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泣き虫土龍@ビルダー

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折れた竿をみてロッドビルダーはどう考えるか

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バットガイドの上でばっきり折れています。


経験上縦に大きく亀裂が走るタイプの折れ方をするロッドは基本的に修復困難です。


今回は割と横方向の破断。

これならまだ修繕の見込みあり。




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亀裂がある部分はすっぱり切り落とします。



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で、ここから。
折れた竿を修繕する場合

①スピゴットを継ぐ。印籠継に仕立て直してもよし、一本に接着するもよし

②全く別のブランクスを継ぐ

大まかに分けて選択肢はこの二つ。



①は調整が少し手間で、スピゴットの強度の塩梅が大変むずかしい。
弱すぎれば、そこでおれるし、逆に強すぎたらベンドが狂ってまた別のところが折れやすくなる。

要は難しい。

②は内径のあうブランクスさえあれば簡単に継ぐことができます。

今回は②でいきましょう。





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みんな大好きマスレンジャー。
折れた切断面の内径より少し太い外径でマスレンジャー切断。

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テーパーを軽く合わせて竿尻から振り出します。

バット側とティップ側で径に差がでますが、
ソリッドブランクスを継ぐので多少径が細くなっても致命的にベンドが損なわれることがありません。






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バット側のブランクスが裂けないようにカーボンロービングで補強しておきます。




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こんな感じ


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こんな感じ。



後は竿先を良い感じに詰めて、使いやすいアクションに整えます。


今日はここまで。

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