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金森 健太

岐阜県

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清流鱸を追って35


石川県の豪雨災害により被災された皆さまへ心よりお見舞い申し上げますと共に、被災地が一刻も早く復興することをお祈り致します。

さて、凄腕第4戦盛り上がってきましたね。これから河川では落ち鮎パターンが始まり、汽水域や港湾ではイナっ子パターンやサヨリパターンと良型のシーバスに出逢える確率の高いハイシーズン。今回も激戦となりそうな予感がしますね。

そんな中、私も久しぶりにリミットメイク達成となった為その釣行記を。

9月20日

あるトラブルでバタバタしてたら時刻は22時。普段なら今日はやめておこうと思う時間だが…翌日は8時出勤。多少夜更かししても睡眠時間は確保できるととある河川の上流へ。

鉈で背丈を超える薮を切り開き河原へ。この日は中秋の名月らしく深夜にもかかわらず辺りは昼間のように明るい。濁りも無さそうなのでカゲロウ124F朧鮎をスナップにセット。広大なオープンエリアの開きからアップ、クロス、ダウンと撃ちながら釣り上がっていく。

カゲロウで反応が無ければ、ライトニングエヴォルーツ135VSPorゲンマ110S21gでレンジを下げてサーチ。

しばらく反応はなく、捕食音も聞こえない。ダメか…と思いながらカゲロウをクロスに投げ、U字状になったラインが徐々に伸び始めたその時、突如水柱が上がった。刹那、ロッドに重さが乗った。

月明かりの水面が、奴の激しいエラ洗いで炸裂する。そこまで大きくはなさそうだが、エラ洗いとテールウォークを繰り返すファイトはスリル満点だ。

というか、シーバスってテールウォークするんだ…

ロッドを水面に突っ込んでエラ洗いを抑え、潜ったらロッドを立ててゴリ巻きで一気に寄せる。

元気いっぱいのファイトを楽しみランディングネットへ。

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65cm、やや細身だが筋肉質なアスリート体型の一本。

ささっと撮影を済ませてリリース。

まだ出るか…

しかし、再び沈黙が訪れる。

やがて睡魔が襲い、意識が薄れていく。眠くなるからと眠気覚ましのエナジードリンクを買っておいたのだが、車の中に置いてきてしまったことを後悔…

上流端の瀬の流れが効き始めるあたり、そろそろやめようかと思いながらカゲロウMD125Fをアップにキャスト、ラインスラックを巻き取りながら流して、ピックアップ寸前

ボシュ

Σ(゚д゚lll)

びっくり合わせになってしまったが、運良くしっかりフッキング。咄嗟に少しラインを出し、体勢を整える。

サイズは小さいがこいつもなかなかのファイトを見せる。至近距離で掛けた為あまり無理もできない。

慎重に奴の暴引を捩じ伏せ、無事ランディング成功。

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50cmとギリキーパーサイズだが、これでリミットメイク達成。

昨年の第3戦以来、4戦ぶりのリミットメイク、いやー長かった(汗)

ウェイインすると、188cm、中日本2位。まだまだこれからだ。

しかしこの後は反応は無く時刻は2時。眠気も限界近くなった為終了とした。

そして、22日

朝〜昼までの雨で川の水位は1mほど上昇、夕方から徐々に下がり始め、平水+60cmほどまで下がったタイミングで出撃。

先月末に良いサイズをキャッチしたオープンエリアへ。しかし…

ゴオォォォ…

…なんやねんこの暴風は(; ̄ェ ̄)

予報では夜には風は収まる予報だった。しかしフィールドには北西からの強風が吹き荒れ、普段は鏡のような水面がまるで海のように波立っている。

小さいルアーをアップで投げる釣りでこの風は致命的だ。仕方なくカゲロウ155Fをややダウンにキャスト、ダウンドリフトでサーチしてみる。反応はなく、ストリームデーモン160。同じようにややダウンに撃ち、ダウンドリフト〜ゆる巻きでサーチするもやはりノーバイト。

それもその筈、ここのベイトはシラハエ(オイカワ)やアブラハヤ、成長できなかった稚鮎がメイン。マッチ・ザ・ベイトの観点からしたらあまりにもルアーが大きすぎるのだ。

しかしこの風じゃなぁ・・・

しかし…23時になろうとする頃、ぴたりと風が止んだ。

チャンスだ。

すぐにカゲロウ124Fにチェンジ、アップ、クロス、ダウンと撃っていく。

そして…ダウンに撃ったカゲロウに突如獲物が襲いかかる。


……お前かい!!

