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▼ ロッドの値段って
- ジャンル:日記/一般
- (釣り道具)
大体ハイエンドのロッドの値段って各社横並び。
バスロッドでしたら4-5万ってとこでしょうか。
高いところでも8万位。
ジギングロッドも近海で使うような奴はやっぱり4-5万で結構いい物が買える。
値段の多寡はおいておいて、気になるのが
価格帯が、横並び
っていうこと。
これくらいなら買ってもらえる。
とかではなく、世の中大小を問わず色んな業種のメーカーがロッドを出しているのに関わらず、出来上がったロッドは大体同じ値段。
何が言いたいのかっていうと、シマノやダイワと言った材料、デザイン、生産、流通といった全てのプロセスが自社で完結できるメーカーと、デザインだかーとか、生産だけー、といった零細のロッドメーカーで大して値段が変わらないのは不思議で仕方がない。
マージンというものがあるので、人に頼むプロセスが増えるほど品物の値段に返って来るはず…
どこで調整してるんでしょうか。
零細の人達は水を飲んで泣く泣く薄利で売ってるんでしょうか。
巨大企業は浮いたマージンの分だけ懐に入っていってるんでしょうか。
非難を恐れず過激な言い方をすれば、誰かがアコギな商売をしているとしか思えない。
人知れず経営努力をしているとして、それをわかる形で提示して貰わないと、買う側としては釈然としない。古今東西そんな裏事情をつまびらかにして商売している業種なんて聞いたことないですが、もし教えてくれるなら、とても嬉しい。
少なくとも自分なら正直に商売しているメーカーのアイテムを買いたいので。
ロッドビルダーの端くれとして、とても気になるのは各社がどこのどんなブランクスを使っているか。
値段は?材質は?流通経路は?
どのメーカーに聞いても使ってるブランクスを教えてくれません。
業界の人にそれとなく聞いてみるんですけど教えてくれた試しがないです。
秘中の秘なんでしょうね。
ロッドビルダーとしては好みのロッドがあったとして、ブランクスさえわかれば後は自分で好きにビルドするし、ってところなんですが。
多少割高でもいいので、ブランクスだけ別売りしてくれないかなとつよく思います。
ちょっと話が逸れましたが、ロッドの材料費や、流通費用、広告料、人件費etc
ってどうなってるんでしょうか。
自分は釣り業界の人間ではないし、しがないサービス業なので物流の仕組みはわかりません。
ので、あくまでネットで見聞きした知識を総合したざっくりとした予測です。
自社窯を持ち、全てのプロセスを一貫して自社で完結できるメーカーがリリースした定価50000円のロッドがあるとします。(店頭価格が45000円ぐらいでしょうか)
釣具屋さんは大体定価の7割で問屋から卸してもらうとして、
問屋価格は35000円。この段階で店の取り分は10000円で、定価の2割。
問屋はメーカーから品物を買い上げる際に、どれだけの利益を見込むかがさっぱりわかりませんが、小売りの同じか、やや少ない取り分ではと予想。とりあえず小売りの取り分と同じ2割10000円を引いて、25000円がメーカーからの買い上げ値段。
(小売りは品物が売れなかった時のリスクが問屋より高いため、実際はその分問屋の方が利益率は低いんじゃないかなと予想)
メーカーはこの25000円(定価の5割)のうち、やっぱり2割10000円ぐらいの取り分を引いた場合、
材料費などなどの諸経費に使えるのは15000円(定価の3割)
経費とは、大まかに材料費、人件費、輸送費ってところでしょうか。
ロッドの材料は
ブランクス、リールシート、ガイド、グリップ、カラーパーツ、コーティング、塗装。
パーツ類は自社で大量生産したり、大量発注すればかなり安くできると思われる。
ガイドだけはフジ社でないと見向きもしない層がいるのでガイドだけは大量発注で安くあげるしかない。
コーティングと塗装に関しては、凝れば凝るほど時間が掛かるので、その分人件費が掛かるが、ここをサボると一気にみすぼらしくなるので海外などで安い人件費に頼る。
材料費だけでみたら、10000円分くらいでしょうか…
さて、メーカーがパーツをどれくらいの値段で買ってるのかは本当に想像もつきませんが、
例えば流通している定価の3割程度で買ってるとして、イメージとしては我々が3万円くらいで揃える材料が、定価5万円のロッド相当といえる…?
15000円位のブランクスにチタンのガイド10000円、グリップ周り5000円…
カラーパーツ類を買い込めばすぐに脚が出ます。
実際はもっと安くでパーツを仕入れているか、各社の取り分がもっと少ないかですね。
仮定につぐ仮定で、もはや真実味は限りなく低いですが、そこまで大きく外れてはいないんじゃなかろうかと思っていたり。
で、更にこれが自社でブランクス供給のない、工場がないメーカーだと、さらにマージンが発生するわけです。
15000円で、出来上がったロッドを買い上げるとして、ロッドを実際に作ったメーカーがどれだけ取り分を取るか。あんまり取り分が少なければ馬鹿らしくてだれもOMEなんて引き受けないでしょう。
1割要求すれば、必要経費は10000円
2割要求すれば必要経費は5000円
自社窯が無かったり、大メーカーとつよいパイプのないメーカーや、企画だけ、プロデュースだけのメーカーの商品が割高になるんじゃないの?
