▼ 2006/7/22 TSST第3戦
- ジャンル:釣行記
- (challenge (トーナメント))
2006 T.S.S.T 1st stage 6 4/1
2006 T.S.S.T 2nd stage 優勝 5/19-25
2006 T.S.S.T 3ed stage 優勝 7/22
2006 T.S.S.T 4th stage 6 9/23
2006 T.S.S.T Classic ― 11/5
2006 T.S.S.T Total Ranking 優勝 ―
今回ばかりは完全に魚が見えていた。
雨後の濁り・・・・。
日ごとに変わり行く魚の動き。
雨後のドロ濁りに関係なく果敢にベイトを追う移動の早さ。
そしてエリアごとに支配している潮。
狙いはイナっ子に着いている群れだった。
食っているのはイナっ子だけではないんだが、時合に入ると10cm前後のイナっ子を追い掛け回す魚。
それに集中した。
TSST第3戦。
いつもどおりのスタートで港湾部へと急ぐ。
狙いたい時間まで間があるのでとりあえずキーパーをとりにいく。
週末の港湾部、釣れているだけにアングラーは多い。
バッティングしそうになりながらポイントに入ると水面にはイナっ子とデカボラが見える。
Keep90S、ビーフリ、X-80のローテーションで表層から少し下までを引き倒し一応キーパーサイズを2本キャッチ。
その間にも3発ほど同サイズをバラし、なかなか後が続かない。
同じタイミングで隣に入った仲間が、なんとものの1時間で15ヒットしたらしいが、超高確率でバレまくったと嘆いていた。
ここではサイズは出せない。
始めからそのつもりだったので諦めは早い。
最後の魚を掛けてから1時間は何も掛からず、また状況が変わっていることを確信。
ベイトの動きもよくないし、釣れるポイントが限られている中では先行者がいる以上、手を出すことはできない。
日付が変わる前にポイントを移動する。
こんなところにはいないだろうと釣り人に見捨てられたポイント。
少なからず先行者がいるだろうと思っていたが、着いてみると誰もいない。
上げ5分。
大して潮がキクような上げではないが、かろうじて動いてくれていれば十分。
風もなく水面はノッペリと鏡のようで、空にはうっすらと霧が出始めた。
ふ~、と大きく深呼吸してゆっくりとキャストを開始する。
水深3,4mのシャローにベイトの波紋は今のところ見えない。
ベイトはシーバスから避難中で静まり返っている。
でもシーバスは我慢できずに大きな群れでスクールしている。
ビーフリの1投目。
鈍いバイトが出るも乗らない。
2投目、いきなり鋭いバイトが出た。
プロトのブランジーノ87LMLが綺麗な弧を描いて止まる。
初っ端から60UPが出た。
反応がいいようなのでレンジを上げる。
keep90Sの早引き。
乗らない変なバイトが続く中でゴンッ!と引っ手繰っていく魚にだけアワセを入れる。
50台が連発する。
魚の向きが定まることなく表層~中層でゆらゆらとゆっくり泳いでいるか軽いサスペンド状態。
近くをベイトが通過すると微妙にスイッチが入る。
口からは未消化のカニの爪とバチようなものを吐き出した。
水面をフラフラと泳ぐガザミに大量のアカエイ、水面で見た45cmほどのアイナメに30cmほどのメジナ。
大量に群れるボラにマルタ、水面を飛び跳ねるサイマキ、TDペンシルのように浮きっぱなしのハゼ。
湾奥の梅雨は生き物で溢れかえっている。
シーバスも大量に群れている。
そりゃ相当な群れだ。
1cm刻みの入れ替えが続くだけで、なかなかその上が出ない。
潮どまりもなんのその。
水面に浮いたゴミなど浮遊物の動き、目で見える潮のゆがみ、全体的に小さい動きの潮が支配する場所で小さな変化は大きな変化。
そんな変化を探り、魚のコンディションを感じ、表層の反応が鈍くなるとビーフリ、X-80とレンジを変えていく。
ヒットもコンスタントに続くがバラしも続く。
それにしても50cm以下が出ない。
やっと60cmがヒット。
また反応がよくなってきたところでレンジを上げる。
その後も50台がひっきりなしに食ってくるが入れ替えには程遠い。
メジャーを当て、ときには見た目で50台前半に見えるやつは写真を取らずにどんどんリリースしてあげる。
「そのうち魚が変わるはず・・・。」
―朝マズメ1時間前―
全体的に魚の活性が上がってきて、食ってくる魚のサイズが入れ替わった。
ゆっくりと下がっていく水面。
ベイトにも動きが出てきた。
ときどき広がる大きめのライズリング。
keep90Sに食ってきた67cm。
ここからは一匹たりともバラすことはできない。
エドニスにも67cm
魚は完全に浮ききった。
薄明るくなる空にホワイト系のカラーとそれまで使っていたアクションが沈黙する。
パラつき始めた雨。
とっさにX-80を取り出して迷うことなくリップを折る。
そして断面を地面で荒削りをしたあとシャープナーで軽く舐める。
引き重りは軽く、レンジも浅くなりタイトになったX-80。
ベイトを悠々と追い掛け回しナブラ気味になった水面に放り投げる。
すると即答。
これじゃ入れ替えできない。
いち早くリリースして落ち着きはじめる水面に向かってキャストを繰り返す。
雲の多い暗い朝。
ベタベタの水面に後ろから追ってくる魚の動きが見える。
ブワンッ!とも上がった瞬間に、それまでより強い吸い込みでバイトがでた。
水面直下。
食った直後にシーバスの下半身が水面を大きく掻き回し、潜っていく。
「・・・これは取りたい☆」
ロッドにはかなり余裕があるが、一度も変えてなかったリーダーが心配。
エラ荒いで口の外側についたX-80が見えた。
もう水の中に口を入れたくない。
そのままランディングに入った。
73cm。
もう満足。
結局25本のキャッチ。
そしてまた水面を叩く大粒の雨。
4時30分を過ぎたところで会場へと戻る。
67cm・67cm・73cm
トータル207cmで優勝!
かなり気持ちのいい釣りだった。
ポイント:江東区
「使用タックル」
ロッド:
(プロト)ブランジーノ87LML☆URBAN SIDE CUSTOM
リール:
セルテート3000
ライン:
東レ・ソルトライン シーバスPE 20lb
+ショックリーダー
東レ・トヨフロン スーパーLEX8号
使用ルアー:
ビーフリーズ78S
keep90S
X-92SWエドニス
X-80SW(リップ折り)
TKLM9/11
ブーツ90
- 2006年7月22日
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