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金森 健太
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▼ 清流鱸を追って9
おはようございます(^^)
9月4日、この日もシーバスを狙い地元河川へ。
久しぶりの土日休みとなったが、日頃の疲労から昼間は寝て過ごしていた。
19時半、ポイントへ向かい堤防道路を走っていると…
…めっちゃ水位高くない?
私が寝ている間に、かなりの降雨があったようだ。
いつものポイントに着くと、テトラ突堤は完全に水没、激流が不気味な音を立てている。
ギリギリ釣りにはなりそうな状況ではあるため、前回伸ばされてしまったカゲロウ124Fのフックを交換、ラインチェックとリーダー交換の後護岸にエントリー。
テトラ突堤に立てない時は護岸に立って釣りをするのだが、この日はとにかくゴミの流下が凄い。立ちたい位置には大量のゴミが溜まっている。
先ずはいつも通り、カゲロウ124Fのアカキン。アップ、クロス、ダウンと角度を変えながらサーチしていくが…反応は無い。
カゲロウ124F→カゲロウ155F改→エヴォルーツ120SSP→サスケ裂波とこれまたいつも通りのローテーションで探るが…反応は無し。
下流から数えてふたつ目の突堤でも反応は無く、三つ目の突堤へ。
同じようにカゲロウ124Fをセット、激流の中にキャスト、巻かずに手前のヨレに流し込む。
…が、ノーバイト。
155にチェンジ…が、今度はカラーを変えてみることに。今まではイエローチャートバックキャンディをチョイスしていたが、これだけの大増水、濁りもかなりキツいこの状況なら、ド派手なカラーの方が良いかもしれない。
というわけでセットしたカラーはどチャート。こちらには2.5gのウェイトチューンを施してある。ウェイトチューンを施すことによって僅かにレンジが下がり、水噛みが良くなるのだ。ノーマルの状態だと常に背中を水面上に出して引き波を立てるアクションになり、泳ぎ出しも若干遅くなるのだが、このウェイトチューンでこの問題はある程度解消される。
しかし…もちろんデメリットもある。
ベリーにウェイトシールを貼ることで重量バランスが崩れ
まぁ飛ばない。
LBOの効果が完全に死んでしまうので、遠投したいアングラーさんにはおすすめできないチューンだ。
このポイントは遠投する必要がないのでいいのだが…遠投が必要なポイントではかなり使いにくいだろう。
というわけで、激流の中にキャスト。一旦激流に乗せて手前のヨレに流し込み、ヨレに入ったらゆっくり巻いていく。
一投、二投・・・
ノーバイトが続く。
ダメかな…
やっぱり明日の方が良いかな…
そう思いながら、ゆっくりヨレの中を巻いていく…そして
ゴン
突然の衝撃、待ってましたとばかりに大きくフッキング。BRSがバットから曲がり、水面が炸裂する。
激流の中に逃げようと強烈なダッシュを魅せるが、ドラグはフルロック、超ショートポンピングで無理矢理獲物の頭をこちらに向けさせる。
激流から引き剥がすと今度は激しいエラ洗いを何度も繰り返す。もちろん予想通りの動き、ロッドを水面まで倒して抑え込む。
エラ洗いの感じからそこまで大きくはないが(伊勢湾奥基準ではかなりデカい)とにかくパワーが半端じゃない。足元まで寄せてから、エラ洗いとダッシュを何度も繰り返す。ダッシュの度に、フルロックの筈のドラグがジリジリと滑る。
やがて、獲物が目の前に横たわる。ランディング態勢に入るが…
「え〜と、、、シーバス…だよな?」
2年間みっちりリバーシーバスの修行をしてきたが、今まで見たこともない太さだ。まるでアカメかヒラスズキのような体高、何を食ったらこんな体型になるんだろうか、、、。
おそらくランディングネットには入らないだろう…幸い、この日は護岸上まで水が来ている。護岸上に慎重にずり上げ、フィッシュクリップでしっかりと獲物の下顎を掴む。
74cm、まるで違う魚かと思うほどに極太な一本。
持ち上げると、その重さに驚愕…
計っていないので正確なウェイトはわからないが、どう軽く見積もっても5kgはありそうだ。
もしかしたら6kg、もっとあるかもしれない。
ストリンガーに繋ぎ、リーダーをチェックしながら一休みしていると…仲間の方からLINEが。今から来るとのことで、ならばとしばらく待つことに。
しばらく待っていると、仲間の方が到着。しばし雑談の後再開…が
そう甘くはないようで、ノーバイトが続く…
2時間ほど投げたところで、仲間の方が体調不良となり(コロナワクチンの副反応らしい)撤収…
私はなんとかもう一本出ないかな…と、先程極太シーバスをキャッチした突堤裏に戻り、エヴォルーツ120Fをキャスト。カゲロウと同じように、強い流れからヨレに流し込み、ヨレに入ったらゆっくり巻いて回収していく。
反応は無く、再びカゲロウ155F改をアプローチ。
ヨレの中を、流れに揉まれる鮎をイメージしてゆっくり巻いていく…
ゴン
再びのバイト、確かな重量感…!
しかし
かなり強烈な引きだが、この引きは、、、
やがて見えた、見慣れたヒゲ面。
やっぱり君か(笑)
優しくリリースして、この日の釣りを終えました。
使用タックル
ロッド/ジャッカル・BRS106MH
リール/シマノ・19ストラディック4000MHG
ライン/DUEL・ハードコアX8 1.5号
リーダー/呉羽化学・シーガーグランドマックスFX6号
ヒットルアー/megabass・カゲロウ155F改(どチャート)
激流での極太シーバスとのスリル満点なやりとり、これだから清流鱸はやめられない…!
最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
- 2021年9月5日
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