カタクチパターンを見つける方法論

サーフヒラメイワシ理論をぶちあげたところでその精緻な御大層な理論よりも、どうやったらカタクチパターンに辿り着くのかという方が気になると思うので自分の理論が現在釣りに活かせる最大限の部分を書きたいと思います。

結果としては鳥山、もしくは近くにカタクチが居るのではないかと推測できる状況にはハイシーズンで8割、オフシーズンでも5割はあたる事が出来ます。

しかし、鳥山が500m先、未だ寄って無い状況、朝は居たけど昼は抜けてるパターン、いつ寄ってくるか分からない風や潮回り時間次第、

等々、完全に釣行前にここまで完璧に狙えますよとまではいきません。

沖は1000羽くらい飛んでいても寄って無い事には釣れません、ということはかなりあります。(こういう時は堤防やボートがうらやましいです)


それでもその沖にいるヤツが向かい風で入って来たり風で流される方向を考えたり、残ってたり朝に寄ってきたりする事を考えたりすると驚くことにサーフヒラメの本質が分かってきます。



本題の見つけ方は前から書いていますが、「クロロフィル」か「海流」
のどっちかしかないです。

水温の可能性もありますが、海流とは暖流が同じ因子になっているので区別しようがないです。

海流を追っていれば水温を追う事にもなるのでどっちでもいいとも言えますが、親潮でもいいので海流のほうが正解でしょう。


これを衛星写真を使って調べます。

リンクを張ります
jaxaひまわりモニタ
https://www.eorc.jaxa.jp/ptree/ocean_model/index_j.html


使い方はchatGPTにでも聞いた方が良いですが、スマホでもPCでも一緒で、左にあるダイアログボックスみたいなのをいじると使えます。

(注;衛星写真の仕組みは赤外線で温度やクロロフィルを測っています。クロロフィルは夜間は見えませんが水温はそれ自体が赤外線を発しているので見えます。)


使い方
この画面の歯車(設定ボタンを押す)



右に海面水温とクロロフィルが出る。(最初から入ってるデフォルトの水温はシミュレーションの水温なので実測値じゃないです)


知りたい方を選ぶ。上の3つボックスに入れると重ねて表示できますが見づらいので一個ずつ見た方がいいです。



しかし何も表示されないと思います。
衛星なのでリアルタイムではありませんから、2時間くらい前までのデータを見てやる必要があります。

画面の上の時間のー1時間を2回押してください。


すると夜中の1時から22時のデータが表示されます。


こんな感じ。



曇りだと抜け出ちゃうので昼間の晴れてた時間を見て見ます。



まだ見づらいので、今度は左下にある水温の表示範囲の下限の温度をー2℃から6度くらいまで上げてコントラストをつけてやります。



するとこんな感じに見やすくなります。


この状況を考察すると、まず沿岸は海流が当たっているというわけではないです。

ただかなり近いところまで来ているので風次第では入ってきているかもしれません。

ちなみに、沖はヒラメ爆釣だそうです。

これだけ温水塊と冷水の潮目があればそこはかなり良さそうです。

この水の切り替わりの場所にカタクチが大量にいる可能性が高いのです。

それが偶発的にか、残っているのか、よく分からない理由で散発的にどこかには入ってくることもあるかもしれません。

こういう時は風で入ってくるので数日前までの強い風の影響を見てその風下に行くのが第一案です。

また、一度接岸するとしばらく居るので、数日前のデータも見る必要があります。

サーフヒラメアングラーを自称するならこのデータを毎日見てください。

そして仕事中常にカタクチの居場所を妄想してください。


ちなみにクロロフィルはこんな感じです。


沿岸が多いのは荒れていて珪藻類が巻き上がっているためです。

凪だともっと落ち着きますが、鹿島灘の場合は今の時期はカタクチは珪藻類よりもアミを食っているらしくあまり気にしなくていいです。

クロロフィルが威力を発揮するのはどっちかというと5月以降の夏場で、ハイシーズンは海流とクロロフィルのどっちも見た方が良いです。

これは茨城県の水産研究の論文に書いてあったカタクチの胃内容物の時期のデータから調べたので実際は誤差があるかもしれません。


この衛星画像でカタクチを探す技の偉い所は、日本全国どこでも通用するところです。

福岡も宮崎も北海道も仙台も新潟も遠州も全てこれで大体分かります。

ただ、カタクチというのは回遊の時期によってエサが違うらしいのでクロロフィルだけみればいいということにはならなくて、大体は夏はクロロフィル、冬は海流、その切り替えや重複してる時期は場所によるって感じなので経験で埋められます。

僕は鹿島灘はカタクチパターンを研究しているので今日の画像見ても大体このくらいならいるだろくらいの感覚があります。

ただ、どこにでもいるわけではなくこの海流図では基本的には寄ってないです。

僕の感覚だと、鹿島灘はちょっと湧昇(沖に水が流れる現象)気味で離れてそうに感じるのでそれが防げる県央エリアあたりが面白そうではあります。

この「面白そう」っていう感覚が得られるものとして一番大きいです。

アングラーズとかXとか、そういうので情報として手に入れて釣りするのも面白いかもしれませんが、自分も相当釣果に飢えている時はやるものの普段はいるかどうかも分からないけど探す釣りのほうが好きです。


最後に地形的なアドバイス

大洗のような突端のある前後というのはカタクチパターンではかなり強いです。

なので鉾田だったら南より北が釣れますし、神栖も平均南の方が可能性あります。

じゃあ千葉北は?

サーフは殆どないけど実は穴場です。

鳥山が相当立っていたりしますが、屛風ヶ浦あたりは誰も居ません。

しかし水深が浅くタイミングを選ぶので難しいです。

以前大会の優勝者はそこで決定打をあげましたが自分以外誰も場所が分かっていませんでした。

組み立てた釣りで行き着く先が一緒なんてなんとも楽しい話でした。


そういうわけでもしサーフヒラメをやったり磯で青物狙う方は毎日ひまわりモニタを凝視してみてください。

釣果はともかく釣りの組み立てる楽しさは保証します。