最近パックロッド手に入れたい欲が高まりすぎて 、ついに某ークションで購入してしまいました。

↓コレ

capaci210

メーカー不明

仕様

材料:炭素繊維(カーボン)

長さ：2.1メートル 6.9ft

トップ径：2mm

重量：約125g　

ライン：6-14lb

ピース数：6ピース

仕舞い採寸：約40cm

付属品

ケース、ロッド4ピース

種類：スピニング用ロッド

　　　ベイト用ロッド

※※ノーブランドになります。

とのこと。

一行の中にすかさず矛盾をぶちこんでくる文章センスに脱帽です。

2.1m 6.9ft…？

ピース数6ピース.付属品ロッド4ピース…？

種類：スピニング用ロッド

　　　ベイト用ロッド…？

ちなみにロッドには25gまで使えると書いてありました。

まあ、説明書なんてどうでもいいのです。使えればなんでも。（フラグ

この仕様はほかの似たような商品と共通と思われます。コスメが多少違うだけで大元は一緒なのかな？

ネット釣具界隈でよく見かける

カーボン製で、マルチピースで、しかも並継。

品物によってはkガイドみたいなやつが付いてるアレ

4000-6000円位の破格値。

ノーブランド品とか、工場直送とか、

明言はしてないけど、メーカーのOEMを匂わせる文言がならぶ。

非常に魅力的ですよね。

マルチピースで並継のパックロッドなんて、そう多くありません。

それこそ、並継ロッド の第一人者であるシマノの高級モデルくらい。

それくらい作るのが難しいんです。

そんな素晴らしいロッドがメーカー品の数割の値段で手に入るなんて！

ネット様様ですね。

さっそく現物を見ていきましょう。

グリップ周り

定番のフジのコピー品

最近あんまりみなくなったTCS16のコピー品かな？

塗装は綺麗。そして、個人的に大好きなeva一体型のナット。

見た目はドンピシャです。

プラス10点

ここはダメ。

ナットに隠れるからといって、ワインディングチェックを省いてはいけまけん。

ガタつきの原因になるばかりではなく、パイプシート内に良からぬ物体が入り込みます。

マイナス2億点

ジョイントは全て並継。

6ピースともなると、ティップに行けば行くほど細くなってしまいますね。

ティップセクションのもとけいが外径3.8ミリ

ガイド

よくある海外製のチープなやつ。

ハードガイドかな？

私、ガイドの材質は心底どうでも良いんですが、フレームの形状が野暮ったいのはあまり好きではありません。

引っかかりやすいとか機能的な意味もありますが、単純に見た目が好きになれない…

もし今後使うならガイド換装ですね。

さて、問題はここから。

実際にロッドを継いでいきます。

バットの方から…

んー……

これは……

コミ甘いなあ…

なんか奥まで入らないし…

ほんで、構造上仕方ないとはいえティップに行けば行くほど細く貧弱になっていく。

あー…

これはあかんやつや…

コミが甘すぎて音鳴りとカタツキが酷すぎる。

なにより、バット、ベリーに比べてティップが貧弱すぎて絶望的に信頼できない。

むちゃくちゃ歪なベンドカーブ。

ティップが細くなってしまうのは構造上仕方ないので、材質を変えたり、先だけソリッドにしたり色々工夫が必要なのですが、この品物はそう言った工夫が見られません。

そして恐らくですが、並継とは名ばかりに、ただ普通のブランクスを途中で切断して先からティップを差し込んでいるだけなので、構造的にぴったりハマるわけがないんです。

しかも曲げてみると極端な先調子。

筏の竿みたい。

ティップ側とバット側の強度の差が激しすぎるんです。

これはあっけなく折れるのが目に見えます。

実釣はまだですが全体的にカーボンも薄いし、はっきり言って強度はないと断言できます。

実際に使う前にあーだこーだ文句を言うなと言われるかもしれませんが、釣り人に

「これ、折れるかもしれん」

って思わせてる時点で竿として失格だとおもうわけです。

送料込みで6000円…

まあ授業料として甘んじて受け入れます。

今回の6ピースは正直期待外れでした。

やっぱりちゃんとしたメーカーじゃないとダメかー…

並継は自分でロッドビルディングしてても再現できないから期待してたんだけどな…

6ピースとかだとやっぱり難しいのかも知れない。

次は3か、4ピースで試してみようかしら。（懲りない奴