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▼ 間違いだらけの釣り英語 2 「地形の変化」編 【追記あり】
- ジャンル:日記/一般
- (間違いだらけの釣り英語)
以前、『間違いだらけの釣り英語』と題してログをアップしたところ、村岡昌憲さんがFacebookでシェアしてくださったり、fimoニュースで取り上げていただいたこともあり、予想をはるかに上回る反響がありました。
http://www.fimosw.com/u/kazu/cngk4ri967czu2
「おそるおそるアップした」というのが本音ですが、調べた甲斐があったというか、望外の喜びでした。
そこで、懲りることなく第二弾を書いてみました。今回は、ボク達が釣りをする上で避けては通れない地形や構造物などによる「変化」に関する英語をまとめてみました。
ボク自身が迷いながら使っていた用語もあり、とても勉強になりました。
ご笑覧いただければ幸いです。また、ボクの誤解や誤りがありましたら、是非ご指摘いただければと思います。
目次
1 ブレイク
2 ブレイクライン
3 ストラクチャー
1 ブレイク(break(s))
(1)経緯
エサ釣りでは決して使わないこの用語。ルアーフィッシングを始めるまで知りませんでした。
周りの人がブレイクという言葉を使っているのを聞いているうちに、おそらく「カケアガリ」という意味なのだろうと漠然と思っていましたし、ボク自身もそのように使っていました。
ある時、ブレイクという言葉の本当の意味がどうしても気になったので、手持ちの辞書で色々と調べてみましたが、カケアガリという意味、または、それに近い意味は全く見つかりませんでした。
(2)正確な意味
そこで、ネットであれこれ調べているうちに、概ねコンセンサスと思われる意味が見つかりました。
それが、「水底にある物体」という釣り用語でした。水底にあるものなら、それが自然界に由来するものであれ、人工的に沈められたものであれ、全て「ブレイク」という意味で使われています。
ボク達は、「ブレイク」という言葉を、英語的には完全に誤った意味で使っていたのです。
(3)広義の「ブレイク」
一方で、広い意味では、「ストラクチャー」と同義に使われている例もありました。「物体」という意味から派生しているものと思われます。
(4)注意点
ちなみに、「ストラクチャー」という言葉は、「障害物」という意味合いで使われることが多いのですが、これは必ずしも正確な意味ではありません。この点については後述します。
2 ブレイクライン(break line)
(1)経緯
「ブレイク」の意味が気になれば、必然的に「ブレイクライン」の意味も当然気になります。
ボク達は、「ブレイクライン」という言葉を、カケアガリの角(エッジ edgeの部分)を結んだ線」という意味で使っているケースがほとんどです。もし、「ブレイク」が「カケアガリ」という意味だとすれば、「ブレイクライン」の意味はこれで間違っていません。
そこで詳しく調べてみると、意外な事実が明らかになりました。
(2)正確な意味
① 「ブレイクライン」の正確な意味は、「水底の起伏線」です。魚群探知機が映し出す海底の起伏をイメージしてください。あれがまさに「ブレイクライン」なのです。したがって、「ブレイクライン」こそが、ボク達が「ブレイク」と呼んでいるものであり、「カケアガリ」や「カケサガリ」を指すのです(正確な意味の中に「カケサガリ」が含まれる点に注意が必要です)。
(ブレイクライン)
また、「水草、海藻、影、水の色などが作る水面下の明確な変化」が「ブレイクライン」という意味で使われることもあるようです。「線」という点が意識されての意味かもしれませんが、細かいところは調べきれませんでした。
この意味から派生すれば、磯釣りに欠かせないサラシも「ブレイクライン」に含めても良さそうな気がします(裏は取取っていないので、単なる推測です)。岩に当たって砕ける波のことを「breaker」と呼び、サラシもこれに該当するのだろうと思います。
(サラシ)
ちなみに、影が作る「ブレイクライン」のことは「shade line」といいます。ボク達がよく使う「明暗」という言葉に当てはまるのだろうと思います。
(明暗)
② では、ボク達が使っている「ブレイクライン」は、正確には英語で何と言うべきか。それは「drop off」(ドロップオフ)です。これは、「水深が急激に深くなる場所のブレイクライン(カケアガリの角の部分)」という意味です。
(ドロップオフ)
しかし、「ドロップオフ」も定義的には「ブレイクライン」の一部なので、単に「ブレイクライン」と呼んでいるケースもありました。
以上のことを踏まえると、結局のところ、ボク達が「カケアガリの角の部分を結んだ線」という意味で使っていた「ブレイクライン」という言葉は、意外にも、回り回って、必ずしも英語的には間違っていないことが判明したのです。
3 ストラクチャー(structure )
(1)正確な意味
①一般的な意味
「ストラクチャー」という言葉は、一般的には、水の中に有る無しに関係なく、「建造物」や「構造物」を指します。
②釣り用語としての意味
一方、釣り用語としては、「周囲と明らかに異なる水底の特徴」という意味で使われます。したがって、砂地にあるヨブやクレーター(シロギスやカレイが溜まりやすい場所)のような水底の変化も「ストラクチャー」に含まれ得るということになります。