姿を見せたのはお馴染みのナマズ。ささっとリリースして、再びややダウンにフルキャスト。そして…

……ナマズ連発orz

ベイトっ気も濃くなってきた為、ここで新たな試みを。選択したルアーは…

ポジドライブガレージ・スウィングウォブラー125S。

実はトップでもなかなかに良い反応を得られる今シーズン(全部バラしてる)。ペンシルではロッド操作がしんどいがこのスウィングウォブラーなら巻くだけでいい感じの水音を立てながらアクションさせることができる。

早速クロスにアプローチ、逃げ惑うベイトを意識して水面を通していく。

ドン

狙い通り、流れの中で獲物が水面を破った。


……

………もういいよお前は(; ̄ェ ̄)

結局出たのはナマズだったorz

上流の瀬落ちに移動。先ずはカゲロウ124Fでアップから扇状にサーチ。

しかし…ノーバイト。

何故だ。

このあたりは水深も浅い為レンジを下げても同じだろう。

何かないかとボックスを漁ると、目についたのはハーデス127F。そういえばちょっと前にハーデスでバラしたな、、、

フックはfimoフックMHの新品に交換済み、半ば諦めモードではあったが、ちょっと投げてみることに。

アップにフルキャスト、そして…

……バックラッシュorz

バックラッシュを解き、ラインスラックを回収。

アップで投げたのでかなり手前まで流れてきている。一旦回収しようと再び巻き始めたその時

ボシュ

突如、豪快に水柱が立つ。

出た…!

フックアップ、月明かりの水面に奴のエラ洗いが浮かび上がる。いいサイズ(伊勢湾奥基準)だ…!

激しいエラ洗いの後、奴は強烈なダッシュで流れの中へ突っ込んでいく。キツめに設定したカルコンのドラグがギリギリと音を立ててラインが出されていく。

これは…いったか。

ドラグを締め、ゴリ巻きで寄せる。しかし奴も強烈なダッシュで何度もラインを引きずり出す。

手前に寄せてもなお、奴は縦横無尽に走り回って抵抗、こいつは強い…!

しかしそのうちに奴も力尽きたのか、月明かりの水面にその魚体を横たえた。

差し出したフィッシュグリップで、しっかりと奴の顎を掴んだ。

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ランディングした時はかなりデカく見えたのだが…計測すると71cm(^^;;

しかし、これで入れ替えができる。すぐに撮影を済ませて流れの中へ。

ネックライトの光に佇むその銀影…太く筋肉質な背中、遡上鱒を彷彿とさせる大きく張った尾鰭、まるで銀細工のような鱗…その姿は息を飲む美しさだ。

やがて体力を取り戻したのか、その銀影は小さく身を捩った。フィッシュグリップを離すと、ゆっくりと、しかし力強く水塊を蹴って流れの中へ戻っていった。

ウェイインすると209cm、中日本1位に…!

すぐ逆転されそうだけど(^^;;

まだ出そうな雰囲気ではあったが、時刻は0時。朝6時には出勤しなければいけないのでここで釣りを終了とした。


【使用タックル】

ロッド/ヤマガブランクス・アーリー105MMHB
リール/シマノ・14カルカッタコンクエスト200
ライン/DUEL・TX8 2号
リーダー/VARIVAS・VEPショックリーダー25lb
スナップ/fishingfighters・鉄腕#0
ヒットルアー↓
megabass・カゲロウ124F(朧鮎)
megabass・カゲロウMD125F(GG NIGHT LIGHT  IWASHI)
bassday・ハーデス127F(マットチャート)
フック/fimoフックMH#4

久しぶりにリミットを揃えることができた今回の凄腕、中日本暫定1位となることができたが…それでもスコアは209cm、まだまだ安心はできない。ランカー1本で簡単にひっくり返ってしまう、そうならないようにまだまだ頑張らなければ。

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m


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