プロフィール

金森 健太

岐阜県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2025/4 >>

1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

検索

:

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:14
  • 昨日のアクセス:55
  • 総アクセス数:128345

QRコード

雨のち雪代

こんばんは。

土日連休となった4月8日

今年は長良鱒(長良川に遡上するサツキマス)の遡上が異常なまでに早い。

2月には長良川河口堰付近で回遊が確認され、長良川の有名なプロアングラーさんは3月に長良鱒をキャッチしたとか。

私もこの日は長良川へ出撃予定だったのだが、、、

7日に降った大雨により長良川は大増水、とても釣りができる状況ではない。

しかし…もしかしたら午後からならどうにか釣りができる水位まで下がるかもしれない。

ダメ元で、岐阜市から長良川の各エリアをチェックしてみることに。

岐阜市…ダメ
関市…ダメ
美濃市…やっぱりダメ

やっぱり無理か…と思いながら国道156号を北上すると…郡上市美並あたりからはなんとか釣りになりそうな水位。

サツキは無理でもアマゴなら…と、本流の激戦区に車を停めた。

予報通り、風が強い。風が強いのは想定の範囲内だったため、迷わずルアータックルを手に川へ降りた。

途中すれ違う地元のおじいちゃんも「こんな水じゃア釣れんやろ」と心配そうに声をかけてくれた。

まぁ、竿が振れるだけでも…と思いながらポイントにエントリー。普段は緩やかな流れのトロ瀬なのだが、この日は激流の荒瀬と化している。その流れが淵へ広がり始めるあたりからDコンタクト63をクロスにキャスト、リールを巻かず流しながらトゥイッチで誘う。

アップでのアプローチではあっという間にルアーが流されてしまう。クロス〜ダウンのアプローチでルアーに流れを当てた方が魚もルアーを追いやすいだろう。逆に渇水の状況ならアップの攻め方の方が反応させやすいだろう。

そして、数投目

底の大きな石で流れがヨレるピンにDコンタクトを流し込み、トゥイッチで誘うと意外にも早く答えが出た。

薄濁りの瀬の中で、銀影が身を捩る。ロッドが大きく曲がり、ドラグが少しずつ滑る。なかなかのサイズのようだ。

掛かりも悪くない。本流アマゴの強烈なファイトを楽しみネットイン。

gkf553ptkkme7gcwen6d_361_480-4a71b307.jpg
尺には届かなかったが、丸々と肥えたナイスな本流アマゴ。

その後淵の開きまで撃ちながら降ると、開きの石裏で再び銀影が煌めく。

おチビちゃんではあるもののアマゴをキャッチして、再び先程良型がヒットしたあたりに戻ってみる。

先程と同じようにややダウンにキャスト。石裏のヨレを通すと…再びのヒット。

先程よりはサイズダウンしたものの、こちらも激流の中とあってなかなかの手ごたえだ。

mxgzorjoxsxv3wzcmf7e_360_480-65b0e810.jpg
成魚放流の残りではあるが、この2ヶ月でたっぷり餌を捕食してまん丸体型のアマゴ。あと半月もしたら、極太のでんでんアマゴになるだろう。

ここでポイントを移動。しかし…

次のポイントに近づくにつれて、空が怪しい色になってきた。嫌な予感がしたが、嫌な予感というのは当たるもので、みぞれ混じりの雨が降り始めた。

駐車場に車を停め、車から降りると…少しだけ雨は落ち着き、僅かに雲の切れ間から青空が覗いた。

レインウェアを着て、ドン深の淵にエントリー。時刻は15時半、残り時間は僅かだ。

先ずは上流端の瀬落ちにトリコロールGT72SRを流していくが…反応はない。少し下流に下がり、Dコンタクトをややアップにキャスト。淵の中へと流し込むと、ロッドが生命感を捉える。

…フックアウトorz

まぁおチビちゃんだったし…と、今度は対岸寄りの淀みを撃つ。ボトムまでフォールさせ、じっくり流していくと…再びのヒット。大きくはないが、この手ごたえは…

姿が見えた。今度はイワナだ。

ランディングネットを差し出したその時

…再びフックアウトorz

この後は反応がなく、上流へ遡行すると…上流はフラットな瀬が続く渓相になっている。5月ごろの最盛期には良型のアマゴが着きそうなポイントだが、この雨で水温も下がっているだろう。あまり期待せずにトリコロールGTを流していくと…あっけなくヒット。

buirx2aegdvpct4p94ob_360_480-b2ea8f53.jpg
意外にも良いコンディションのアマゴ。

この後も瀬をメインに撃っていくと、飽きない程度にアマゴがヒットする…が、なかなか良型が出ない。日没までアマゴのファイトを楽しみ、この日の釣りを終了とした。

郡上市高鷲の湯の平温泉で冷えた身体を暖めて、更に国道158号を北上。今週は長良鱒は諦め、飛騨の本流で大鱒を狙おうと決めたのだ。

…が、これがいけなかった。

降り続く雨はやがて雪に変わり、郡上市を抜けて荘川に入ると…

ehphzeiyzjn2bpzb7pgj_361_480-6b1fa9b0.jpg
なんじゃこれは…

おいおい、今4月だぞ?

