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BANQ82sを買ってみた話

大野ゆうきプロが主催するメーカー、POP SEA CREWのBANQ82sを買ってみました。


購入したのは12月22日。
店頭で何度か見掛けはしたのだけれど、「マリブもグラバーも持ってるしなぁ…」と購入まではしていなかった。



リップ付きシンペンと聞いて自分が最初に思い当たるのはアイマのsobat80。

アイマホームページより

スローに引けばシンペンの動き、ファーストリトリーブはミノーアクション、ロッドワークを入れればダート…非常に良いルアーではあったが、飛距離全盛期の中では埋もれてしまい、ウェイトを足したバージョンが発売された。確か13gのバージョンは製造されなくなった記憶があったのだが…とりあえず現在は製造されているのは間違い無いらしい。


お次はマリブ。ソバットとはテイストがかなり違うが、自分もかなりお世話になった。


デイゲームでは早巻きで活躍。使い方は秘密にしていたのだけれど、確か大野プロのブログでファンの方が「デイゲームの早巻きでめっちゃ釣れます!」とコメント、大野プロもコメ返し…と面白い逸話が。


続いてはグラバー。

邪道ホームページより

メーカーホームページにも「高速リトリーブ対応」とある様に早巻き時の上昇角度が絶妙だ。横軸と縦軸を合わせてその一点を狙う…的な使い方。
リップ形状のおかげ?かフォール時の姿勢も良く、魚が良く口を使ってくれた。


その他にもガルバやら何やら。
ガルバとの比較は動画があったので貼らせてもらっちゃいます。






発売時期も自分的には色々とあった。

「ジャーキングの釣りもしたいし、ビッグベイトでも釣りたい…」

82mmというサイズ感はサッパ付き以外で出番は無かった。そして、陸っぱりから手軽に狙えるサッパ付きを釣ろうとしないという…

「そもそも他のルアーで良いんじゃね?」

ってのが本心。実際、そういう方も多い筈。
だが、動画を観ていて「買って試してみよう」という気になった。





自分では見えていないラインを見ているな、と。

まぁ…当然でしょう。笑

実釣より大野プロが話している部分をとにかく注視した。「目」だとか発せられる「言葉」だとか。


嘘は無い。笑


自分のメーカーの第一弾、自信を持って送り届ける第一弾。そりゃそうか。



「面」が多い。
大野プロらしいテイスト。様々な状況にアジャストさせる為のギミック。

「撹拌流」
自分は側線でセレクティブになる事もあるんじゃないか?と思っている派。
「マリブとグラバーだとちょい違うんだよな…」って時、おぉ…確かにBANQ82sくらいのルアーを投げたくはなりますね。笑

「リップの形状」
動画を観ていて「カップが付いている」ってのに痺れた。確かに…先に書いた撹拌流を意識しながら水を噛ませるにはカップを設けるのが一番。思い付きそうで思い付かないアイディアに気付くからこそ一流なんだな…と納得。


釣りをするエリアが違うと必要な釣りも変わる。

特に自分が他のエリアで釣りをしている人と違いを感じるのがルアーカラーの選択水の撹拌させ具合い。

撹拌流とはリップから出る水流で自然界には無いとされている。

リップ自体はルアーの泳ぐレンジを決める役割もあるので一概には言えないが、やはりこの「撹拌具合い」は偏る事もあると思える。
鱸の器官で直接関係するのは側線。そこの「選り好み」ってどうなんだろう?と10年以上、試しているとそれなりには感じる部分はある。BANQ82sはどんなテイストなのか…?


さて、実際にBANQ82sを使ってみる事に。


ポイントの状況としてはイマイチだった。
自分の経験則からすればあと2時間ほど経てば釣り易くなる…と思えた。時期的に年末という事でジアイはしっかりと合わせたいのだけれど、タイドグラフを見ない適当さは冬場にキツい。


数投目には他のルアーとの違いを感じた。
ポイントの状況がイマイチなだけに1投目からフォールでの誘い。使ってから気付いたのだけれど、リフトする瞬間にウェイトが動かないのはアドバンテージ。
グラバーでも同じ様に誘えるが、リフトでウェイトが動いてしまうので、どうしても音が鳴る。そういった点ではBANQの方が汎用性は高いと言えるが、逆に飛ばし易さはグラバー68の勝ち。まぁグラバーが適当なキャストでも飛び過ぎるんですが…。


大野ismのナチュラルな喰わせ。
所謂、スピードとアクションとレンジ。縦軸と横軸、そこに今までとは違うスピード域が加わると…

今までイマイチだと感じていた状況でも素直に口を使ってくれる訳です。風が強く寒かったので仕事が早いのは助かった。ど灯りの中をただミディアムスローに巻いていただけ。マジかよ、競争の原理も働いていなかったぞ⁈


グラバーよりもスローなスピードで喰わせの角度を演出できる。

夏場のセレクティブな状況でも使えるリップ付きシンペン。

夏場に関してはまだ使っていないが(当たり前)、まぁ使うまでもなく釣れる状況が目に浮かぶ。セレクティブな状況下ではジグザグ60sやシェリー95ssと同等レベルかも。


リップの大きさとカップが絶妙だった。それぞれの意味を限界まで削り、釣る為に忖度している。笑



グラバーとの使い分けはリフト時の音の有無、マリブとは水の撹拌させ具合い、ガルバとは喰わせ感で。

BANQにはシミーフォールがあるので、まぁ…ガルバはそもそも違うルアー過ぎるかな?と。アクションとレンジ、見た目的には近く感じるかもしれませんが、恐らく大野プロは違う要素を見ているのではないか?と思います。



よりシンペンに近いリップ付きシンペン。

今までリップ付きシンペンは「リップ付き」だった。
使用感、操作感共にノーマルのシンペンとは別物だったが、BANQ82sはリップ付きシンペンをブラッシュアップした物ではなく、シンペンをブラッシュアップした物であると感じた。

大野ismに触れるには大野プロが創るルアーを使うのが一番。

常に新しいアイディアを搭載して送り出されるルアー達。釣れない訳が無い。













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