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TKLM140Gと秋田サーフ

先日、今年はじめてのシーバス(10か月ぶり)が釣れました
秋田の火力発電所そばのサーフです
二匹目が釣りたいと、また行ってきました
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(夜だとこんな感じです)

ところが、秋田に入ったあたりから天候が怪しくなってきました
風が強まり、雨まで・・・
サーフにつくと、岸辺は波がザブンザブン、消波ブロックでは
波飛沫が白く砕け散っています
前回は、さざ波の寄せる穏やかな浜だったのに!

そして台風じみた強風。その風が雨を叩きつけてきます

(こんなに釣りにくい状況・・・帰ろっか?)
という衝動が走りました
しかし、私は月に1,2度しか釣りのチャンスがありませぬ

それに、荒れていたほうが釣れると聞いたことがあります
なにより今日は中潮の下げが、夕マズメと重なる絶好機

ええい、いったれ! あまりにもキツかったら帰ろう、と、
とりあえずウェーディングしてみることに

まずは、小魚が避難してそうな消波ブロックのそばで始めました
ルアーは、前にヒットしたk-ten Force130を最初に結びました
しかし、飛距離自慢のはずのこのミノーも、吹きすさぶ向い風
を受けて思うように飛びません
仕方なく、鉄板バイブやジグに変えてみましたが、
ワカメしか釣れません(美味しそうなワカメ)

ジタバタしてる間に夕マズメの時間に。
暗い時間帯は、この遠浅サーフをゆっくりと引ける、そして
この強烈な向い風に負けないルアーを投げたい・・・
手持ちのルアーで、それができそうなのは―――

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TKLM140G  (38g) ?

上州屋で見かけたとき、タックルハウスファンとしてはコレは
買わなくてはとリアクションバイトしたものです
使うならナイトゲームと思っていたので、この色にしました

向かい風へ投げると、重心移動のカチッという感触がするや
「はいはいごめんなさいね」
と、おばちゃんが他人を押し分けるように力強く飛んでいきます

バネ式のウェイト戻りシステムとちがい、移動したウェイトがどっしりと前方に残って飛ぶせいか、弾道が高くても、ルアー自体が加速してくれるかのように飛んでいきます。

そして噂のガウス加速器ってどんな感じなのだろうと、
極力糸フケが出ないように投げて着水と同時くらいに巻くと、
瞬時に、カチッ!という感触がして、
ルアーが水を噛んで泳ぎだすのを感じました。
強いトゥィッチングでウェイトを戻す必要は全然ない感じです

(・・; (なんか、楽に使えるルアーだなぁ)

あとはナイトゲームなので、ゆっくり引こうと思いました
巻き取り95cmで、2秒に1回転くらい
そばまで来たTKLMGの動きを見ると、ヨレヨレヨロヨロ・・・と、波にもまれた瀕死の小魚みたいに見えます。

消波ブロックのそばではアタリがなく、前に釣れた場所まで
移動しながら投げていきました。そして、その前に釣れた場所の
そばまで来たとき、

ガンッ! 
重い衝撃が横殴りに走り、
ジッ‥‥ジーーーーッ!
もう合わせなんて要らないくらいに引っ張られたと思うと、
バシャーッ! ブンブンブン!
(°Д° 「はわわわわわ」
慌ててロッド先を水面ぎりぎりに下げ、ロッドが満月になる
のに、慌ててドラグを緩めていきます

ロッドは「上段の構え」するより「下段の構え」したほうが
バラシにくいように思うのです。去年は、上段してたときに
だいぶフックアウトをして、下段だと大丈夫でした
ドラグが強いと、あちこちが切れたり曲がったりが恐いです
なにせ、ここでチャンスを逃がしたら次いつあるかわからない!
ほんとに、次は来年春とか夏とか秋になるかも
なので、慎重に慎重を重ねて長期戦に・・・

寄っては逃げる、を数回繰り返したあと、ついに寄ってきました
波打ち際にやってきた魚体は綺麗でデカイ・・・
よしついにキャッチだ、とフィッシュグリップを取り出し・・・
・・・ん? あれ? あれれ?
あれれれれ!? フィッシュグリップどこ!?
忘れてきた! 今年一回しか使ってないから、印象薄かった!
バシャバシャ!と三角形の頭が暴れ回ります

