ横に移動しながらナス型重りを投げた。ある人は水中に潜った。またある人は人がいない真夜中の干潮時に強力なライトを使って川面を照らした。こうした努力をした人達は、他の誰にも真似できない釣果を叩き出している。

こうした自然の地形という変化が分かれば、他の人が攻めきれないポイントを攻めることができるし、他の人が獲れない魚を獲ることができる。

ボクにはそこまでの根気はないし、努力を続ける根性もないので、攻める選択肢がボトムしかないという判断に至ってから、根掛かり覚悟でルアーを通して地形の変化を把握するようにしている。

こうして、目の前に現れる(又は現れない)変化を把握して魚の着き場をイメージし、攻め方を当てはめていく。魚との距離を詰める最善の方法だろうし、釣果にも繋がりやすいので、喜びにも触れやすい。充実感も増すはずだ。

そして、目に見えにくい変化の中で最も重要かもしれないものが、水の流れである。川の流れ自体かもしれないし、潮の干満によるものかもしれないし、地形によるものかもしれない。潮目やヨレを除けば、目で見ることは容易くない。

(潮目)
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そこで実際にルアーを通して流れの強弱やその範囲を探っていく。魚は、流心に着くこともあれば、流れが変化する境目で流されてくるベイトを待ち構えていることもあるだろう。ルアーから感じられる変化を読み取り、それに応じて攻め方を当てはめればいい。

ちなみにボクは、流れが変化する境目でルアーが姿勢を崩す感触がとても好きだ。今までに比較的良い思いをしてきたことが多いのも大きな理由であるが、手元に伝わる感触から、「来るぞ、来るぞ」と感じながらリトリーブして実際にヒットすると、狙い通りのラインを通せていたことに満足し、「してやったり」とニンマリできるからである。

最後に触れておきたいのは、ルアーを動かすことによって起こす水の動きという「変化」(波動)のことである。流れがしっかり効いている時にはルアーをあまり動かす必要はなく(アクションの小さいルアーを選択する)、流れが効いていない時は、積極的にルアーを動かす必要がある(大きく泳ぐルアーを選択する)と教わったことがある。これを聞いた時もあまり意味が分からなかった。

ある時、橋脚と明暗が絡むポイントで仲間と釣りをしていた時、流れがしっかり効いている時は、スーサンなどを「置いて流す」ような静かな釣りで、みんな釣果を上げていたが、流れが弱くなったとたんにバイトがなくなった。上述の教えを思い出したボクは、ウォブリングの強いビーフリーズを選択して明暗の境目でトゥイッチを入れ、2〜3本連続して釣ったことがある。そのうちの1本がこれだ。

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この経験だけで全てを一般化することはできないとは思うがヒントにはなると思う。流れが効いている時には、それだけで魚の活性が上がりやすい。正直なところ、理由はよく分かっていないが、ベイトが流されてきやすいことと関係があるのかもしれない。

一方、流れが弱くなった時には、ベイトが流されにくくなって魚の活性が下がるのかもしれない。そこで、ルアーの力を借りて、水の動きという「変化」(人為的な流れ)を作り出して魚の活性を上げてやるということなのだろうと考えている。自分から仕掛けていくという意味で刺激があって、ボクの好きなスタイルである。

色々と述べてきたが、会長殿のバチプレイ(バチを捕食するシーバスのライズの中心を寸分違わず正確に打って釣果をあげる釣り)を目の当たりにした影響もあって、東京湾奥の釣りの中では、ボクはライズ打ちが一番好きだ。水面の変化が文字どおり手に取るように分かるし、ライズの出方によって使うルアーと攻め方等の「ピース」の組み合わせの妙がたまらない。

ある時は水面を激しく割るライズだったり、水面に波紋を残すだけのものもある。港湾のように比較的流れの緩い場所と河川のような流れの速い場所とでは、ルアーの着水点を変えなければならない。そのあたりを見極めながらルアーを投じ、うまくはまった時の喜びはこの上ない。また、やみくもにルアーを投げないで水面をじっと眺め、観察し続けるという「待たされる時間」もまた、たまらないのだ。

こうした考え方が、エサ釣りを含め、サーフや磯での釣りにも大いに生きている。もちろん、ボクのルアーに反応させられない時は多々あるが、以前よりは高い確率で魚を出せるようになった気がする。

仲間に釣らせてもらった100本のおかげで、今のボクの釣りがある。そんな思いを強くしている今日この頃なのである。

http://www.fimosw.com/u/kazu/cngk4rie7syabt






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