このような変化でさえ「ストラクチャー」の一つであると理解している人は、ボクを含めて殆どいないのではないでしょうか。
水底の特徴の中でも、特にそれが物体の場合は、上述のとおり「ブレイク break(s)」と呼びますが、「水底にある構造物」という意味から、広義の「ストラクチャー」でもあります。
これに①の一般的な意味も加わって、水底だけでなく、水上に出ている物体も含めて「ストラクチャー」と呼んでいるというのが概ねコンセンサスだろうと思います。だとすれば、ボク達が普段使っている「ストラクチャー」の意味は、英語的に当たらずとも遠からじといったところでしょう。
③なお、「ストラクチャー」は、広義では「障害物」という意味もありますが、正確には、単に「物体」という意味であることに注意が必要です。なぜならば、釣り人にとっては「障害物」であっても、魚にとっては「障害物」ではなく「棲家」だからです。
(2)ストラクチャーの種類
ストラクチャーには、素材(material )別に分けると「natural-material structure」(天然素材)と「man-made(artificial)-material structure 」(人工物)の二つがあります。
ボク達のイメージでは、人工物を「ストラクチャー」と呼ぶケースが多いのですが、正確には、天然・人工の両方を指すのです。
根掛かりの原因が人工物だけに限らないことを考えれば、天然素材の物が「ストラクチャー」に含まれることは容易に想像がつきそうですが、そういう認識を持っている人は多くはいないのではないでしょうか。
①天然素材 natural(-material) structure
アマモなどの水草、海藻や、倒れ木、沈み木、沈み根が代表例です。千葉県の富津岬でウェーディング(「浅瀬を歩く」という正しい英語)をする人達には、アマモが「ストラクチャー」であることはイメージしやすいと思います。
(アマモ)
(倒れ木)
(沈み根)
ちなみに、外国では、不要になったクリスマスツリーを湖に沈めることもあるようです。クリスマスツリーは、天然素材ですが、人為的に沈められたものなので、man-placed structure(人工的に設置された物体)として区別されます。
(クリスマスツリー)
②人工物 man-made (artificial)(-material )structure
あるプロが雑誌でこの言葉を使っている記事を読んだ時、「わざわざ「マンメイド」なんて面倒な言い方をしなくても、「人工」でいいだろうし、そもそも「man-made」って釣り英語で使うの??と思っていましたが、ボクが調べた範囲ではごくごく普通に「man-made」という言葉が使われていました。
それはさておき、人工物の代表例は、防波堤(breakwater)(サラシの「breaker」と混同しないよう注意が必要です)、堤防、突堤、桟橋、橋脚、テトラポッド(ポットではなくてポッド)、捨石などがあります。パヤオもそうですね。
クリスマスツリーの代わりに沈める物が木の形をしていても、人工素材で作られたものであれば「man-made(-material) structure」となります。
また、捨石の場合、天然の石を使う場合は「natural(-material) structure」ですが、人為的に設置するので、「man-placed structure 」となります。
以上、今回は「変化」に関する釣り英語について考察してみました。全くの誤用もあれば、意外に間違ってなかったものもあり、とても楽しい調べ物でした。
色々書きましたが、実は、「ルアーフィッシングは外来の釣りなので、英語由来の言葉が多いのは仕方がない。英語的には誤りかもしれないけど、日本の釣り文化に合わせてカタカナ英語が生まれたのであれば、それはそれでありなのかも」という思いが芽生えていることも事実です。
ただ、いつか外国で釣りをすることもあるだろうから、正しい釣り英語を身につけておきたいと思っています。
また折を見て、違うテーマで書いてみようと思います。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
(写真は全てネット上から拝借しました。)
【追記】
「drop off(ドロップオフ)」とブレイクラインについて、別の解釈もあることが分かりましたのでお知らせします。
まずは「ドロップオフ」について。
ボク達が通常「カケアガリ」という意味で使っている「ブレイク」のことを「ドロップオフ」と呼びます。これは狭義の「ブレイクライン」で、「カケサガリ」は含まれません。この意味の場合、ドロップオフは「点」ではなく、「ブレイクライン(水底の起伏線)」のうち、急に深くなっている場所」という「線」で捉えています。
次に「ブレイクライン」について。
広義のブレイクラインは、上述の通り「水底の起伏線」を指しますが、狭義のブレイクラインでは、ボク達が普段使っているものと同じ意味、つまり、カケアガリのエッジ(点)を繋いだ「線」という意味で使われています。
以上、追記でした。
- 2018年2月26日
- コメント(2)
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