ええい、と、魚の口に指をつっこみ、下顎を掴みました
指にベロ?が触れてきました。少し温かくて、命を感じます
そのまま、波の勢いを借りてズリ上げました

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76cm。私の新記録・・・

そして、この子は食べることにしました
何を捕食しているのか、胃を開いて調べたい
一年間、ただ携帯していたナイフを取り出し、エラの奥を
かき切って、生まれて初めて「血抜き」なるものをしました
が、思ったよりも血が出ません。場所が違うのかと焦りました
刃物を入れているうちにこの子は絶命しました。
なんともいえない気分のなか、流木に魚体を立てかけました
鳥とか猫に持っていかれる、ということは頭から抜けていました
ナイフをしまおうとして、刃のしまい方を忘れて苦戦しました
デジカメで撮影しようとしたら、持ってくるの忘れていました
(帰宅後、魚を捌くと、胃のなかはほとんど空っぽでした。
 ただ少量の砂と甲殻類のものらしき薄ピンクの殻の破片が
 あったので、穴ジャコを食べていたのかもしれません)
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ドタバタのあとに釣りを再開しようとして、放置していた
PEラインがプライヤーだとかに絡んでしまっていることに
気づきました。刃に糸が触れてしまったので、もうアウト。
システム組みなおし・・・釣り慣れてないヘタはほんとにもう
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魚にナイフの刃を入れたときの感触を思い出しつつ、同じ場所で
再開して間もなく、またTKLM140Gが引ったくられました
(°Д° 「なんなのこのルアー!?」

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最後、僕の足元に突っ込んできてウェーダーブーツに
フックを突き刺してきました。まるで特攻

さっきの魚よりは小さかったので、もう長さなんて測らずに、
お前は逃げろ、強かったよ、とリリースすることに・・・ん?

そういえば、スケール、どこいった!?
さっき地面に広げて置いたたまんまで、波にさらわれた模様

ほんとに俺はヘタだ、と、うなだれながら、この子の口にまた
指をつっこんで、海の中をグルグル引き回すと、やがて
(このっ!)
という感じで指を噛み返してきました。ネコの甘噛みくらい。
「おー、元気になったかー」と放すと、プンプンと怒ったよう
に帰っていきました

ここで夕マズメが終わり、風と雨はますます強くなり、
勤務明けで30時間起きっぱなしだった僕の気力体力もゼロに

夜、天気はもはや台風みたく荒れはじめました
上州屋で氷とスケールを買い、秋田港の道の駅で車中泊して
やりすごしました。夜は風雨のせいで冬みたいな寒さでした。

翌朝は荒天が少しおさまり、夜明け前から同じ場所で再開
ルアーはもちろんTKLM140G

のんびり巻き・・・のんびり巻き・・・
さすがにもう釣れないかな・・・夕マズメだけが時合・・・?

ガンッ! 
(==; 「うそ!?」
ギュアギュアギュア! ザバババ! バシャーン!
(°Д° 「あわわわわ! あばばばばば!」

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やっとデジカメでパチリ
てかもう、どんだけシーバスに好かれてるの、このルアー!?

朝5時にはもう陽の光が海に差しはじめました
アタリは遠のきました
シーバスにとってはもう真昼と同じなのかもしれません

最後の悪あがきと、ローリングベイトのスローシンキングに
つけかえ、速引きでリアクションの釣りをしてみました

あー、このプルプルがたまらないんじゃー・・・
と、なにかの中毒者のように巻いては移動し、消波ブロックの
そばにまで来たとき―――

バシャァン!
(°Д° 「いいッ!?」

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元気なヤツがまだ居残ってました
ただ、ローリングベイトの尾につけていた#6のフックが
エラ内部の下端に入りこんで針先3本全部が突き刺さり、
外すのが大変に。

小さなフックというのも、意外に凶悪だなと思いました
ルアーの尾につけるフックは、シングルでいいかもしれません
メインでかかるのはベリーフックのはずなので
次の釣行までに、フックを付け替えるか検討してみます
(フックでアクションが変わるルアーもあるのが、悩みどころ)

手間取ったのに心配しながら、またこの子の口に指をつっこんで
グルグル引き回しの蘇生をすると、すぐに甘噛みをし返して
きたのに思わず安堵のため息。幸い、元気に逃げていきました

このあと、キャストしつつ浜を戻りましたがアタリは出ず、
今回の釣りを終了しました
今年は今まで半年でシーバス1匹、ニゴイ1匹、というペース
だったので、今回はもう信じられない、夢のような体験でした
ランカーを釣りたいという目標はまだ達成できていないので、
雪で峠が塞がれる前に、また挑戦しに来たいです

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