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久保田剛之
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▼ SHIRANUI開発日記その3
- ジャンル:日記/一般
- (ヒラスズキ, フラットフィッシュゲーム, Megabass, シーバス, フィールドテスト)
現在Megabassで開発中のシンペン。
ついに名前がSHIRANUI110Sと決定しました!これを機に開発中のシンペンについて今回も色々書いていきたいと思います。
今回は第3話。
その1はコチラから
■ 基本形状決定 ■
スラロームの泳ぎ
巻き抵抗
でも水受けは弱くしたい
シンペンって難しい・・・そんな悶々とした日々を送っている中で、水受けを弱くするにはどうしようかな?と色々試していました。
出来るだけヘッドを細くすればスッと水を切り裂く様な泳ぎになるかなぁ と。
ボディを細く・・いやボディに当たる前に水を切り開く・・・

(画像はWikipediaから)
戦闘機やコンコルドの様なヘッド・・・
音速を超えると機体先端部で発生した衝撃波で自機の翼を破壊してしまう。衝撃波に翼がさらされない様にその発生源の機体先端部を翼から離す為に機首が伸びた形状をしています。
衝撃波と水流は全く違う物だけどイメージ的には抵抗を減らす的な部分は似ているのではないかと。
ルアーで言うなればシンペンボディー本体に水流が当たる前に前方に伸びた鋭角な何かで水流を切り裂いてしまえばいいのでは・・・
いやいや、そこを目指すと形にならないか・・・
なら大型船舶のバルバスバウみたいにしたら・・・

↑バルバスバウってコレね(画像はWikipediaから)
まあシンペン自体が全部水中にあるものなので原理的にはバルバスバウとは全然異なるものなのだけど、
コンコルドや戦闘機のようにボディに当たる前にもっと細い面で水に当てる × バルバスバウを持つ船の舳先を逆さまにした様な形状に・・・
進行方向に対してボディからはみ出すとリップやキールの役割になるからボディからはみ出さずに前方へ・・
初めはラインアイと同じ厚みに加工したプラスチック板を取り付けてみてテストをしてみたんです。

こんな感じ。
そして試してみると・・おお♪ シンペンなのにロールし始めた♪
ロールの動きが入ったという事は前後バランスやボディ幅を調整していけばスキーのスラロームの様な動きになりそうです。
そこから調整していく中で形状はほぼ変わらないのにスーンと低抵抗で進んでくる物もありました。
という事は、ボディに水が当たる前にもっと細い面で水を受けてやれば一つの目標である『水受けを弱く』という目標はきっちり達成出来そうだ。
これならスレたシーバスでも口を使ってくれるハズ。
そしてルアーがS字系のスラロームしてくれればある程度巻き抵抗として感じられるのではないだろうか・・・
と1~2回細かい形状変更とウェイトを調整してもらうと意外と早くスラロームし始めてくれ、思惑通りスラロームによって巻き抵抗も感じるように♪
イメージし易い所でいうとジョイント系の泳ぎ、アイスライドの小さい方をもっと弱くした感じ。
いいね!いいね!!
これで目標であった『スラローム』『弱い水受け』『でも巻き抵抗』というのがクリアー出来たと思う。(この時点ではね・・・)

実釣で試してみたらヒラスズキは直ぐに反応してくれました♪
■ 新たな課題 ■
いいぞいいぞ!と思ったのもつかの間。
ヘビーウェイトバージョンにするべくウェイトを増してみると・・・
ダメだ・・・
泳いではいるのだけどライトモデルと同質とは言い難く、スラロームではなくひたすらロールの泳ぎ。
どうやら泳ぎを見る限りウェイトを増してウェイトルーム満タンに増量してやると重心位置が高くなってしまっているようです。
腹側の内面を這わせる様にウェイトを成型して重心を下げてもらえば・・・いやダメだ。
この後の工程で飛距離を伸ばすための工夫をするスペースがなくなってしまう。
目標の重さに達してないけど少し軽めでいくか・・・いやこれもダメだ。ヒラメ狙う時の着底感度が下がっては経験の浅い人には使い難い。
僅かに高さを増してみたり、幅を薄くしてみたり・・・本当にごめんなさいと思いつつもMegabassの担当さんに何度も何度も微調整をしては送ってもらい、泳がせては微調整をしてもらいというのを繰り返して・・
ようやく、苦労の末によ~うやくライトモデルとヘビーウェイトモデルが見た目ほぼ変わらない泳ぎになってくれた。
『もうちょっと浅い場所やレンジを攻めたいなぁ』って時はいライトモデル、もう少し深いレンジや流れが速すぎる時はヘビーウェイトモデル。
ちゃんと使い分け出来そうです。
ここまで長かったなぁ~(^^;;

