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金森 健太

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北陸ヒラスズキを追って


こんにちは(^^)

今回は、磯ヒラの釣行記を。

5月23日、本来なら長良川でサツキマスを狙う予定だったのだが…21日に降った豪雨により長良川は大増水&土茶濁りと釣りにならない状況。

ならば…行く先は北陸しかないと前夜から出発。朝イチは磯での青物狙い、その後は荒れたら磯ヒラ、凪ならサーフor青物というプランだ。

朝4時、ヒラマサの実績のある(らしい)磯にエントリー。海は予報より波が高く、ウネリが残る状況。早速ララスイム170をまだ薄暗い海にフルキャスト。ロングピッチジャークでサーチしていく。

1投、2投、3投…

やはりというべきか、ノーバイトが続く。

ちらほら見えるフカセ釣りの人たちも竿を曲げる気配は無く、ベイトの気配も皆無…

ダメ元でルアーチェンジ。次のルアーはボアーSS170。

ロングキャスト。先ずは早めのただ巻き

早巻き→トゥイッチ→早巻き

早巻き→ロングジャーク→早巻き

いろいろアクションを試してみるが…気配すらない状況が続く。

次第に、ロッドを持つ手の人差し指が痛くなってくる。太いPEラインにヘビーウェイトのルアーをキャストし続ける…指には相当な負荷がかかっているのだろう。

時間だけが過ぎ、やがて雨が降り始める。

結局、心が折れて朝の部終了。

次のターゲットを狙うべく、大移動。磯ヒラポイントには9時半頃エントリー。

しかしこの頃から、波が低くなっていく(午後から波が収まる予報だった)。不安を感じながらもルアーをセット、最初に選択したルアーはTKLM120GP、カラーはサラシゴーストオレンジ。

無数の根が複雑な流れを作り出すサラシ、どこから魚が出てもおかしくない。ヒラスズキが着いていそうなピンをひとつずつ丁寧に撃っていく。

…が、しかしノーバイト。

いつもはスルーしていた沖合いのシモリもぶっ飛び君95Sで撃っていくが…反応は無し。

広大な磯場を釣り歩き、やがて昨年末にヒラスズキをキャッチしたポイントに辿り着く。

ベイトの気配も無く、状況は良くない。TKLMをサラシの切れ間に漂わせていくが、やはり反応はない。

ここで、私がこのエリアで一番信頼しているサスケ裂空にチェンジ。同じようにサラシの切れ間を漂わせていく。


ゴゴン

答えはすぐに出た。

フッキングの瞬間、確かな生命感。サラシの中から、獲物が飛び出す。

激しいエラ洗いの後、シモリの下に突っ込む強烈なファイト。ロッドをしっかり曲げて引きを吸収し、波の力を利用して浮かせると、やがて獲物が姿を見せる。

大きくはないが、良いコンディションのマルだ。掛かりも完璧、手間取ることなくランディング成功。

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黄金色の、北陸らしい磯マル。

ヒラではないが、ボウズを逃れ一安心。

次なる獲物を狙い、キャスト再開。しかし…後が続かず、気がつけば午後2時。昼食ついでにポイントを移動することに。

次のポイントには午後3時頃からエントリー。前日の天気予報通り、朝に比べ波もかなり小さくなっている。

先ずはTKLM、そしてシャローランナーH3、ぶっ飛び君95Sとピンとレンジごとにルアーをローテーションしながら各所を撃っていく…が、ノーバイトが続く…。

何気なく沖合いに視線を向けると、海鳥が盛んに水面に突っ込んでいる。次第に一箇所に集まり、鳥山となっていく…間違いなくベイトは入っている。期待を胸に、僅かなサラシを丁寧に撃っていく。

…が、期待とは裏腹に魚からの反応は皆無で、時間だけが過ぎていく。

やがて、鳥山は消え、かわりに沖合いの潮目が帯状に赤く染まっていく。赤潮だ…!

集まっていたベイトたちも、この赤潮から逃れるために離れていったのだろう。

それでも、もう移動する時間はない。

だが、希望を捨てるにはまだ早い。ルアーボックスからアカキンのサスケ裂空を取り出し、スナップにセット。これから夕マズメ、こうなったら日没まで撃ってやる…!

気合いを入れて、各ピンをひとつずつ丁寧に撃っていく。

反応がないまま、やがて空は光を失い始める。

ここで最後。そこは少し沖合い(と言っても数十メートル)の岩。当然、波が高ければ渡ることはできないが、ベタ凪に近いこの日なら楽に渡ることができる。

岩に渡り、サラシに裂空をアプローチ。

1投、2投、3投、、、

期待は裏切られ、結局ノーバイト。

ただでさえ個体数が少ない北陸のヒラスズキ、釣れないのが当たり前だと自分に言い聞かせ、終了することに。

岸に戻ろうとしたその時、ふととあるピンに目が向く。

小さなシモリがいくつも狭い間隔で並び、引き波で沖に払い出すサラシを作り出している。

そのシモリの際にちょい投げ、沖へ払い出す流れに乗せて漂わせていく。


ガツン

確かな生命感、その瞬間は訪れた。

フッキング直後から根に向かって突っ込んでいく。ロッドが大きく曲がり、ドラグがジリジリと音を立てる。

…デカい…?

足元には危険な根が複雑に入っている。潜られたり、巻かれたら一巻の終わりだ…!

ドラグを締め込み、超ショートポンピングで無理矢理獲物の頭をこちらに向けさせるが、なかなか浮いてこない。

やがて、波間にちらりと姿が見えた。黒く、幅広い魚体…!

ひときわ大きな波が寄せる。その波に乗せて、一気に浮かせる。

間違いない、ヒラスズキだ…!

慎重に寄せて、差し出したランディングネットに獲物が滑り込む。

太く、ずっしりと重い。最後の最後で出てくれた価値ある一本…!

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サイズは小さいけど(汗)

今日はダメだった…と完全に諦めていただけに、最高に嬉しい一本でした。

タックルデータ(青物)

ロッド/ジャンプライズ・ツーリミットブルーバトル96スタンダード
リール/ダイワ・ソルティガ4500H
ライン/SMP4号
リーダー/バリバス・オーシャンレコード70lb

(磯ヒラ)

ロッド/Gクラフト・ms1202mrf
リール/ダイワ・19セルテートLT5000D-CXH
ライン/DUEL・ハードコアX 2.5号
リーダー/呉羽化学・シーガーグランドマックスFX6号

ヒットルアー/ima・サスケ裂空(アカキン)

梅雨に入り、ヒラスズキたちも活発にベイトを追うシーズン。今後が楽しみです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございましたm(_ _)m








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