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最新のパックロッドを買ってみた


かいりです






パックロッド、皆さん使ってますか?





自転車やバイクでの釣行のため、遠征のため、出張時に釣りをするため、家族に釣行がバレないため…





パックロッドを使う理由は人それぞれですが、私含め全てのアングラーは「携帯性」と「使用感」を天秤にかけてロッドを選んでいました。








そりゃね、この2つの要素はトレードオフの関係ですから、当たり前の事です










が、今やそれは昔の話。













ロッドメーカーの技術が向上した現在、







ちょっと重い






ちょっとダルい
















でもパックロッドだから
仕方ない














そんな言葉はもはや死語となっています。









パックロッドが1ピースないし2ピースのロッドに性能面で大きく劣ることはそうそうない。














そんな流れを最初に作ったメーカーこそ、今回ご紹介する「モンスターキス」









ご存知の方も多いでしょう、"怪魚ハンター"こと小塚拓矢氏が世界を隅々まで釣り歩くために設立したパックロッドメーカーです。







以前からとても関心があり、このブログでも何度か取り上げてきました。






正直なに言うと、手に取りやすい価格とは言い切れないのが玉に瑕ですが、手掛けるロッド全てが







仕舞寸法アンダー50センチ










これは非常に大きな武器です。








スーツケースはおろか、バックパックにも収まるサイズ感は、ケース込みでも機内持ち込みが可能。










そんなモンスターキスの、延べ竿からジャイアントベイトロッドまである多数のラインナップの中から私が選んだのが








Shinkirow AITHRIA88/92MHS








可変長しますがざっくり9フィート、2オンスのビッグベイトがぶっ飛ばせるいわゆる「シーバスストロングモデル」





四国や九州といった、いわゆる「聖地」に遠征するアングラーにとって、このロッドの登場は胸のすく思いでしょう。








前置きが長くなりましたが、今日はこのロッドのファーストインプレッションをお送りします。








※あくまで自室で触っただけのファーストインプレッションになります。
ルアーを投げて、魚を掛けてみてのレビューは、しっかり釣り込んだ後でアップします。














まずはスペックから。








全長は8フィート8インチ〜9フィート2インチ








ブレのない、高弾性でシャープなブランクスです。






バットセクションのパーツを抜き差しすることで、レングスが6インチ(約15センチ)可変します。



ラインを通したままでも10秒足らずで可変できます。








キャストのアキュラシーが求められるエリアでは88

飛距離が必要なエリアでは92


ウェーディングでは88

高い足場では92


細かいアクションをつけたいときは88

幅の広いアクションをつけたいときは92






こんな風に状況に応じてレングスを変えられます。




この恩恵は非常に大きくて、タックルを所有したり持ち運んだりする数を減らすことができるので、バイクや自転車で釣行する時や遠征時に特に活躍します。




ミニマリストさんにもおすすめです。


















自重は実測値で205〜225g



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公式サイトには192〜205gと記載がありましたが、プロトから製品版に移行するにあたっての変更でしょうか?





個人的には無理に軽くして耐久性が下がるくらいなら、重くてもいいので安心して使えるようにしてほしいのでこのスペックは大歓迎。




寧ろ安心できる数字です。








このロッドには軽めな、ライン込みで205gのリールをセットしてバランスをみてみます。


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88ではリールフットから約13センチのところでバランスがとれました。






実際に素振りしてみても軽快そのもの。



これには驚きです。2ピースのロッドでももっとバランス悪いものもあるというのに…


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92ではリールフットから約18センチのところでバランスがとれました。




この状態で、少しだけ重さを感じますが、全然許容範囲です。








パワーはMH、レギュラーファースト、ルアーはMAX60g







ティップにはある程度の柔軟さがあり、10g前後のルアーでも十分扱えると判断しました。




アマペン等のビックペンシルを動かすにも丁度いい具合だと思います。






それでもってベリーからバットにかけてのパワーは凄まじく、部屋ではなかなか曲げられませんでした。




強すぎる…と一瞬は戸惑いましたが、バットが残ってくれたほうがファイトでは有利に働くので、特段問題はなさそうです。





「サイトには2オンスのビックベイトが投げられるとあるのに、実際には軟すぎて投げられない…」


なんてことはなく、しっかり60gがキャストできる強さがあります。








ガイドはステンレスのSiC-Sが採用されています。



バットガイドはダブルフットの30mm、トップガイドは7mm


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青色スレッドが綺麗。


少し大きめのガイドセッティングで、表記通り2.5号のPEも安心して使えます。




このロッドをテストされた津田誠人氏によると、トップガイドと2番ガイドの間隔を意図的に詰めており(といっても違和感があるレベルではない)太いラインシステムにも対応できるそうです。





ディアモンのようにダブルラッピングはされておらずジョイントのスレッドとガイドスレッドを一体化する技術も使われていませんが、まぁ必要十分です。





そこまでの堅牢さが必要ならディアモンも買ってくれという簡単なお話ですね









リールシートはDPSのダブルロック仕様。


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コンパクトなフロントグリップとストレートのリアグリップはグレーのEVA


グリップエンドは圧縮コルクとなっており、バランスの良さに貢献しています。






リールシートからグリップエンドまでは約39センチ。






ピン撃ちも遠投も、ドッグウォークもジャークもしやすい便利な長さです。








そして勿論、仕舞寸法は50センチ。


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こんな感じのネオプレーンケースが付属します。




普段通学に使用しているバックパックにすっぽり収まります。学生、歓喜。





ギグバッグ(ギターケース)でもなんとか持ち運べます。バンドマン、歓喜。


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このロッドは「並継」という方式を採用しています
(エクステンションシャフトのみ印籠継)





並継ではジョイントのティップ側が細く、バット側が太くなるため、ティップは繊細でバットは強烈なファストテーパーが作りやすく、穂先側を軽く作れるので持ち重り感も軽減できます。






参考までにバット部の写真です。

余談ですが、近年見かけなくなった(気がする)四軸補強のされたぶっとい仕様で剛性感たっぷりです


これが並継。


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こっちが印籠継。


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このジョイント、精度が高すぎて、特にティップセクションは抜くのに一苦労します笑




ゴム手袋やロッドベルトがないと抜き差しや調整に苦労することになるので、ここは注意が必要です


が、抜く時にはポンっといい音がするので片付けも楽しくなります









また、1ピースあたりの値段が抑えられるため、破損時に修理がしやすい、というメリットもあります。

ちなみに免責期間、免責金額といった類は設定されておらず、パーツ実費販売での対応になるそうです。)









あと、これは裏技的な(?)使い方ですが、7ピースまでバラすのが面倒なときは


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3ピース(仕舞寸法約95センチ)にしてみたり


リールを付けてラインを通したまま畳みたいときは


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2ピースにしてみたりと畳み方の自由度も高いです。




ここらへんもパックロッドのいいところ。











最後に価格ですが、メーカー希望小売価格は5万円後半。正直安いとは言えない。。




でもこのスペックのロッドは他にないので、買ったことは全く後悔していません。





小規模メーカーということで、出荷数は多くはなさそうなので気になる方はお早めに!








とまぁこんな感じですかね


触っただけの感想なのでまだなんとも言えませんが、とてもいいロッドだと思います!!




早く魚掛けたい…!


蜃気楼シリーズは他にもたくさんのラインナップがあって、様々なニーズに対応しています。



皆さんもお気に入りのモデルを探してみてください!







ここまで読んでくださり、ありがとうございましたemoji






ご紹介したロッド:
Monster Kiss/Shinkirow AITHRIA 88/92MHS


モンスターキス公式





これからガンガン使い込んでいきます!!

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