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金森 健太

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アメゴの溪へ


さて皆様、お久しぶりです。

鮎シーズン最盛期…と言いたいところだが

今夏は愛媛県へ長期出張となってしまい、鮎釣りも清流鱸釣りも全く行けなくなってしまいました…

高知ならアカメ狙いに没頭できたのだが…情報収集の結果瀬戸内海側でアカメが釣れることは滅多にないのだとか。

で、2回ほど滞在先近くの川の河口へ鱸釣りに出てはみたのだが、ボラとチヌは大量にいるものの鱸の気配は皆無で撃沈(ノД`)…

しかし

現場(山の中)へ行く道中に見える溪が気になる。

蒼く澄んだ流れには、いかにも渓魚たちが泳いでいそうだ。

というわけで

休日、早速フライタックルを手にその溪へ。事前調査では、管理している漁協は無く放流履歴もないとのこと。もし渓魚がいるのなら、それらはこの溪の純粋な在来個体群である可能性が高い。

期待を込めて、各ポイントに丁寧に毛鉤を浮かべてみる。しかし…

たまに小さな泥バヤが出るだけで、渓魚からの反応は…ない。

溪はなかなかに急勾配で、落差のある落ち込みと淵が連続する渓相。滑りやすい岩盤帯も多く、遡行もなかなかにキツい…。

やがて滝にたどり着き、ここで一旦林道へ上がることに。

ここから更に上流へ向かい、500mほど歩いたあたりで再入渓。

淵の流芯の脇にアダムス・パラシュートを浮かべると、泥バヤとは明らかに違う魚影が水面を破った。

澄んだエメラルドグリーンの流れの中で煌めく銀影、アメゴだ。

その躍動を楽しみ、ランディングネットへ。vsdzzbti3aa6vzr4y26j_360_480-c7b278ec.jpg
美しいパーマークを纏ったアメゴ、ようやくこの溪の渓魚と出逢えた。

アマゴと見た目は同じだが、本州のアマゴはグループEという遺伝系統であるのに対し、四国のアメゴはグループCという遺伝系統で、遺伝学上ではヤマトマスと呼ぶのだとか。

このアメゴがヤマトマスである確証はないが、無漁協河川の源流であることを踏まえて考えたら、その可能性は低くはないだろう。

また、本州からアマゴ(グループE)が移植され、交雑が進んでいる河川も少なくないようだ。

その美しい姿を写真に収め、そっとリリース。

更にその上の落差のある落ち込みの開きに毛鉤を浮かべると、大きく水面が破れた。フックアップ、これはいいサイズだ…!

しかし

……痛恨のフックアウトorz

そこから更に遡行して、段々の落ち込み。落ち込み脇の巻きにアプローチ、ゆっくり流れる毛鉤に、再び銀影が浮かぶ。

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派手な朱点が気になる…そういうもんなのか?

そこからしばらくは反応を得られず、気がつけば時刻は16時になろうとしていた。どこか退渓できそうなところがあったらそこで辞めようと決め、遡行していくと、再び広い淵が現れる。

開きでは反応はなく、落ち込み脇の巻きにアプローチすると…再び水面が破れた。

蒼く澄んだ流れに煌めくパーマークは息をのむ美しさだ。

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蒼い流れの中で育ったブルーバック、思わず見惚れてしまう。

その少し先で退渓できそうなところを見つけ、そこでこの日の釣りを終了とした。

蒼い流れの中で命を繋ぐアメゴたち、このアメゴたちがいつまでも生きていける環境が続くことを願ってやまない。

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m





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