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湾奥イナダ 迷宮からの脱出

長かった。辛かった。


ようやくたどり着いた迷宮からの出口。


6回目の挑戦にして初めて釣果に恵まれた。


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4時過ぎにポイントに入る。風はフォロー。海はべた凪。ベイトのもじりは見えない。


まずはシーバスのご機嫌を伺おうと、kosuke110で表層を探ってみるも反応なし。


もう少し下のレンジを探ろうと、裂波のダブルチャートスパークル(五平さんのオリカラ)に変えてからの一投目。


ピックアップ直前に大きな水柱が立った。シーバスだ。


デカい。


ランカークラスだ(バラしたから何とでも言えるw


少し走らせてスタミナを奪いたいところだが、ただでさえここはストラクチャーが多い場所なのに、左側の至近距離にも障害物がある。そこに巻かれたら終わり。強引にこちらに頭を向けようと、ガチンコファイトを挑む。


そのストラクチャーは回避できたが、他の根に潜られて動かなくなる。ラインを緩めて出てくるのを待っていたら、(案の定)運良く出てきた。


改めて主導権を握ろうと再びガチンコファイトを挑んだ瞬間バチン!と大きな音を立ててPEラインが弾けた。高切れだ。


呆然と立ち尽くす。


ショックリーダーがストラクチャーとの摩擦に負けたのならともかく、良型とはいえ、シーバスとのガチンコファイト程度で、PEラインが手元から切れるか? 傷が付いていたのかもしれないが、とことんこのラインとは相性が悪い。


次の瞬間、もう手に入らないであろうダブルチャートスパークルを失ったことに気付いた。がっくりと肩を落とす。(注:後日、三日間限定でネット販売していたのを発見して、手に入れることになる。)


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しばらくしてから気を取り直して、再度裂波(黄金)で挑む。


えっ!そこで?! 痛恨の根掛かり。


また同じようにPEラインが弾けた。本当にこのラインとはとことん相性が悪い。


根掛かりでロストした裂波のカラー(黄金)は既に廃盤。先週、幸運にもヤフオクで手に入れたばかりなのに… (注:その後、どんなにネット上を探しても出会うことはなかった。さらにその後の捜索の結果、ヤフオクで2個手に入れることになる。)


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落胆で、ラインシステムを組む手がスムーズに動かない。


夜が白々と明ける6時過ぎ頃、気を取り直してジグを投じていく。


表層から探っていくも、反応はない。ベイトはいるが、追われている気配もなければ、ライズもほんの少ししか出ない。


スレがかりしたのが20㎝くらいのコノシロ。さすがにこれはイナダのベイトにはならないか。


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その後、定石通り、ボトムを取ってから丁寧にアクションに変化を入れながら、誘っていく。選んだジグはこいつだ。


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この時、シーバスをバラしたことは完全に頭から消え去っていた。イナダのことしか考えていなかった。


中層までジグをしゃくりあげた後のフォール中に、何者かがジグをかっさらっていく。強い引きで横に突っ走る。エラ洗いは出ない。


イナダだ!


ストラクチャーに巻かれてラインを切られるという先週と同じ愚行を繰り返すわけにはいかない。スタミナのある魚だから、簡単には疲れてくれない。ならば、いっそガチンコファイトだ。


ゴリ巻きブチ抜きのつもりで、強い意志を持ってリトリーブしていく。


何度か横に走られながらも強引にラインを巻き取った結果、ついにイナダがボクの足下に姿を現した。


ここまでは先週と同じ。ストラクチャーにラインを擦られないよう、少しばかり魚の頭を持ち上げて空気を吸わせながらランディングの態勢に入ろうとする。


しかし、そんなに甘くはなかった。そこからの抵抗が予想以上に激しく、縦横無尽に泳ぎ回る。ネットもうまく入れられない。挙げ句の果てには、バランスを崩して尻餅をついてしまう。前週の悪夢が蘇る。


頼む。今度こそ獲らせてくれ。


次の瞬間、イナダがボクが差し出したネットの中に収まった。


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長かった。辛かった。


喜びというより安堵。


ようやく迷宮の出口にたどり着いた。朝マズメの陽光が眩しい。


ここまで導いてくれたのは、他ならぬakiさん。彼は、ポイント、駐車場所、アタリルアー、効果的なアクションなどなど、ありとあらゆる情報を授けてくれた。


akiさん、ありがとう。


これで少しは恩返し出来たかな。彼への感謝の気持ちを胸に、この日の釣りを終え、帰途に着いた。


その日の夜、自分で釣り上げたイナダを美味しくいただいた。こんなに旨い酒を飲んだのは久しぶりだ。


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今年の湾奥イナダチャレンジはこれにて終了。今後は、いよいよヒラメへの挑戦。どうか暖かく見守ってやってください。


(写真は去年のものです。)

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