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▼ 大森製作所 ダイアモンドキング2の話
大森製作所最後のリール。

1991年発売。
91年となると韓国大森製作所が稼働しているはずですが、このダイアモンドキングはジャパン製らしいです。
個人的に大森製作所凋落の象徴だと思っているワンタッチハンドル。
take先生も指摘されているように、このワンタッチハンドルは百害あって一利なしのダメ機構です。
大して省スペースにならん上に使っていくうちにすぐガタが出る。
本当にダメです。
音が出るドラグノブとか気の利いたギミックもある。
ドラグはこんな感じ。
フェルト3枚の多層ディスクドラグ。
ドラグ性能は悪く無いです。
しかし、下位機種のタックルシルバーでも同じドラグだし、ドラグ音はちゃちい。
一応このダイアモンドキングって当時のフラッグシップモデルなんだけど、ぶっちゃけ特別感はない。
ハンドル軸はまさかの金ピカ。
真鍮?
なにかのメッキ?
よくわからん。
そもそも供回り式ってどう言うことか…
明らかに退化しとるやないかい…
ラインローラーも大森伝統のルーロンスリーブを捨てて軸にラインローラー直受けです。
この個体も錆と塩でごりごり。
根気強く磨いて実用レベルにまで持ち直しました。
ダイワから技術供与でも受けたのか?
実にダイワっぽい作りをしています。
これは大森お得意のサイレントスプリングです。
これは針金型ですが、
マイコンなどではサイレントカムといわれる樹脂製のパーツでした。
画像ではボディの中に入って見えませんがピニオンの上側にストッパーギア(音響ギア)が収まっており、それに爪を引っ掛けて逆転防止したり音を出したりするわけですが、
メインギア正転時は先ほどのサイレントスプリングが音出しの爪を傾けてストッパーギアから離してくれるので、無音で正転しますが、ハンドル停止時及び逆転時は音出し爪がストッパーギアに引っかかるため逆転しません。
このサイレントスプリングによる逆転防止はダイワのリールでも見られます。
大森から技術供与うけたんでしょうか?
一丁前にクロスギアの下端にベアリング入っています。
全バラ洗浄
組み付けはけっこうコツがいる。
整備泣かせ。
樹脂ボディなのでネジは基本的にタップビスなんだけど、ちょっと油断するとすぐねじ頭舐めそうになる。
樹脂ボディ嫌い。
同じ樹脂ボディでもスピンフィッシャー なんかは金属製の雌ネジを打ち込んでたりなかなか良心的であるのに、日本の樹脂製スピニングリールで金属の雌ネジが埋め込まれているのを見たことがない
恐らく対抗機種として想定されていただあろう90ツインパワーgtx
見た目も立ち位置も結構よく似てるんですが、
実際に使ってみるとツインパワーの圧勝ですわ。
そもそもこのダイアモンドキング造りが雑すぎてどれだけ丁寧に整備してもまったく巻き心地が安定しない。
これがフラッグシップとは天下の大森製作所の名が泣きますわ
まあ、結局大森製作所はこの後退場するわけですが…
キャリア2とかシグマとかマイクロ7cとかねじ込み式ハンドルで使いやすい機種もあったはずなのに、わざわざフラッグシップモデルにこんな時代遅れのリールを送り出した当時のスタッフに理由をきいてみたいところである。
サイレントで、ねじ込み式ハンドルのシグマは長らくアメリカで売られていたみたいですが
- 2024年4月7日
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