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村岡昌憲

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今宵ノ月ハ高ク遠ク

  • ジャンル:日記/一般

長崎はいよいよ最終章。

自分にとって最大級の仕事ということもあり、誇りと情熱を持って向かった長崎で待っていたこと。それは全く予想しない出来事だった。一生忘れないことってそうはないけど、そんな出来事が次から次のように押し寄せた。

多くの出会いがあった。それは多くの別れを生み出したことと一緒だ。
人が生きる以上それは避けられないこと。

そこに意味を見いだせば、キリがない。
しかし、考えずにはいられなかった。

心の闇からの脱出。ずいぶんと長い時間、暗闇にいた気がする。
何度も脱出したかと思ったけど、今振り返ればそれはまだ暗闇の中、光を見いだしただけに過ぎないものであった。

今でも僕がいる場所は暗闇の中なのかもしれない。
でも、今度ばかりは違うのかもしれないと思いたい。

そして長崎のシーバス。
また月明かりが僕を照らすだろう。
今宵から最終章。

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