岐阜市は葉桜だったんだぞ!?

ここから高山市清見の松ノ木峠(標高1085m)まで急勾配を駆け上がるルート、当然そこを越えたらその後は急勾配を降り続けることになる。その高低差はおよそ500m、大丈夫なのか、、、

20〜30km/hで慎重に走り、普段なら1時間あればたどり着く筈のルートを2時間以上かけて走り抜け、高山市街にたどり着いた頃には23時を過ぎていた。

牛丼屋で遅い夕食を済ませて、毎回入漁券を買うコンビニに着いた頃には、すでに日付けが変わっていた。

仮眠を取り、5時過ぎに寒さで目が覚めた。先ずは過去に大鱒をキャッチしたポイントへと車を走らせる。

さすがにこのあたりの路上に積雪はないが、土が露出しているところや停めてある車にはうっすらと雪が残っている。寒いわけだ…

車内の暖房とカップ麺で身体を暖め、ポイントにエントリー。

長く広大な淵を、Dコンタクトで上流端から順番に撃っていくが…反応はない。

これだけの冷え込み、水温もかなり下がっているだろう。

日が高くなれば…と思いながら淵を下流の開きまで撃ち、ポイント移動。

次のポイントでも反応はなく、3箇所目。

小さな堰堤の下、落ち込みの泡の切れ間をトリコロールGTで撃つ。

ラインの角度を見ながら誘い出していくと、ラインの先で銀影が煌めく。咄嗟にフッキング…

…フックアウトorz

「ま…まぁおチビちゃんだったし」

自分に言い聞かせ、再びキャスト。しかし反応はなく、更に下流の瀬へ。

瀬は2日前の大雨による増水でなかなかの激流だが、果たして。

トリコロールGTをクロスにキャスト。流しながら誘い出してみると…ロッドに衝撃が走る。

大鱒ではないが、激流の瀬とあってその手ごたえは強烈だ。

23〜4cmほどのヤマメをキャッチしてボウズ回避。

…写真撮ってないorz

その後は反応がなく、しばらくその周辺を釣り歩いてみる。

hzyiu3j2cf4fx3hzrba5_361_480-d0f77404.jpg

bxguadcj35vtnn3k3czn_361_480-6be4e9dd.jpg
満開の桜。風に揺れる桜と時折感じる甘い香りに癒される。昨夜の大雪は夢だったのかと思えるほどに、辺りは春の色で満たされていた。

日が高くなるにつれて気温も上がり、春らしい暖かさに包まれる。

しかし…

川は、依然として冷たいままだった。むしろ気温が上がるにつれて水温が下がっているような感覚さえあるのだ。

考えてみれば

昨夜あれだけ雪が降っていた。降り積もった雪はこの気温上昇で一気に解けだしているだろう。

当然雪解け水(雪代)はこの川にも流れ込み、水温は大きく下がってしまっているのだろう。

結局先程のヤマメ以降魚からの反応がないままお昼を迎え、昼食タイム。

昼食後、とあるポイントへ。そこは過去に何度か大鱒をキャッチしている相性の良いポイント。そこでダメなら諦めようと、期待を込めてエントリー。

広大なトロ瀬をDコンタクトで撃ちながら降る。

大きな岩のウケにDコンタクトを流し込み、浮き上がらないように意識しながら誘い出すと

ドン

ようやく、答えが出た。

なかなかの手ごたえ、激しくローリングを繰り返す引きにヤマメと確信。

大きくはないが、この渋い状況での貴重なヒット。慎重に寄せてネットイン。

9fo2y8tyybkhvo6268wi_361_480-01faa8f5.jpg
ネットがデカすぎて魚が小さく見える(T . T)

同サイズのヤマメをもう一尾追加して、この日の釣りを終了とした。

使用タックル

ロッド/天龍・レイズ772S_ML
リール/ダイワ・21カルディアLT2500S_XH
ライン/DUEL・ハードコアX8 0.6号
リーダー/呉羽化学・グランドマックスFX1.5号
ヒットルアー/Smith・Dコンタクト63(キンクロ、チャートバックヤマメ)、TIMON・トリコロールGT72SR

予想外の天候に翻弄された今回の釣行、今週末からは本格的に長良川へ通う予定だが…隙を見てリベンジ予定です(笑)

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m



コメントを見る

金森 健太さんのあわせて読みたい関連釣りログ