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▼ 久しぶりのサーフヒラメ
年末から年度末にかけて、周囲の都合に振り回されて自分のペースで生活が出来ず、休日の過ごし方も思うようにいかなかった。5月になっても、ボクは少しばかり疲れていた。
*
今年初めてのサーフフィシングに出かけてきた。南房総一帯にイワシがビッシリと入っていて、景気の良い話があちこちから聞こえてくる。
そんなタイミングで、ようやく自分の自由になる週末ができた。南房総に住む友人ゐ氏からは「居るのはイワシだけで、しかも沖合にしかいない」とからかわれていたが、ボクにはなぜか釣れる気しかしなかった。
まずは、ゐ氏への貢物を準備する。彼が釣った魚をいつももらっているからだ。
準備は整った。さあ、あとは釣るだけだ。前日の夜に南房総に向けて車を走らせ、3時間ばかりの車中泊。遠足前日の子供のように、なかなか寝付けなかった。なぜなら、釣れる気しかしなかったからだ。
*
3時30分に起き出し準備を始めようと車の外に出ると、そこにはゐ氏の姿があった。6時からの仕事前の2時間弱の間、ボクの釣りに付き合ってくれるためだった。
ゐ氏に言わせると
「たぶんボウズだろうから、ヒラメを釣っておきます」
ということなのだそうだ。
本当は、単にボクと釣りがしたかっただけだろうに。まったく素直じゃない。
*
さて、4時前にエントリー。前回来た時に比べて、地形が大きく変わっていた。このサーフは、海に向かっての傾斜があまりなく、比較的平らなサーフなのだが、角度がかなり急になっていた。先日の大荒れの時の影響なのだそうだ。
ファーストブレイクからセカンドブレイクまでの距離も心なしか短くなっていた。なるほど、手前に魚が居ない時にセカンドブレイクの向こう側にアプローチしやすいというものだ。
4時30分頃に夜明けを迎えるその時まで、ルアーの動きが手元に伝えてくれる流れの感覚、波の立ち方や泡の動き、足元の砂の締まり具合等を参考にして、攻めるべきポイントを探していく。
しばらくすると潮の色が見えた。緑色のささ濁りをしている。ゐ氏によれば、移動を決断するというほど色が悪いらしいが、時間的にもボクには移動という選択肢はない。そのまま釣りを継続するしかなかった。
東の空が明るくなり始めてきたとき、綺麗な離岸流を見つけた。友人のhiro氏が呼ぶところの「ビクトリーVゾーン」にもなっている。しかし、ベイトの姿は見えない。この離岸流が絡むポイントを隅々まで打ってみたが、全く反応が得られなかった。
ランガンを決めた。
しかし、先ほどの離岸流より良いポイントは見つからない。波が高く釣りづらい。おまけに砂濁りが入っていた。
来た道を戻ることにした。ここまでで2時間半。チャンスはかなり少ない。表層からボトムまで丁寧にルアーを通していったが、反応が得られなかった。
今日は「ボクの日」ではないのかなと思いながら、来た道を戻っていくと、あの綺麗な離岸流でイシモチ師のおじいさんがのんびりと釣りをしていた。やはり動くべきではなかったのか。
さらにはサーファーがたくさんいて、おじいさんも釣りづらそうにしている。そのうちにおじいさんが移動したので、その離岸流のポイントに入ったが、やはりサーファーとポイントが被っている。
しばらく待っていると、サーファー達が波の高い方に移動したので、ルアーを投げ始めた。何投目だったかは覚えていない。さほど投げていなかったはずだ。
*
時刻は7時少し前。ルアーは、1月に買ったショアラインシャイナーZ・バーティス140Sのバーニングイワシ。大きなウォブリングと派手なフラッシング、少し深めのレンジ。そのときのボクの感覚にピッタリのルアーだった。
ファーストブレイクの2、3メートル先でティップが絞り込まれ、何者かがヒットした。その暴れ方からシーバスだとばかり思っていた。
バレないでくれと何度も祈り、ラインテンションを保ちながらやり取りを繰り返し、大きめの寄せ波に乗せて一気にランディング。
ヒラメだった。すごく肉厚のヒラメだった。
小さかったけど、ボクにとっては値千金の魚だった。
久しぶりのヒラメだから何枚も写真を撮ってしまった。
6時からの仕事のためにサーフを後にしていたゐ氏に「ようやく1枚獲れた」と報告のメールを入れると、彼も1枚獲っていた。ボクのヒラメよりかなり大きそうだ。潮の色が悪いと言っていたが、きっちり1枚獲るところは、やはり流石だ。
*
