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▼ グラスソリッド ラプソディ
最近巻いたグラスソリッドロッドたち。
ロッドの特性から自分の中ではボート釣り用という位置付けです。
ボート釣りというのは
飛距離をそこまで必要としない
扱う仕掛け、魚種が広い
不意の大物が来ても耐える
という、グラスソリッド ブランクスの特性とマッチしています。
そこそこ煮詰めてセッティングしているので、無理すれば色々な釣りに使えるとは思うんですけどね。
タックルの特性に応じてそれぞれが輝く釣りに持って行くっていうのがロッドビルダーの務めだと思っている。
マッチしていないタックルを待ち出して無理をさせるのは流儀に反します。
それが悪い事だとは全く思いませんし、釣りなんて所詮道楽。
人の道楽に水を差すことほど無粋なことはありません。
さて、
グラスソリッド ブランクスにはカーボンチューブラーにはない魅力が詰まっていますが、素材として客観的に評価するとはっきり言ってグラスはカーボンの下位互換です。
これまでも折に触れて言及していますが、グラスでできることはカーボンでもできます。
この事実を無視して良いところだけを吹聴するのは作り手として誠意を欠きます。
そして、それを踏まえつつグラスソリッド の良いところを引き出すのがビルダーの仕事だと思っている。
大手メーカーがわざわざやらない分野ですので、ビルダーの腕の見せ所です。
自分もまだまだ道半ば。
もっとグラスソリッド の魅力を引き出したい。
というわけで、しばらくはグラスロッドばっかり触ることになりそう。
左から
①ベースロッド 初代鱒レンジャー140
グリップ延長して、kガイドに交換。
小径ガイドに替えたことによってそこそこシャープになった。
まあでも所詮は鱒レンジャーです。
エリアトラウトにつかうには厳しい。
②グラスソリッド 替え穂先
1.2-8-1200
だったと思う。
木管を使ったグリップと塗装の習作。
135センチ程度。
60アップのシーバスでもびくともしない。
これぞグラスソリッド 。
ものすごい先調子になってしまった。
先はもう少し詰めてもよかった。
③
ベースロッド ティガ gソリッド150
よくあるグラスソリッド 万能ロッドの一つなんですが、竿先が太いタイプ。
ベースになるブランクスは
1.6-8-1400かな？
糸巻き、デザインテープでコーティングしています。
これだけ太いと、アクションはかなりチューブラーブランクスに近づきます。
その分重いけど。
④
ベースブランクス
1.2-8-1500
竿先と竿尻をカットして
1.6-7-1300ぐらいにしてます。
ちょっと長くしすぎた。
かなりだらんだるんになってしまった。
⑤直近に作ったグラスソリッド ティップ＋グラスチューブラーバット
ティップは
1.2-6-1200
バットは折れたグラスロッド。
150センチぐらいにしてます。
できるだけチューブラーブランクスのアクションを再現してみた。
まだガイドはつけてません。
スピニングにするか、ベイトにするか
ベイトにする場合はスパイラルにするか
しばらく悩みます
⑥
ベースロッド 初代鱒レンジャー150
ベリーまで手製のカーボンクロスラップ仕様。
これもまだガイド未実装。
スピニングにするかベイトにするかは
⑤との兼ね合いで決めたい。
⑦
ブランクスは②と同じ。
こちらも結構な先調子になってしまった。
もう少し胴から曲がって欲しい。
⑧
ベースロッド 初代鱒レンジャー150
こちらも手製カーボンクロスラップ仕様。
スパイラルガイド仕様だけど、
ガイド4個で180度捻ったらあまり具合がよろしくなかった。
⑨
ベースロッド
アズーロのソリッドギア150
おそらく③と同じブランクス。
少し太めのグラスソリッド ロッドだが、これまで触ってきたグラスソリッド ロッドの中では1番バランスが良い。
手製カーボンクロスラップ仕様。
オールダブルフットで9点ガイド。
基本に則ってガイド5個で180度捻ってます。
使い心地的には暫定トップ。
やっぱりグラスソリッド ブランクスは少し太めの方が使いやすい。
- 2024年3月3日
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