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最終戦 雄物川河口, 火力前

前回の雄物川河口は、大風だからホゲたのではと思いました
あまり風が強いと水温も低下するらしく、今の時期の雄物川の
場合、活性やベイト(特にイナッコ)に悪影響したかもと想像
してみました

なので、今回は凪の日を狙って突撃してみました
そして、雄物川河口での釣りはこれが最後の予定です
実は私、来年に関東へ引っ越しなのです
秋田で釣るのはこれが最後になるかも、という釣行でした



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狙いは、こんな沈みブロックの向こう側
これらのブロック群の向こうに流心がある場所です
(別に穴場でもなく、良く先行者の方もいるメジャー場所)

ブロックの影で、シーバスが流れてくる『なんかのエサ』を
待っていたらいいなと期待。
ベイトが何なのか、特定できないのがツライところ

本当はこんな危険地帯に投げたくないのですが
今まで釣れていた反転流のところが秋が深まってから
絶不調なので、ルアーロスト覚悟で攻めることに


そして夜19時ごろ、下げ5分くらいになったとき

ブロック横を通過していたタイドミノースリム120に
強烈なヒットがあり、今年最大の重みをロッドに感じました
危険地帯なので、根ズレを防がないと、と
ロッドを高く上げてリールを巻き始めたのですが、
直後に強い引きに襲われ、思わず、少しドラグを緩めました
その1,2秒後、

ギィィィィィ!

というノコ引きするような音が夜闇の向こうから響き、
慌ててドラグを締めて魚を浮上させようとリールを巻いたら、

フッ・・・

火が消えるようにラインのテンションが消えました
PEラインが、なまくらのハサミで切ったようになっていました
私は奥歯をギリギリと噛みしめながら、
(浮上させるまでゴリ巻きするべきだった・・・!)

『ホゲる→ファイト勘を失う→ホゲる→ファイト勘を……』

無間地獄じゃないか、と恐怖をおぼえました
タイドミノースリム120は、私の師匠が大好きなルアーであり、
これで大物が釣れていたら師匠も喜んだろう、と思うと
タメ息があとからあとから出てきました

ともかく、リーダーの長さを矢引きの1.5倍くらいに変えて再開

少しファイトしたせいか、同じ場所では全く反応なし
場所をズラしながら投げていくと、ルアーロストが頻発しました
ブロックをかわして手前に寄せるときに、突然、
ルアーがスタックして外れなくなってしまうのです
(多分、木材等がブロックに噛みこんでいるのではないかと)

TKLM140G、サイレントアサシン2本、BKF140……
容赦なくロストが続きます
値段を考えると、悶絶ものです

リップのでかいBKF140(k-ten ブルーオーシャン)でさえ
即死したので、ここはもうトップウォーターしかないか?
と思いつつも、BKFのつぎにリップの大きかった、
タイドミノースリム140を恐る恐るに巻いていたとき、
ブロック帯にさしかかったところで、

ググン!

さっきより20mくらい上流側でエラ洗いのシブキが上がり、
さっきよりは軽い重みがロッドに伝わってきて―ー―

(ゴリ巻き! ゴリ巻きぃぃ!)

絶対逃がすか、とロッドを上段の構えにしてゴリ巻きし、
浮き上がらせたあと、安全地帯に誘導しようとしたのですが、

(°Д°; うぐっ!? は、吐き気が!?

一か月ぶりのシーバス、これが河口のラストバトル
そしてここはバラシ多発地帯
あまりの緊張で、強い吐き気に襲われはじまったのです



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『やぁ』

という感じで見てくるフッコ様でしたが、私は凄く荒い息を
吐いていたので、変態かと思われたかもしれません

(自分にもシーバス、釣れたんだなあ)

安堵してリリースすると、吐き気も収まってきました
そして釣り再開したとたん、タイドミノースリム140をロスト

(TДT おぉぉぉおおぉぉおおお……!

