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君はアグリースティックを知っているか?

いや、実は自分もよく知らないんですが…(即落ち2コマ)



グラス・カーボン…

じゃなかった、超人ハルク・ホーガンがつの字曲げかましてたり、ワイフが折りたたんでゴミ箱にぶちこんでも折れないタフ・ロッドの代名詞ともいえるアグリースティックですね。


これまで興味はあるものの、新品も中古もお目にかかった事がなく、さりとて自分から通販で買うまでのモチベーションもない。
それくらいの距離感のロッドでした。




説明読んでもロッドの構造がイマイチわからんのですが、
要はグラスソリッド ティップ
バット部分はカーボン芯にグラスファイバーでカバー…



……?


やっぱりよくわからん。



カーボン芯っていうくらいだからカーボンソリッドってことか?

それに弾性と強度に劣るグラスファイバーを外周に巻いてなんの意味が……?


ソリッド構造にするのは大変意味があります。
チューブラーのブランクスが破損する時は大体管腔が円を保てずに破断するわけですが、ソリッド構造の場合は管腔の歪みが起きにくいので結果的に破断には強い。
ソリッドが折れる時は、曲げの外側のファイバーが切れたり、ファイバー同士の結合が解けたりして折れるわけです。

そう言った意味では、ソリッド芯でベンドをデザインしつつ、伸び率の高い外周にグラスファイバーを配するのは合理的…

なのか?





さて、
手にしたことのないアグリースティックに懸想しつつ、手元のロッドの仕立て直しを行います。


カーボンチューブラーのバットにグラスソリッド でベリーからティップを継いでいきましょう。



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今回のベース。
ただ同然で手に入れたマミヤOP ハンティングシャフトボロン HSB60MLF
往年の名竿。
お求めやすいボロンロッドとして大変な人気があったそうです。

まあ、どれほどボロンを含んでいたかは定かではありませんが(5%以上含んでいたらボロンロッドを名乗っても良い)、確かに初代コンバットスティックに通じる筋肉質で硬的な感度を待つ佳竿でした。

(こいつは手に入れた時点で折れてましたが、同番手と他のベイトロッドを所持しています)

ボロンファイバーはその重量ゆえティップ寄りに巻くと先重りが大変残念な感じになるので、多くのボロンロッドは、ボロンファイバーをバット側に重点的に配置しています。

ボロンファイバーが含まれてるかどうかは見た目ではほとんど分かりませんが、ノコギリで切ったら明確にわかります。
普通に硬くて金属切ってる感覚なので。
燃やして燃え滓で判断するみたいな猛者もいますが、要は廃棄覚悟で調べないとわからんという事です

(ボロンロッドって実は結構折れます。ここから先は完全な邪推ですか、ボロン配置部分と非配置部分で強度差が生じて、結果的にそこで折れてたんじゃないかな…と。このロッドもそうですけど)

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この辺の作業は前回記事参照







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グラスソリッド は繊維がささくれるので、厚めにコーティングするか、糸巻きするのが望ましい。

先おもりを助長しますが、これをおこたるとろくなことになりません。

容赦なくグラスファイバーが手に刺さります。



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飾り巻き



今日はここまで。

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