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金森 健太

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北陸ヒラスズキを追って2


11月も後半となり、冬らしい気候になりつつありますが、皆様如何お過ごしでしょうか。

晩秋から初冬に入るこのシーズン、河川の釣りはオフシーズンに入るがサーフのヒラメやオオニベ、磯のヒラスズキ等まだまだアツい釣りものが待っている。

11月21日

北陸エリアの波予報は3m後1m。過去の経験からこのような予報の時はあまりいい思いをしたことはない。

磯は諦めて遠州サーフへ行こうかと思っていると、Instagramで相互フォローしている地元アングラー、SさんからDMが。

「◯◯ならいい感じですよ!」と。

地元の方がいい感じと言うなら、行かない理由はない。というわけで翌22日朝5時、北陸のとある磯へと車を走らせた。

8時、とある磯に到着。車から降りると響く波音、少しサラシが薄い状況ではあるがサラシ撃ちは充分できそうだ。

ウェットスーツとドライタイツ、ライフジャケットを着ていると…足元にPEラインが落ちている。拾って丸めてゴミ袋へ。

地元の方々の厚意で車を置かせていただいている場所、来た時は目についたゴミは拾うようにはしているのだが…ここが立ち入り禁止になるのは非常に困る。せめて自分が出したゴミは自分で持ち帰って処分して欲しい。

8時半過ぎ、いざスタート。打ち寄せる波を見ながら歩いていき、サラシが沖へ長く伸びるピンを撃ってみる。

ここの定番ルアー、サスケ裂空をサラシを跨ぐようにアプローチ、引き波に乗せてサラシの中に漂わせてみる。時折波間にベイトの気配もあり、期待が高まる。

裂空、真裂波とローテしてみたが反応はなく、次に選択したルアーは…カゲロウMD125F。入手困難だったカゲロウ、今までロストしたくないからと磯では使わなかったのだが…最近は近所のお店で普通に買えるようになったので磯でもスタメン入りとなったのだ。

裂空と同じように、サラシの中を漂わせていくと…

引き波でラインが引かれ、再び寄せ波が近づいたその時

ドンっ

いた!!

フックアップ、ロッドが弧を描き白いサラシの中で獲物が激しいエラ洗いを見せた。

お、マルやな。

狙いのヒラスズキではないが、なかなかのサイズ。手前のシモリに巻かれないようにロッドを天に突き上げたままゴリ巻きで浮かせる。

寄せる波に乗せて、ランディングポイントまで誘導。結構重いぞ…次の寄せ波で無理矢理引き抜き、、、

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キャッチ。73cmとまずまずのサイズの磯マル。

狙いのヒラスズキではないが、ボウズを逃れ一安心。

近くでサラシを撃っていたSさんも一部始終を見ていたらしく、ここでしばし雑談と情報交換。それによるとなかなかに厳しい状況なのだとか。そしてベイトはナミノハナだということもわかった。

Sさんは撃ちながら駐車場まで戻るとのことで、Sさんと別れ更に先へ進む。

適当なタイドプールに先程のマルを入れておいて、複雑な流れとサラシがぶつかり合うピンをカゲロウと裂空、真裂波で撃つ。

沖のシモリによってできるサラシの切れ間に、一羽のカモメが何度も飛び込んでいる。おそらくベイトがいるのだろう。

ミノーでは到底届かない距離…ならばとぶっ飛び君115をフルキャスト…しかし、届かない、、、。

これならどうだ。

オーディン130をぶっ飛ばしてみる…が、これでも届かない(泣)

100mくらい飛んでるんだけどなぁ(^_^;)

そこを諦めて、次の場所へ。前回ヒラスズキをキャッチした左右からのサラシがぶつかり合うピン。しかしこの日はサラシが薄く、いい流れができていない…。

結局ここもノーバイトに終わり、タイドプールに入れておいたマルを移動させようとタイドプールに戻ると

子猫くらいの大きさの動物(イタチみたいなやつ)がマルの背鰭を咥えて引きずり上げようとしている。

こら持ってくなw

てかそのサイズを持ってくのは無理だろw

マルを安全な?ところに避難させて次のピンへ。実質ここが最後のピン、ここがダメなら大移動になる。

右から左への強い流れに、サラシが長く伸びる。真裂波で数投流してみたが反応は…ない。

ならばこれだ。

カゲロウMD125Fを同じようにサラシの中に流し込んでいく。

この立ち位置、波を遮るものがなく何度も波を被り、ウェットスーツを着ていても全身ずぶ濡れに、、、

波と風は容赦なく私の体温を奪っていき、寒さにより集中力も切れそうになったその時

ドン

突如、左手に衝撃が走る。咄嗟にフッキング、掛けた…!

掛けたのはシモリが点在するピン、奴はそのシモリに向かって突っ込んでいく。そこまで大きくはなさそうだ、ゴリ巻きで一気に手前まで巻き寄せる。

シモリを躱すと奴は二度三度とエラ洗いを見せた。間違いない、今度はヒラスズキだ…!

大きくはないと言えどヒラスズキの引きは強烈だ。ロッドのバネを活かしその強烈なダッシュに耐え、寄せる波で一気に引き抜いた。

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53cmと大きくはないが、燻し銀の魚体が美しい。

生息域北限に近い北陸のヒラスズキ、サイズに関わらず価値ある一本だ。

タイドプールに入れておき、次を狙う。

しかし反応はなく…寒さでロッドを持つ手が震えてきた。まだ時間はあったが、ここでこの日の釣りを終了とした。

【使用タックル】

ロッド/Gクラフト・セブンセンスmoss MS1202MRF
リール/ダイワ・年式不明ブラスト4020PESH
ライン/DUEL・hardcoreX8 2号
リーダー/VARIVAS・VEPショックリーダーナイロン22lb
スナップ/fishing fighters・鉄腕スーパーSUSスナップラウンドタイプ#0
ヒットルアー/megabass・カゲロウMD125F
フック/fimoフックMH#4

これから年末にかけて最盛期を迎える磯のサラシ撃ち。カゲロウでの攻略に新たな引き出しを増やすことができた釣行となった。北陸はサイズが出ない海域ではあるが、70アップを目標にオオニベと並行して狙っていきたい(交通費がとんでもないことになるけど)

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m







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