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金森 健太
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▼ ヤマトイワナの渓へ
こんばんは(^^)
今回は、渓流釣りの釣行記を。
9月12日、前夜のシーバス狙いは撃沈…
さて、今日はどこへ行こうか…
そろそろ磯ヒラも行きたいが、予報はベタ凪。ならば鮎か渓流か…と迷っていると、ふととある渓のことを思い出す。
それは、このあたりのエリアではかなり希少になってしまったヤマトイワナが棲む渓。
まもなく渓流シーズンも終わり、最後にあの渓のイワナ達に会いに行こうと思い立ち、その渓へと車を走らせた。
まだまだ夏色の町を抜け、渓に近付くにつれて少しずつ秋の景色へと変わっていく。少しの寂しさを感じながら山道を進み、10時半に未舗装の林道の片隅に車を停めた。
0番のフライタックルを手に、渓にエントリー。急勾配を流れ落ちるいかにもな山岳地帯の源流、期待を胸に小さな落ち込みに自作のブナ虫パラシュート12番をアプローチ。
最初の落ち込みでは反応は無し。上に行こうと落ち込みに近付くと、開きに黒っぽい影が揺らめく。
しまった、いたのか…
一瞬の間を置いて、その魚影は落ち込みの白泡の奥へと消えていった。
ヤマトかニッコウかは確認できなかったが、岩魚は間違いなくいる。期待を込めて次の落ち込みにフライをアプローチ。
開きでは反応はなく、白泡の脇の流れが巻いているピンに流し込むと…小さく水面が割れる。
決して大きくはないが、今日の最初のヒットとあって緊張感が高まる。
ランディングネットに納まった魚体は紛れもなくヤマトイワナ。白斑のない背中、横腹に散りばめられた朱点…久しぶりに出逢えたその美しい魚体にしばし見惚れてしまう。
優しくフックを外し、流れに顔を向けてやると、ゆっくりと流れに戻っていった。
何年も何年も、この小さな渓でその血を受け継いでいるヤマトイワナたち。私が知る限りでは、この水系でヤマトイワナがいるのはこの渓だけになってしまった。他の渓は全てニッコウイワナの稚魚が放流され、交雑を繰り返すうちに純血ヤマトの血は絶えてしまった。稚魚放流で魚影が濃くなるのは釣り人としてはありがたいことかもしれないが、その裏で絶えてしまう種がいるというのは、なんとも悲しくもある。
いつまでもこの渓のヤマトイワナたちが生命を繋いでくれることを願ってやまない。
木々が生い茂る狭い渓だが、思っていたほどキャストに支障はない。キャスト前に後方を確認していれば、フライを枝に引っ掛けることはほとんどなかった。
落ち込み脇の巻き、大きな岩の影、ちょっとした深みにフライを流すと、小さいながらも美しい魚体が水面を破る。
アベレージは16cmほどだが、サイズに関わらず純血ヤマトに出逢えたことが嬉しい。
…しかし
次第に渓は更に狭くなり、オーバーハングが多くなってきた。ボウ&ロー(リーダーを摘んで引っ張ってロッドを曲げ、ロッドの復元力でフライを飛ばす投げ方)で狭いピンを攻略していくものの、次第にストレスになっていく。
やがて、小さな滝にたどり着く。魚止めではないが、ここで終了とすることに。
滝壺に覆い被さるように伸びる枝、引っ掛けないようにボウ&ローでアプローチ。しかし…やはり一番出そうなピンには届かない…
手前に落ちたフライを見ていると…黒っぽい影が浮かび上がり、静かにフライを吸い込む。
尾鰭の朱色が、たまらなく美しい一尾。
「ありがとう。大きくなれよ」
流れに戻っていく魚影を見送り、この渓での釣りを終了とした。
下山すると、まだ時間に余裕がある。渓を移動し、今度はお土産を確保することに。
次の渓は、アマゴとニッコウイワナの稚魚が放流されている渓。それ故に魚影は濃いが、エントリーのし易さ故に魚のプレッシャーは高く、攻略は容易ではない。
先程の渓よりは開けていて、ストレスなくロッドを振れる。しかし…やはり魚のプレッシャーが高いのか、反応はない。
竿抜けになっていそうな瀬脇の岩影にフライを流し込み、ようやく水面が割れる。
その手ごたえですぐリリースサイズだとわかったが、ランディングネットに納めると…
…あれ?
見慣れない模様を纏った小さな魚体、海のサバのような虫喰い模様が背中に広がっている。
正体はカワサバと呼ばれるアマゴとイワナの交雑種。よくよく魚体を見てみると、確かにアマゴとイワナの両方の特徴を持ち合わせているように見える。
しばらく遡行した先、水深のある瀬脇にフライをアプローチ。
突如浮かび上がる、尺に届きそうな魚体…
澄んだ流れの中、パーマークまではっきりと見えた。
喰え…!
しかし、違和感を感じたのか奴はフライの手前で身を翻し、流れに戻っていった。
二度三度とフライを流すも、二度と姿を見せることはなかった。
そのすぐ上、落ち込み脇の小さなポケットにフライをアプローチ。水面を漂うフライに、小さな魚体が飛びかかる。
流れの中で煌めくパーマーク、今度はアマゴだ。
ギリギリ、キープサイズではあるが…まだ小さいため、大きくなって再会できることを願い、リリースする。
気がつけば空は光を失い、渓には闇が迫り始めていた。
暗くなってからの下山は滑落事故や遭難、熊や猪などに遭遇するリスクが大幅に高くなる。安全に下山するためにも、ここで終了としました。
源流という隔離された水域で懸命に生命を繋ぐヤマトイワナたち。来年も再来年も、このヤマトイワナたちに出逢えることを願い帰路につきました。
最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
- 2021年9月14日
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