(Megabass SHIRANUI110S プロト)
あ、これは普通のランカーシーバスです。
さあ泳ぎは出た!
次は飛距離アップだ!
続きます。
■ 新潟フィッシングショー ■
こちらの告知もしなくては!
新潟フィッシングショーでは土日共にテンリュウブースに常駐していますので是非遊びに来てください(o^^o)
お店では出来ないロッドをフルベントさせるなんて事もフィッシングショーならではじゃないかと思います♪
*****2月の掲載誌*****
2月15日(金)東京中日スポーツ新聞
今年の相模川の状況とメーターオーバーの読みを綴ってます。
2月20日 ソルトウォーター
2月20日 ルアーマガジンソルト
ついに名前がSHIRANUI110Sと決定しました!これを機に開発中のシンペンについて今回も色々書いていきたいと思います。
今回は第3話。
その1はコチラから
■ 基本形状決定 ■
スラロームの泳ぎ
巻き抵抗
でも水受けは弱くしたい
シンペンって難しい・・・そんな悶々とした日々を送っている中で、水受けを弱くするにはどうしようかな?と色々試していました。
出来るだけヘッドを細くすればスッと水を切り裂く様な泳ぎになるかなぁ と。
ボディを細く・・いやボディに当たる前に水を切り開く・・・

(画像はWikipediaから)
戦闘機やコンコルドの様なヘッド・・・
音速を超えると機体先端部で発生した衝撃波で自機の翼を破壊してしまう。衝撃波に翼がさらされない様にその発生源の機体先端部を翼から離す為に機首が伸びた形状をしています。
衝撃波と水流は全く違う物だけどイメージ的には抵抗を減らす的な部分は似ているのではないかと。
ルアーで言うなればシンペンボディー本体に水流が当たる前に前方に伸びた鋭角な何かで水流を切り裂いてしまえばいいのでは・・・
いやいや、そこを目指すと形にならないか・・・
なら大型船舶のバルバスバウみたいにしたら・・・

↑バルバスバウってコレね(画像はWikipediaから)
まあシンペン自体が全部水中にあるものなので原理的にはバルバスバウとは全然異なるものなのだけど、
コンコルドや戦闘機のようにボディに当たる前にもっと細い面で水に当てる × バルバスバウを持つ船の舳先を逆さまにした様な形状に・・・
進行方向に対してボディからはみ出すとリップやキールの役割になるからボディからはみ出さずに前方へ・・
初めはラインアイと同じ厚みに加工したプラスチック板を取り付けてみてテストをしてみたんです。

こんな感じ。
そして試してみると・・おお♪ シンペンなのにロールし始めた♪
ロールの動きが入ったという事は前後バランスやボディ幅を調整していけばスキーのスラロームの様な動きになりそうです。
そこから調整していく中で形状はほぼ変わらないのにスーンと低抵抗で進んでくる物もありました。
という事は、ボディに水が当たる前にもっと細い面で水を受けてやれば一つの目標である『水受けを弱く』という目標はきっちり達成出来そうだ。
これならスレたシーバスでも口を使ってくれるハズ。
そしてルアーがS字系のスラロームしてくれればある程度巻き抵抗として感じられるのではないだろうか・・・
と1~2回細かい形状変更とウェイトを調整してもらうと意外と早くスラロームし始めてくれ、思惑通りスラロームによって巻き抵抗も感じるように♪
イメージし易い所でいうとジョイント系の泳ぎ、アイスライドの小さい方をもっと弱くした感じ。
いいね!いいね!!
これで目標であった『スラローム』『弱い水受け』『でも巻き抵抗』というのがクリアー出来たと思う。(この時点ではね・・・)

実釣で試してみたらヒラスズキは直ぐに反応してくれました♪
■ 新たな課題 ■
いいぞいいぞ!と思ったのもつかの間。
ヘビーウェイトバージョンにするべくウェイトを増してみると・・・
ダメだ・・・
泳いではいるのだけどライトモデルと同質とは言い難く、スラロームではなくひたすらロールの泳ぎ。
どうやら泳ぎを見る限りウェイトを増してウェイトルーム満タンに増量してやると重心位置が高くなってしまっているようです。
腹側の内面を這わせる様にウェイトを成型して重心を下げてもらえば・・・いやダメだ。
この後の工程で飛距離を伸ばすための工夫をするスペースがなくなってしまう。
目標の重さに達してないけど少し軽めでいくか・・・いやこれもダメだ。ヒラメ狙う時の着底感度が下がっては経験の浅い人には使い難い。
僅かに高さを増してみたり、幅を薄くしてみたり・・・本当にごめんなさいと思いつつもMegabassの担当さんに何度も何度も微調整をしては送ってもらい、泳がせては微調整をしてもらいというのを繰り返して・・
ようやく、苦労の末によ~うやくライトモデルとヘビーウェイトモデルが見た目ほぼ変わらない泳ぎになってくれた。
『もうちょっと浅い場所やレンジを攻めたいなぁ』って時はいライトモデル、もう少し深いレンジや流れが速すぎる時はヘビーウェイトモデル。
ちゃんと使い分け出来そうです。
ここまで長かったなぁ~(^^;;

(Megabass SHIRANUI110S プロト)
あ、これは普通のランカーシーバスです。
さあ泳ぎは出た!
次は飛距離アップだ!
続きます。
■ 新潟フィッシングショー ■
こちらの告知もしなくては!
新潟フィッシングショーでは土日共にテンリュウブースに常駐していますので是非遊びに来てください(o^^o)
お店では出来ないロッドをフルベントさせるなんて事もフィッシングショーならではじゃないかと思います♪
*****2月の掲載誌*****
2月15日(金)東京中日スポーツ新聞
今年の相模川の状況とメーターオーバーの読みを綴ってます。
2月20日 ソルトウォーター
2月20日 ルアーマガジンソルト
- 2019年2月13日
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