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金森 健太

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清流鱸を追って34


さて。

9月も下旬になろうというのに暑くて仕方ない。今年も落ち鮎は不発に終わってしまうのかとシーズン前から今秋の釣況を憂う今日この頃。

そして、悲劇が。

肩から後頭部にかけて強い痛みが1週間ほど続き、今月11日、突如我慢できないほどの痛みとなり救急搬送。そのまま3日間の入院生活を余儀なくされた。

幸い大事には至らず、退院後は痛みも消え体調も良好となった。

そんな9月15日

本来の予定では地元河川へ鮎釣りに行くつもりだったのだが…前日の予報では雨。しかもそこそこ強く降る予報。雨の中での鮎釣りはとにかく寒い。しかも強い雨となれば増水で釣りにならなくなる可能性もある。

凄腕も始まったし、久しぶりにデイゲームでもやってみようと伊勢湾奥某所へ。

しかし

海は真っ黒に濁り、ボラやシーバスの死骸が至るところに浮いている。苦潮か青潮か、とにかくお世辞にも魚が釣れそうな状況とは言えない。まさに死の海といった感じだ。

当然そんな状況で釣れる筈もなく、満潮から下げ始めまでいろいろ試行錯誤してはみたがノーバイト。

もうすぐ日没、本来ならこれからがチャンスなのだが…こんな生命感のない海ではチャンスもへったくれもないだろう。

どこなら釣れる?

シーバスたちが自由に餌を追える条件が揃っている場所…

酸素量が多く、水温もそこまで高くない…なおかつしっかりベイトが入っている場所。

やはり、河川しかないだろう。

というわけで、以前から気になっていたとある河川へ。

19時半を過ぎた頃、とある河川に到着。Googleマップで調べた感じでは過酷な藪漕ぎを余儀なくされそうな地形ではあったが、幸いスムーズに水辺まで行くことができた。

落差の小さな堰、その落ち込みにカゲロウ124Fを撃ち込む。

反応は無く、ジグザグベイト80S。

やはり、反応はない。

ハズレか…?

疑心暗鬼になりながらもカゲロウMD125Fを落ち込みから払い出す流れに乗せる。

突如、水面に水柱が立つ。

いた…!

しかし…ロッドは虚しく空を切った。

しまった、、、

しかし、ここに獲物がいることはわかった。まだ出る筈と数投撃ってみたがそれ以降魚からの反応を得ることはなかった。

ポイントを移動。次のポイントは一筋に絞られた激流が淵へ落ち込む流れ。流芯の両サイドの反転流、先ずは手前の反転流の中にカゲロウ124Fを漂わせてみる。

反応は、ない。

カゲロウMD125F、エヴォルーツ120Fとローテしたが反応はない。今度は反転流と流芯の流れが合わさるピンにジグザグベイト80Sを入れてみたがやはりノーバイト。

再びエヴォルーツ120Fをスナップにセット、対岸側の反転流の中に放り込んだ。ラインスラックを取るだけのイメージで巻き、エヴォルーツが流芯に吸い込まれようとしたその時


ドン

いた…!

今度はしっかりフックアップ、暗闇の中で水面が炸裂、奴だ…!

奴はド派手なエラ洗いを見せた後、流芯の流れに乗って一気に下流へと突っ走る。

いいサイズだ…!

フルロックだったカルコンのドラグを少しだけ緩め、少しずつラインを出しつつ慎重に流芯から引き剥がす。

手前の反転流に入った。しかし奴は再び流芯に突っ込もうと強烈なダッシュを繰り返す。

ドラグを細かく調整しながら奴から主導権を奪い、ようやく奴は暗い水面に姿を表した。

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73cm、素晴らしい体躯の清流鱸。

計測と撮影をささっと済ませ、流れの中へ。

整った美しい銀鱗が、ネックライトの光に煌めく。幾多の激流と堰を越え、鍛えられたその魚体は本当に美しい。

見惚れているうちに、彼女(河川を遡上する鱸は全て雌なんだとか)は強く身を捩った。フィッシュグリップを離すと、力強く水塊を蹴って暗い流れの中へ帰っていった。

これで満足…というか、翌日も早朝から仕事なのでこれでこの日の釣りを終了とした。


【使用タックル】

ロッド/ヤマガブランクス・アーリー105MMHB
リール/シマノ・14カルカッタコンクエスト200
ライン/DUEL・TX8 2号
リーダー/VARIVAS・VEPショックリーダー22lb
スナップ/fishingfighters・鉄腕#1
ヒットルアー/ブレイズアイ・エヴォルーツ120F(ゴールドチャート)
フック/fimoフックMH#2

初場所、前情報無し(この場所もGoogleマップで見つけた)という体当たり釣行だったが、地元河川の個体と遜色ないほどの素晴らしい清流鱸に出逢うことができた。まだまだ開拓の余地はありそう、落ち鮎が始まったらまた訪れてみよう。

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m


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