一通りヒラメの撮影を終えて釣りに戻り、同じ離岸流を攻めてみたが反応が得られなかったので、さらにもと来た道を戻っていったが、イシモチ師とサーファーの間を縫うような釣りしかできず、なかなか良いポイントに入れない。
そんな時に、運良く小規模な離岸流を発見した。ルアーはやはりバーティス140S。
ルアーを投じてみた3投目に鋭いバイトがあった。アワセを入れてすぐにラインテンションが抜けた。あまり大きくなさそうだったが、先ほど釣った魚の動きを考えれば、おそらくヒラメだったのだろう。惜しいことをした。
今までなら、ここでタバコを吸って暫くポイントを休ませてから釣りを再開していたところだが、禁煙中の身なのでそれができない。焦れったい思いを我慢して、かろうじて約5分ポイントを休ませてから再度同じ場所にルアーを投じてみたが、もう反応を得ることはできなかった。
*
8時〜9時頃に釣りを終えようと考えていたので、残りの30分は釣りを後回しにして、1月に購入してから使っていなかったimaハウンドとアスリート14SSを投げてみることにした。
驚いた。どちらも飛行姿勢、飛距離ともにすごくて、フルスイングなんかしなくてもカッ飛んでいった。ちなみにボクの印象は以下のとおり。でも、大きな差はないように思う。これならセカンドブレイクの向こう側にもルアーを届けられそうだ。
飛行姿勢:バーティス<アスリート<ハウンド
飛距離:アスリート<ハウンド<バーティス
*
8時半に釣りを終え、ゐ氏の元へ向かうと、自分が釣った50アップのヒラメを持って出迎えてくれた。ボクがGWに滋賀に出かけた時に買った日本酒との物々交換だが、あまりにも価値に差がありすぎて、いささか恥ずかしい思いだった。
*
5時間キャストし続けたための筋肉痛と引き換えに、疲れの癒しを手に入れた。また行こうと心に決めて、帰路に着いた。
*
帰宅後にヒラメを捌いてみると、ゐ氏が釣ったヒラメの胃からは多くの砂が、ボクのヒラメからは2匹のイワシが出てきた。
とても肉厚だったヒラメの刺身は、おそらく実際よりも美味しく感じられた。
iPhoneからの投稿
*
今年初めてのサーフフィシングに出かけてきた。南房総一帯にイワシがビッシリと入っていて、景気の良い話があちこちから聞こえてくる。
そんなタイミングで、ようやく自分の自由になる週末ができた。南房総に住む友人ゐ氏からは「居るのはイワシだけで、しかも沖合にしかいない」とからかわれていたが、ボクにはなぜか釣れる気しかしなかった。
まずは、ゐ氏への貢物を準備する。彼が釣った魚をいつももらっているからだ。
準備は整った。さあ、あとは釣るだけだ。前日の夜に南房総に向けて車を走らせ、3時間ばかりの車中泊。遠足前日の子供のように、なかなか寝付けなかった。なぜなら、釣れる気しかしなかったからだ。
*
3時30分に起き出し準備を始めようと車の外に出ると、そこにはゐ氏の姿があった。6時からの仕事前の2時間弱の間、ボクの釣りに付き合ってくれるためだった。
ゐ氏に言わせると
「たぶんボウズだろうから、ヒラメを釣っておきます」
ということなのだそうだ。
本当は、単にボクと釣りがしたかっただけだろうに。まったく素直じゃない。
*
さて、4時前にエントリー。前回来た時に比べて、地形が大きく変わっていた。このサーフは、海に向かっての傾斜があまりなく、比較的平らなサーフなのだが、角度がかなり急になっていた。先日の大荒れの時の影響なのだそうだ。
ファーストブレイクからセカンドブレイクまでの距離も心なしか短くなっていた。なるほど、手前に魚が居ない時にセカンドブレイクの向こう側にアプローチしやすいというものだ。
4時30分頃に夜明けを迎えるその時まで、ルアーの動きが手元に伝えてくれる流れの感覚、波の立ち方や泡の動き、足元の砂の締まり具合等を参考にして、攻めるべきポイントを探していく。
しばらくすると潮の色が見えた。緑色のささ濁りをしている。ゐ氏によれば、移動を決断するというほど色が悪いらしいが、時間的にもボクには移動という選択肢はない。そのまま釣りを継続するしかなかった。
東の空が明るくなり始めてきたとき、綺麗な離岸流を見つけた。友人のhiro氏が呼ぶところの「ビクトリーVゾーン」にもなっている。しかし、ベイトの姿は見えない。この離岸流が絡むポイントを隅々まで打ってみたが、全く反応が得られなかった。
ランガンを決めた。
しかし、先ほどの離岸流より良いポイントは見つからない。波が高く釣りづらい。おまけに砂濁りが入っていた。
来た道を戻ることにした。ここまでで2時間半。チャンスはかなり少ない。表層からボトムまで丁寧にルアーを通していったが、反応が得られなかった。
