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村岡昌憲
東京都
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▼ 長崎入り
- ジャンル:日記/一般
今日の長崎は冬晴れだった。
ホテルの前の港に出る。
港の前に張り出したレストランで食事、その後コーヒーを飲みながら本を読む。
この港は本当に美しい。
長崎港を鶴の港と形容したのは誰だか知らないけど、その異名に素直に頷けるほど美しい。
それは単に地形的なものだけではない。
歴史上、何度となく表舞台に立った地域だけが持てるオーラ。
長崎にもそれがあった。
長崎の文化にはいつも、何にでも、他国の文化が混ざっている。
異国情緒と言いたいところだが、それもまた違う。
そんなオーラをまとうから港が美しくなる。
港はいつだって文化の入り口であり、出口なのだから。
街を歩いていると、あちこちに名所がある。
坂本龍馬が、勝海舟が、シーボルトが、福沢諭吉が、この地を多くの異国人が、そしてそんな激動の時代を生きたこの街の人々が、色々な思いを持ってこの港を眺めたに違いない。
そんな事を想像しながら、夕日が照らす港をずっと眺めていた。
そして、いつかこの美しい港に。
あの純白のお姫様が戻って来た姿を想像した。
充電完了。
その後は孔子廟と中国歴史博物館を探索してホテルへと戻った。
- 2002年12月14日
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