っていうのが正直なところです。
冒頭にも言いましたが、同じ定価であってもメーカーの業種や規模によって値段の意味合いがまったく変わってくるのではないかと言うこと。
ただこれは別に大きいメーカの方が割りがいいとか、小さいメーカーが材料費ケチっていると断言するものでは決してないです。
デカイメーカーが、同じ原価でもマージンで浮いた分をがっぽり懐に入れているだけかも知れませんし。
そこは一介の一般人には伺い知ることも出来ない部分ですから。
バスロッドでしたら4-5万ってとこでしょうか。
高いところでも8万位。
ジギングロッドも近海で使うような奴はやっぱり4-5万で結構いい物が買える。
値段の多寡はおいておいて、気になるのが
価格帯が、横並び
っていうこと。
これくらいなら買ってもらえる。
とかではなく、世の中大小を問わず色んな業種のメーカーがロッドを出しているのに関わらず、出来上がったロッドは大体同じ値段。
何が言いたいのかっていうと、シマノやダイワと言った材料、デザイン、生産、流通といった全てのプロセスが自社で完結できるメーカーと、デザインだかーとか、生産だけー、といった零細のロッドメーカーで大して値段が変わらないのは不思議で仕方がない。
マージンというものがあるので、人に頼むプロセスが増えるほど品物の値段に返って来るはず…
どこで調整してるんでしょうか。
零細の人達は水を飲んで泣く泣く薄利で売ってるんでしょうか。
巨大企業は浮いたマージンの分だけ懐に入っていってるんでしょうか。
非難を恐れず過激な言い方をすれば、誰かがアコギな商売をしているとしか思えない。
人知れず経営努力をしているとして、それをわかる形で提示して貰わないと、買う側としては釈然としない。古今東西そんな裏事情をつまびらかにして商売している業種なんて聞いたことないですが、もし教えてくれるなら、とても嬉しい。
少なくとも自分なら正直に商売しているメーカーのアイテムを買いたいので。
ロッドビルダーの端くれとして、とても気になるのは各社がどこのどんなブランクスを使っているか。
値段は?材質は?流通経路は?
どのメーカーに聞いても使ってるブランクスを教えてくれません。
業界の人にそれとなく聞いてみるんですけど教えてくれた試しがないです。
秘中の秘なんでしょうね。
ロッドビルダーとしては好みのロッドがあったとして、ブランクスさえわかれば後は自分で好きにビルドするし、ってところなんですが。
多少割高でもいいので、ブランクスだけ別売りしてくれないかなとつよく思います。
ちょっと話が逸れましたが、ロッドの材料費や、流通費用、広告料、人件費etc
ってどうなってるんでしょうか。
自分は釣り業界の人間ではないし、しがないサービス業なので物流の仕組みはわかりません。
ので、あくまでネットで見聞きした知識を総合したざっくりとした予測です。
自社窯を持ち、全てのプロセスを一貫して自社で完結できるメーカーがリリースした定価50000円のロッドがあるとします。(店頭価格が45000円ぐらいでしょうか)
釣具屋さんは大体定価の7割で問屋から卸してもらうとして、
問屋価格は35000円。この段階で店の取り分は10000円で、定価の2割。
問屋はメーカーから品物を買い上げる際に、どれだけの利益を見込むかがさっぱりわかりませんが、小売りの同じか、やや少ない取り分ではと予想。とりあえず小売りの取り分と同じ2割10000円を引いて、25000円がメーカーからの買い上げ値段。
(小売りは品物が売れなかった時のリスクが問屋より高いため、実際はその分問屋の方が利益率は低いんじゃないかなと予想)
メーカーはこの25000円(定価の5割)のうち、やっぱり2割10000円ぐらいの取り分を引いた場合、
材料費などなどの諸経費に使えるのは15000円(定価の3割)
経費とは、大まかに材料費、人件費、輸送費ってところでしょうか。
ロッドの材料は
ブランクス、リールシート、ガイド、グリップ、カラーパーツ、コーティング、塗装。
パーツ類は自社で大量生産したり、大量発注すればかなり安くできると思われる。
ガイドだけはフジ社でないと見向きもしない層がいるのでガイドだけは大量発注で安くあげるしかない。
コーティングと塗装に関しては、凝れば凝るほど時間が掛かるので、その分人件費が掛かるが、ここをサボると一気にみすぼらしくなるので海外などで安い人件費に頼る。
材料費だけでみたら、10000円分くらいでしょうか…
さて、メーカーがパーツをどれくらいの値段で買ってるのかは本当に想像もつきませんが、
例えば流通している定価の3割程度で買ってるとして、イメージとしては我々が3万円くらいで揃える材料が、定価5万円のロッド相当といえる…?
15000円位のブランクスにチタンのガイド10000円、グリップ周り5000円…
カラーパーツ類を買い込めばすぐに脚が出ます。
実際はもっと安くでパーツを仕入れているか、各社の取り分がもっと少ないかですね。
仮定につぐ仮定で、もはや真実味は限りなく低いですが、そこまで大きく外れてはいないんじゃなかろうかと思っていたり。
で、更にこれが自社でブランクス供給のない、工場がないメーカーだと、さらにマージンが発生するわけです。
15000円で、出来上がったロッドを買い上げるとして、ロッドを実際に作ったメーカーがどれだけ取り分を取るか。あんまり取り分が少なければ馬鹿らしくてだれもOMEなんて引き受けないでしょう。
1割要求すれば、必要経費は10000円
2割要求すれば必要経費は5000円
自社窯が無かったり、大メーカーとつよいパイプのないメーカーや、企画だけ、プロデュースだけのメーカーの商品が割高になるんじゃないの?
っていうのが正直なところです。
冒頭にも言いましたが、同じ定価であってもメーカーの業種や規模によって値段の意味合いがまったく変わってくるのではないかと言うこと。
ただこれは別に大きいメーカの方が割りがいいとか、小さいメーカーが材料費ケチっていると断言するものでは決してないです。
デカイメーカーが、同じ原価でもマージンで浮いた分をがっぽり懐に入れているだけかも知れませんし。
そこは一介の一般人には伺い知ることも出来ない部分ですから。
- 2017年10月13日
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