今日は「ボクの日」ではないのかなと思いながら、来た道を戻っていくと、あの綺麗な離岸流でイシモチ師のおじいさんがのんびりと釣りをしていた。やはり動くべきではなかったのか。
さらにはサーファーがたくさんいて、おじいさんも釣りづらそうにしている。そのうちにおじいさんが移動したので、その離岸流のポイントに入ったが、やはりサーファーとポイントが被っている。
しばらく待っていると、サーファー達が波の高い方に移動したので、ルアーを投げ始めた。何投目だったかは覚えていない。さほど投げていなかったはずだ。
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時刻は7時少し前。ルアーは、1月に買ったショアラインシャイナーZ・バーティス140Sのバーニングイワシ。大きなウォブリングと派手なフラッシング、少し深めのレンジ。そのときのボクの感覚にピッタリのルアーだった。
ファーストブレイクの2、3メートル先でティップが絞り込まれ、何者かがヒットした。その暴れ方からシーバスだとばかり思っていた。
バレないでくれと何度も祈り、ラインテンションを保ちながらやり取りを繰り返し、大きめの寄せ波に乗せて一気にランディング。
ヒラメだった。すごく肉厚のヒラメだった。
小さかったけど、ボクにとっては値千金の魚だった。
久しぶりのヒラメだから何枚も写真を撮ってしまった。
6時からの仕事のためにサーフを後にしていたゐ氏に「ようやく1枚獲れた」と報告のメールを入れると、彼も1枚獲っていた。ボクのヒラメよりかなり大きそうだ。潮の色が悪いと言っていたが、きっちり1枚獲るところは、やはり流石だ。
*
一通りヒラメの撮影を終えて釣りに戻り、同じ離岸流を攻めてみたが反応が得られなかったので、さらにもと来た道を戻っていったが、イシモチ師とサーファーの間を縫うような釣りしかできず、なかなか良いポイントに入れない。
そんな時に、運良く小規模な離岸流を発見した。ルアーはやはりバーティス140S。
ルアーを投じてみた3投目に鋭いバイトがあった。アワセを入れてすぐにラインテンションが抜けた。あまり大きくなさそうだったが、先ほど釣った魚の動きを考えれば、おそらくヒラメだったのだろう。惜しいことをした。
今までなら、ここでタバコを吸って暫くポイントを休ませてから釣りを再開していたところだが、禁煙中の身なのでそれができない。焦れったい思いを我慢して、かろうじて約5分ポイントを休ませてから再度同じ場所にルアーを投じてみたが、もう反応を得ることはできなかった。
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8時〜9時頃に釣りを終えようと考えていたので、残りの30分は釣りを後回しにして、1月に購入してから使っていなかったimaハウンドとアスリート14SSを投げてみることにした。
驚いた。どちらも飛行姿勢、飛距離ともにすごくて、フルスイングなんかしなくてもカッ飛んでいった。ちなみにボクの印象は以下のとおり。でも、大きな差はないように思う。これならセカンドブレイクの向こう側にもルアーを届けられそうだ。
飛行姿勢:バーティス<アスリート<ハウンド
飛距離:アスリート<ハウンド<バーティス
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8時半に釣りを終え、ゐ氏の元へ向かうと、自分が釣った50アップのヒラメを持って出迎えてくれた。ボクがGWに滋賀に出かけた時に買った日本酒との物々交換だが、あまりにも価値に差がありすぎて、いささか恥ずかしい思いだった。
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5時間キャストし続けたための筋肉痛と引き換えに、疲れの癒しを手に入れた。また行こうと心に決めて、帰路に着いた。
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帰宅後にヒラメを捌いてみると、ゐ氏が釣ったヒラメの胃からは多くの砂が、ボクのヒラメからは2匹のイワシが出てきた。
とても肉厚だったヒラメの刺身は、おそらく実際よりも美味しく感じられた。
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- 2016年5月16日
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