ルアーケースがもう、ガラガラです
残るは リップルポッパー115と、ウインドストーム135S 

まずは危険地帯をリップルポッパーで攻めました
さすがに引っかかりませんが、残念なことに無反応

のこるウインドストームは、シンキングでリップが
小さいので、とてもブロック群を通す気が起きません
(ウインドストームのシンキングは、フックとリングを外すと
 水に浮くくらいの重量セッティングなのですが)

なので、ウインドストームは、初秋にボイルがよくあった、
(そして最近は反応がなかった)ブロック帯終わりの
反転流のところへ投げて、ダメなら退却することにしました

この日はその場所も含めて、周辺でボイルがまったくなく、
まあダメだろうな、と思いながら巻いていた、そのとき、

ガツン!

と来たのに、ロッドを振り上げて巻き合わせをくれました
エラ洗いから左右への走りが始まりましたが、
今度かかったところは危険地帯からは、十分に離れています

慎重にいったほうがいいと思い、ドラグを緩めました
数秒後、魚が底にダイブし、ブヅッ! という妙な感触が
ロッドに伝わってきて―ー—テンションが抜けました

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(思わず撮った写真)

なんと、リーダーが擦れ切られていました
自分の知らない沈み根があったとしか思えません
もう、ぼーぜんとしながら、

「どんだけ逃げるのが上手いんだ、ここのシーバスは!?」

思わず叫びました。

今回使ったフックは全部バーブレスだったので、魚から
外れやすいだろう、というのがせめてもの心の救いでした

ただ、財布的にはダメージ激痛
川にゴミ投棄しているわけなので、それも心に痛い
そしてウインドストームのストックが、ついに残り1本に

さらに、最後の最後、大好きなウインドストームで釣れていたら
最高の幕引きになったのに、と思うと、
心がどんどん、どんどんと重くなり……








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予定を強行策に変えて、秋田火力前のサーフにも突撃せざるを
えませんでした

ここは春から半年間、工事で立ち入り禁止になっていたの
ですが、ついに工事が終わったのです
昼間はすでに堤防釣りの人がいっぱいいらしてて、
私は夜19時、満潮から引けに入ったところで、入水しました

1年ぶりでしたが、特には大きな変化はないような?
排水の熱量が減ってるかもしれない、くらい
そして、小魚は水面でぱちゃぱちゃとやっていて、豊富な様子

(これだけベイトがいて、水がヨソより温かいんだから、
 シーバスきてるんじゃないか?)

最後の一本となったウインドストームを中心に、
リップを削ったサイレントアサシンや玉砕を投げていたのですが
こんなときに、ウェーダーの両足に穴が開いていることが発覚
もう水でタプタプの長クツ状態に。

はじめは去年釣れた温排水そばで投げていたのですが、
19時から21時までやって、引けのいい所のはずなのに、
アタリも何もありません。
足も冷たく、もう帰ろうかと思いましたが、
なにせこれが、ラストバトルになるかもしれないのです


温排水の出てるのとは逆側に、2年前によく釣れていたエリアが
あるのを思い出し、そこへ移動して『ウインドストーム祭り』
をはじめました。それしか投げないという祭りです。

しかし、そのエリアを探り撃つあいだに、下げも半分以上
すすんで22時近くなり、ボイルなども全くなく、
さすがにダメかと、最後の最後に一番有望な場所で、
7方向に扇状に投げて、投了にしようと思いました

1投、2投・・・6投・・・けっこう岸と並行に投げたとき、

ガツン!! グーン!!

Σ(°Д°; キタァァァァァア!!!

河口のトラウマが脳裏に浮かび、振り上げ&ガン巻きしました
フッコっぽい魚体が踊り上がり、エラ洗いで水面を水平移動
ウインドストームが”ぽん!”と外れてこちらに飛んできて、
頭の上をすぎ、ベストの背中にくっきました


( ゚д゚) …………


(゚д゚)


(゚д゚) 最後に釣れたのは、自分、ってこと!?


これが私の秋田釣行の最後のオチになりました
車中でパンツまで履き替えながら、シーバスっていうのは
ほんとうに釣り難い魚だなあ、と、大きなため息をついた後、
ひとりで笑い出してしまいました

今年は泣きの1回ぐらい、また秋田で釣ってしまうかもですが
来年は引っ越し後、関東での釣行が、主になる予定です
地獄の雄物川で得られた経験を生かして、楽しく釣りが
できたらいいなあと思っております
 

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