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リョービ アラート海波 棚 ss300 の話


今日本で2人くらいしか興味の無さそうなリールの話。

ネットで情報もないリョービの船小物用デジタルカウンター付き手巻きリールです。

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リョービ アラート海波 棚 ss300

性はアラート、名は海波…
ではなくリョービの船用手巻きリールのブランド名ですね。
アラートミニをキャスティングリールに見立ててルアー釣りに使おうとした人は結構いたのではないでしょうか。

棚は棚カウンター付きであることを表し
ssはリールのグレード(上位からxx xs ssの序列。メタロイヤルのようなハイエンドはVSというのもあった)
300はリールサイズ。

要はデジタルカウンター付き手巻きリールのエントリーモデルということです。
多分90年代の物だと思われる。
ベアリングはメインギアとボディの間(最近のリールでワンウェイが収まっている部分)に一つのみ。

そして逆転防止はまさかの音響式の非瞬間ストッパーです。

まあ、シマノのアジマチックなんかも最近まで音響式でしたし…



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オール樹脂ボディ。
ドラグやリテーナーも大変プラスチッキーであります。

こう言う船用リールあるあるなんなんだけど、両サイドのプレートがスクリュー止めされているため、
ドライバーがないとスプールを取り出すことが出来ない。

現場でライントラブルあったらどうするんだろう…








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棚取りスイッチあり。
この場所はグッドですね。

フリッピングスイッチがリールの表面に設置してあるリールはあまり好きではない。
パーミングした時に指に当たる。



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ラインストッパー。
これは助かる。

現代のリールにもぜひつけて欲しい。





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プラスチッキーなドラグ。
六角ナットではなくギザギザの鬼目ナット(雌ネジ)が圧入されている。

コスト的にはこっちの方が掛かってそう。


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ドラグ下のワッシャーは見慣れない組み合わせ。

ギザギザのワッシャーにはなんのミーニングが…?

ドラグの滑り止めになっているわけでも無く、よくわからん。


スプリングワッシャーも2枚組ではなく一枚だけ。

よーわからん。

純正じゃないのか?




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こいつ、動くぞ…!


まさかカウンター生きてました。





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パーミング側サイドカバー 
真ん中の白いギアがスプールの回転に連動するようになっています。

デジタルカウンターがギアに埋め込まれた磁石の磁力を拾って、ギアの回転数をカウントしているわけです。
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残念ながら本来二つ埋め込まれているはずの磁石が一つしかありません。

そのため、本来の1/2の長さでカウントされてしまいます。
サイズの合うネオジム磁石がなかったので修理は断念。
まあ、1/2になるということを頭に置いておけば使えないこともない。



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ギア側。
そこまで変わった構造ではない。
プラスチックパーツが少ないのは大変評価できる。

ピニオンヨークも金属製。

ギアシャフトが固定されておらず、普通にスポッと抜けるのは新鮮。
ギアシャフトの根本はメタルブッシングでした。
錆びないのでブッシングで全然問題無し。
そもそも音響式ストッパーなのでハンドルの回転性能とかあってないようなものです。




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ハンドル側のサイドプレート。
なんかめっちゃ複雑。

リョービのダイカスト技術を褒めるべきか、
構造のシンプライズできてないことを謗るべきか悩ましいところ。




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ドラグは潔い単層フェルトでした。



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最初ハンドル回転が激重で何事かと思いましたが、
レベルワインド の分解清掃したら快適になりました。
グリスと潮が固着していたようです。




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復活。
大変好調。
デジタルカウンターは特に不調もないので今回は手を出さず。


たまにはこう言うリールも良いですね。



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