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厳冬期の攻略法

 
 厳冬期の狙い方 

fimo本部からリクエストを頂いたので厳冬期の狙い方、僕が意識している事を書いてみたいと思います。


先日取材を受けた『月間つり人 春のシーバス大特集』と内容が被らない事を書いてみます。




 塩水クサビ

シーバスを追う際に意識することは沢山あって、ベイトの有無なんかも凄く重要になってきますよね。
産卵からの回復のためにシーバスも栄養補給したいでしょうし。


ベイトが見つかれば文句なしですが、この時期の湘南エリアのベイトって普通に釣りしていて、ほぼ認識できません。


バチはほとんど湧かないし、稚鮎やハクや川シラス(←正式名称はわかりません)など水上からは見えない奴らがほとんど。
その見えないベイトを探すためにライトで水面を照らそうなんてもってのほか。


ベイトはいるかもしれないし、いないかもしれない。でも仮にベイトが居たとしてもそれに着いているシーバスがルアーに食いつくかはまた別の話です。
僕は厳冬期の釣りではそこまでベイトを強く意識していません。


あ、もちろんバチ抜けで釣れるようなエリアで釣行する時はめちゃくちゃベイトを意識しますけどね(^^;)



僕がこの時期意識するのは塩水クサビ。
以前にもブログで書きましたが改めてご紹介してみます。


まず塩水クサビとは?・・・


 
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(以前東京中日スポーツ新聞に連載時の久保田作のイラスト)


河口に水深のある河川では必ず河川内にも海水は侵入しています。


これが海水層と淡水層に分かれていて、比重の重い海水層は下層に、海水と比べて軽い淡水は上層へと層状を成します。


この層が上流へとクサビのように伸びるので、塩水クサビと言います。


この暖かい海水層を通ってシーバスは河川内に入って来ます。





 潮の動きが緩慢な方が綺麗な層状


海から河川内にクサビ状に海水が伸びる塩水クサビ。
海の水位が高い時(満潮)の方がより多くの海水が河川内に侵入します。


となると大潮の満潮時が一番塩水クサビが上流まで伸びている・・・訳ではありません。


上げ潮で海水が河川内に流れ込んできますが、その勢いが強すぎると河川の淡水の流れとぶつかってクサビ状に層を作るのではなく壁を作って河川内に進入してきます。


 
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イメージではこんな感じ。


逆に潮の干満差が少ない日の方が海水の上に淡水が乗り、上げて綺麗な層を形成すると言われています。


大潮だと海が淡水との壁を作りながら河川内に押し上げて来て下流域は海に、小潮などでは底を這うように汽水が侵入してくる・・・そんなイメージです。


雨などの多さによって河川の水の勢いは変わります。
その勢いの強弱によっても海水と淡水がぶつかるのか?層を作るのか?が変わってきます。


このような事が水の中では起こっているというイメージを先ずは持つことが重要になってくると思います。





● 海水層で食わせるのか?淡水層で食わせるのか?


そもそも塩水クサビや淡水と海水の境目って見えるのか?ですが、目視で確認できることもあります。


実際に塩水クサビが見える時はクサビの層で光の屈折率が違う為、水の下の方でモヤモヤ~とした層が見えた時も過去にはありました。しかし見ようと水中にライトを照らすとそもそもシーバスが警戒して食って来なくなるので、目視で確認する必要はありません。


見えた日でも層がハッキリしている時間もあれば層があるのか分からなくなる時間帯もあります。一定ではないので確認する必要はないかなと。っていうかライト照らしちゃダメです(笑)


『じゃあどうやって塩水の層ってイメージすればいいんだよ?』


仮に、タイドグラフで0cmで陸地が出るか出ないかのところ。タイドグラフで潮位100cmの時は水深100cmプラスα。


下流域でこの100cmは海水な訳です。


もちろん河川の水深や川幅は均一ではないので流入してきた海水で均一に水位が増える訳ではないのですが、レンジのイメージは掴めるのではないでしょうか。


ちなみに潮位100cmの時のプラスα。
これは川の水が海水で堰き止められて河川内に溜まったプラスαです。





fimo動画の『100cmチャレンジ』の中でも語りましたが、こういうイメージをしっかりと構築する為にもホームエリア、ホーム河川というような場所を自分の中で持つことは非常に重要になってくるのかなと思います。



さて、釣りの話に戻します。


シーバスが居るのは海水層だけど、海水層という層がしっかり形成される為には川の水の勢いは弱い方が良い。


雨が暫く降っていない時の方が海水層がしっかり形成されるわけです。


そしてそういう時って当然、水はどクリアーなわけです。



そこで濁りの代わりに利用するのがこの屈折率の違い。
シーバスも暖かい海水層に居るので、このクサビの上の層はハッキリと見えてない、認識がボヤける、といった状態になるのかなと僕は感じています。


なので塩水クサビの境目の少し上を通してやるのがこの時期に口を使わせる攻略法になります。



が、しかし!!!


海水が効くエリアのポイントに入ったとして、そこには以下のようなシーバスがいると考えられます。


〇暖かい層から出ないで餌を食いたいシーバス

〇塩水クサビでルアーか餌か分かりにくくて食っちゃうシーバス

〇簡単に食えそうなのは何でもとにかく食いたいシーバス


群れであったとしても個体差があるので必ずコレっとは言えませんよね。


 
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そして塩水クサビの境目の少し上と書きましたが、上記した図で分かるように大潮なのか小潮なのかによっても境目の入り方は変わりますし、雨がどの位前に降ったのか?更には上で書いたように目視で確認している時ですらその境目は一定ではありません。


 
 厳冬期の攻略法 


長々と書いてきましたがそれらを踏まえた上での久保田的な攻略法です。


ボリュームの低いルアーを上のレンジから下のレンジまで小まめにルアーチェンジして探っていくことが攻略法です。ルアーチェンジの際はカラーよりもレンジと速度を意識して数投ごとにチェンジします。



①水面 
②水面からちょい下 

③もうちょい下 
④ボトム 



と4段階に分けるとしたら上から徐々にレンジを下げて行くのではなく、


①→④→②→数分休ませる→③→①→④→②


こんな感じで出来るだけルアーチェンジ前後のレンジをバラけさせます。


上から徐々にレンジを落としていくと正解のレンジの前にシーバスがルアーに見慣れてしまうかなと。


また、潮によってのクサビの出来方もイメージしながら大潮の時は①~④のレンジをくまなく探りますが、小潮のようにしっかりと層をなしていそうな時は上と下も通しますが、中層の②~③をやや多めのルアーチョイスしてクサビの境目付近へルアーが通るようにしています。


しかし多くのキャストを中層に集中させるとルアーに見慣れてしまうことが想定できるので、キャストコースを毎投変えたり場を休ませる時間を長めに取ったりしてシーバスがルアーを見慣れるのを防ぐように心がけています。

 



この動画でも紹介していますが、アングラーの所作としては ・・・


【攻略法=小まめなルアーチェンジ】


え?ただそれだけ?という解になるのですが、
【なぜ?】というところを深堀りすると、その日に合わせたルアーセレクトのコンセプトも変わってくると思います。


長くなりましたが以上です。


【月刊つり人 春のシーバス大特集】ではルアーセレクトに関してももう少し細かく触れると思うので是非ご覧になってくださると有り難いですm(_ _)m


 

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