プロフィール

泣き虫土龍@ビルダー

大阪府

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2025/12 >>

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

検索

:

アーカイブ

2024年11月 (11)

2024年10月 (1)

2024年 9月 (21)

2024年 8月 (11)

2024年 7月 (5)

2024年 6月 (17)

2024年 5月 (21)

2024年 4月 (21)

2024年 3月 (14)

2024年 2月 (11)

2024年 1月 (9)

2023年12月 (5)

2023年11月 (14)

2023年10月 (12)

2023年 9月 (2)

2023年 8月 (9)

2023年 7月 (11)

2023年 6月 (15)

2023年 5月 (18)

2023年 4月 (16)

2023年 3月 (12)

2022年10月 (6)

2022年 9月 (6)

2022年 8月 (5)

2022年 7月 (5)

2022年 6月 (2)

2022年 5月 (7)

2022年 4月 (8)

2022年 3月 (14)

2022年 2月 (14)

2022年 1月 (3)

2021年12月 (2)

2021年11月 (1)

2021年 8月 (3)

2021年 7月 (6)

2021年 6月 (14)

2021年 5月 (8)

2021年 4月 (7)

2021年 2月 (1)

2021年 1月 (2)

2020年10月 (3)

2020年 8月 (1)

2020年 7月 (18)

2020年 6月 (32)

2020年 5月 (4)

2020年 4月 (4)

2020年 3月 (2)

2020年 2月 (4)

2020年 1月 (5)

2019年 6月 (3)

2019年 5月 (10)

2019年 4月 (5)

2019年 3月 (5)

2019年 2月 (3)

2018年 7月 (1)

2018年 6月 (4)

2018年 5月 (1)

2017年10月 (10)

2017年 7月 (4)

2017年 6月 (6)

2017年 5月 (3)

2017年 4月 (1)

2016年12月 (1)

2016年 9月 (5)

2016年 8月 (1)

2016年 6月 (2)

2016年 5月 (3)

2016年 4月 (5)

2016年 3月 (3)

2016年 2月 (2)

2015年12月 (1)

2015年 8月 (8)

2015年 7月 (1)

2015年 3月 (3)

2015年 1月 (2)

2014年10月 (1)

2014年 6月 (2)

2014年 5月 (2)

2014年 4月 (1)

2014年 3月 (3)

2014年 2月 (2)

2014年 1月 (7)

2013年12月 (10)

2013年11月 (3)

2013年10月 (1)

2013年 7月 (3)

2013年 6月 (7)

2013年 5月 (6)

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:7
  • 昨日のアクセス:429
  • 総アクセス数:756977

QRコード

最後のダイアモンドマイコン

実は自分も詳しい時系列は知りませんので、このリールが最後のダイアモンドマイコン シリーズかどうかはわかりません。



ダイアモンドマイコン スペシャル
10s
6wjacxvr367ky75ps7nm_360_480-6ec632f9.jpg
韓国に工場を移してからのリール。

初代の一桁マイコン 
二世代目の三桁マイコン 
三世代目のTRシリーズ
四世代目のウルトラシリーズ
確かこのウルトラまでは日本製。



そしてこの五世代目のスペシャルシリーズはメイドインコリア。
uxr9bni3tdh3k33np3b6_360_480-ebacfb3e.jpg
安っぽい樹脂製。
ウルトラはウィスカーチタンでしたが、コストカットされたようです。





このリール、名前こそスペシャルと銘打たれていますが、基本的にはコストダウングレードです。
ecxb3c3tjavsdewufv35_360_480-e6a45f07.jpg
まさかの供回り式ハンドル。



xahwc74ygro26pop3pmk_360_480-674ac36f.jpg
諸悪の根源ワンタッチ折りたたみハンドルです。
ご多聞に漏れずこのハンドルもクリアランスが開いてガタガタです。




7or2fojv5yzfuxa7gi9d_360_480-93913299.jpg
最小サイズの10sはクランク式オシュレーション。
マスターギア左側(蓋側)はベアリングです。




tfvu3k4kymryswwrz75s_360_480-5da8964e.jpg
この辺の構造は特に目新しいモノなし。

ピニオンにストッパーをかけるタイプの逆転防止ですが、肝心のサイレントカム(この時代だとスプリングに変わってるかも)が見当たりません。

f6vpr93kxxszn3cp96g4_360_480-09e9f52f.jpg
本当ならメインギアにサイレントカムないしサイレントスプリングがついているはず…

前の持ち主が回収したのか、もともと音響バージョンとして売られていたのか定かではない。




jpguv9a78zhrtpvdedi8_360_480-2526d850.jpg
メインギア右側(本体側)の受ケは
ブッシングなしのボディ直受けです。

当たり前ですが、強度の低い樹脂なので、クリアランスが拡がってガバガバになっています。
当然ハンドルの回転のブレも大変な事になっています。

良くこれで売り出そうと思ったなと呆れるレベルの設計。

ダイアモンドマイコン を作っていたメーカーが出したリールとはとても思えない。



おそらく…

このような粗悪なリールでもダイアモンドマイコン の名前を与えて少しでも売り上げを伸ばそうとしたのでしょう。それぐらい経営が厳しかったのかと思うと、胸が締め付けられます。




なんとなく思うのは、さっさと国内向けの全機種サイレントにすべきだったということ。

海外向けのoemはサイレントの機種もあったので、不可能では無かったはず。

キャリアー
タックルオート 
マイコン
コメット
(プロラインはちょっと構造が違うのでサイレントは難しいか)

こいつらをサイレントにするだけで十分当時の四大メーカー勝負できたと思う…

巻き心地、回転のブレ、質感

そしてガタのないねじ込み式ハンドル。

80年代初頭の小型ルアー用スピニングといえば
シマノkx
ダイワファントムgx
が代表的ですが、
大森リールはこの二つよりはるかに性能が良い。


これで負けたのは歴史の闇ですね。

コメントを見る