▼ 2003/7/31~1 伊豆
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1人、伊豆半島をとひた走る。
朝からよく晴れたこの日、東京では久しぶりともいえる夏日。
伊豆でも30度近くまで気温が上がった。
なんて言ったって海岸沿いの道で海を見ながら走るのが気持ちいい。
いくら渋滞しようが中伊豆の山の中を通るのはイヤなのだ。
で、渋滞かと思ったら夏休み分散化なのか、ただ不景気なのか、そこまで混んでない。
伊豆のとある堤防。
夏場に足元でよく釣れるのはサビキでイワシ、アジ、カマス、メジナ、ウミタナゴ。
今年は寒い日が続いたためか、まだソーダが入っていない。代わりに釣れてるのは35cm前後の良型のサバ。
若干水温が低い。
やはり重要となるのはベイトフィッシュの存在、これがいなくてはお話にならない。
まず第1段階は駅前の魚屋さんで地物の小魚をチェックする。
第2段階は堤防で釣れている小魚。
これらを見てなんとなく海の中をイメージする。
魚屋さんでは10~15cmのアジがパック詰に、そしてサビキ釣りで山ほど釣れていたのは15cmほどのイワシだった。
昼間の12時すぎ、早速、堤防へ向かう。
ルアーを投げている人は誰もいない。
これはまたラッキー。
でもルアーをやってる地元の人がいないということは釣れていないってこと??
少し不安になる。
サビキでは、どの人のバケツもイワシで一杯だ。
しかし、ナブラは出ていない。
ラッキーな時はどピーカンの真昼間にシーバスとワカシのナブラを釣り分けることもできたりするが
そんな気配は無いのでバイブレーションをセットする。
地元の釣道具屋さんの店員情報によるとルアーではシーバス、タチウオがたまに釣れている程度のこと。
もう一つの釣具屋に寄るとシーバスもタチウオも釣れてないらしい。。
どっちの話を信用していいものか、とりあえずその時ばかりは期待しまくるのである。
今年は太刀魚のサイズがいいらしく指7本が普通に出るらしい。
しかも真昼間の水深10m以浅で。
それはそれで超~!楽しみ!!
まずミオ筋を狙ってキャスト。
ミオ筋側は水深が深く流れもあるのでカウント15~20くらいでボトムに到達する。
潮は上げに入り、足元を勢いよく流れている。
狙うは流れが大きく蛇行するカケアガリ付近。
フルキャストしたレンジバイブで一旦ボトムまで落とし、一気に巻き上げてくる。
時折、リトリーブスピードの変化や突発的なルアー軌道の変化を加えながら探っていく。
しばらくバイブレーションとメタルジグを交互に使って反応がないので、途中ポイントを移動して小さな磯場に上がった。
ルアーもマール・アミーゴに交換。
ここの水深はさっき探ったミオ筋と比べればかなり浅い。感覚的に言うとフルキャストしたとこで水深5,6mほど。
ボトムは単調な砂地、一箇所磯際に海藻の広がった藻場がある。
その海藻のエッジも見逃せない。
流れはゆるいものの潮目が何筋も横切るような状況。
やる気のある魚はこのシャローを利用してベイトを追う。
回遊してくる魚にタイミングが合えば容易にバイトへと持ち込むことができるはずだ。
そんなことを思いながらキャストしていた数投目、ファーストリトリーブ中にゴンッ!とティップが入る。
2,3度の首振りでテンションが抜ける。
やっちった・・・!!
アワセてまもなくジャンプ一発でフックアウト。
どうやら魚はいるようなので、しばらく粘ってみることに。
風は向かい風、潮目もキャスト範囲内を絶えず流れる状況が続く。
そして2度目のバイト、直後のエラ洗いをかわして一気に手前へ寄せる。
磯際へ降りてハンドランディングしたのは62cm、丸々太ったシーバスだ。
それから30分後くらいにまたバイト、58cmをキャッチしてこの日は終了。
帰りがけによく食べにいっている国道136号沿いのサウスカフェhttp://www.izu-is.com/area/shimoda/syokuji/southcafe/southcafe.htmlへ寄る。
注文したのはナスと挽肉のカレー。
ここのカレーは超うまい。
どのメニューも全部うまいんだけど、こんなうまいカレーがあったのかと痛烈な衝撃を覚えたカレー。
今まで食べてきたカレーの中で一番うまいと思うカレー。
マジでびびったよ。
あとオススメはエビとアボガドのバーガー。
もし南伊豆方面にいく人がいたら寄ってみるといいかも。
ヘタな磯料理屋へ行くより遥かに満足感を得られるはず。
8月1日、気持ちよく朝日が差し込んでくる。
・・・寝坊!!
最も期待していた朝まずめをなんとも逃してしまう。。
時間は戻せないので午後の上げ始めにサイズUPを狙って今一度、砂地のシャローへ向かった。
状況はほぼ前日と変わらず何筋もの潮目が横切り風は向かい風、キャストしづらくも、そこは低い弾道とPEラインで飛距離をカバーする。
開始数投目、マール・アミーゴがボトムを離れた瞬間にゴゴン!!と弾かれた。
これがまたルアーに触っただけで掛けることができない。
弾かれた瞬間に、シーバスが食い損ねたベイトのつもりを装って弱りながら逃げ惑うようにアクションを加える。
一度ヒラを打たせ、速攻で超ファーストリトリーブ。
グッ!!
ルアーが上昇し始めた直後にリールを巻いていた手が止まる。
今度はしっかりフッキング。
足元まで寄せると足元の根へ何度も突っ込む元気っぷり。
沖を通る船の引き波を利用して磯に引き上げたのは72cm、かなりウェイトのある魚。
上げの潮もずいぶんと効いてきて手前の潮目もはっきり出てきた。
そして2度目のバイトで潮目の筋から食ってきた70cmをキャッチ。
その後、反応がなくなってしまったので上げいっぱいを狙って、二級河川の河口へと向かった。
この川も比較的釣りがしやすい。
台風でもこない限り、どこでも釣りができる川。
川は前日の夜中に雷をともなう激しい雨が降ったため、予想以上に濁っていた。
そう、この大水が狙い。
ここでもマール・アミーゴをセットして堤防の先端へと歩く。
堤防の付け根に先行者がいて、ミノーをキャストしていたが反応はないらしい。
とりあえず先端に陣取りキャストを開始。
河口は川水の濁りと海水がぶつかり合って、複雑な流れになってる。
ベイトの動きも活発でどうやら何かに追われてる感じ。
上潮の流れは川の右岸よりを流れ、それとは反対に補うようにして川の濁った水が沖へと流れで出る。
魚が出るとすればその潮目付近だ。
最初は海側からフルキャストしていって徐々に河川内へと探りを広げていく。
その4投目、河口の中心にできた潮目を切るように引いてくる。
そろそろ潮目に差し掛かるというところで。
ゴォッ!!
思い通りの場所でロッドが押さえ込まれる。
しっかりアワセると魚はエラ洗い体制に持ち込もうと一気に浮上し始め、豪快なエラ洗いで水面へ飛び出した。
これもたらふくベイトを食べているのかファイトが重い。
最後の一潮で流れの速いなか、足元まで寄せハンドランディング。
上げてみると80cmジャスト。
(↑レンズの中に海水が入ってしまったので曇っちゃった。。なんとか撮れた一枚)
で、これに満足してしまっておしまい。
(写真を撮ってくれた方、ありがとうございました。)
帰り道、今日の晩御飯は伊豆松蔭の刺身定食に決めた。
東京で食ったら¥3,800くらいとられそうな豪快なもの。
やっぱ地物のキンメはうまかった。
「使用タックル」
ロッド:
プレジール、DP93キャストマスター
リール:
シマノ・ステラSW4000HG
ライン:
東レ・ソルトライン シーバスPE 25lb
+ショックリーダー
東レ・ソルトライン〈フロロショックリーダー〉30lb
ルアー:
マール・アミーゴ80
- 2003年7月31日
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