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金森 健太
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▼ 瀬戸際の溪へ
さて、お久しぶりです。
今回は渓流釣りのお話を。
しかし岐阜は暑い。2週間も涼しい宮城県にいたもんだから帰ってきた時の暑さに身体がついていかなくなりそうだ。
7月20日は地元河川にてニジマス駆除を行ったが、とにかく身体に堪える暑さだった。
とにかく涼しいところに行きたい、というわけで翌21日、とある源流へ。
午前9時、とある林道に車を入れると…目前に見えた光景に言葉を失った。
ここは昔、尺超えのヤマトイワナが釣れた落ち込みがあった場所。
写真を見てわかる通り、河床はコンクリートと人工石で埋められ、両岸は大型土嚢で埋められている。
周囲の木々も全て伐採され、無残にも打ち捨てられていた。
込み上げる怒り、仰々しく掲げられた工事看板に鉄拳を撃ち込んでやろうかと思ったがぐっと堪えて再び車に乗り、更に林道の奥へ。
幸い、工事区間を過ぎると昨年と同じ白い砂の溪が残っていた。
不安を拭い去れないまま、フライロッドを継ぎ溪へ降りた。
最初の落ち込みでは魚影は見えず、その次の落ち込みでも水面が破れることはなかった。
次へ…と遡行しようとしたその時、大きな岩の前にゆらゆらと泳ぐ魚影を発見。
しまった、いたのか…
しかし、至近距離まで近付いたにも関わらず、その魚影は私の存在に気付くことなくゆらゆらと泳いでいた。
僅かロッド1本分という至近距離、何度か毛鉤を流してみるとその魚影はゆっくりと浮き上がり、そっと毛鉤を咥えた。
美しいヤマトイワナ。今年もこの溪のヤマトイワナに出逢うことができた。
その姿を写真に納め、優しくリリース。
更に釣り上がっていくと、活性は悪くないようで各所でコンディションの良いヤマトが飛び出す。
どの魚もよく肥えていて、逞しさを感じる。しかもこの日はニッコウイワナの姿も見えない。
先程の工事で本流との往来が寸断されたのか、それとも他の有志がニッコウを抜いてくれているのか…
もし前者なら、なんとも皮肉な話である。
更に進むと、辺りに獣臭が立ちこめる。この辺りは熊の目撃情報も相次いでいる危険な地域だ。熊避けの鈴を鳴らして、周囲に気を配りながら進む。
上流へ進むにつれて木々が覆う狭い溪になっていき、アプローチが難しくなってきた。ボウ&ローやロールキャストを駆使して狭いボサの下へ毛鉤を送り込んで
美形のヤマトイワナと戯れる。
やがて、大きな落ち込みにたどり着いた。毎回良型のイワナが着いているポイントだったが…近くの斜面が崩落したらしく淵は大きな岩で埋まっていた。
しかし…その開きにはやはりイワナの姿が。良型とは言えないが、あのイワナを釣って下山しようと決めて毛鉤をアプローチ。目の前まで流すと、何の疑いもなく浮き上がり、そっと毛鉤を咥えた。
素晴らしい色彩の1尾。
まだ遡行は可能だが、これで満足。しかも時刻は13時に近付き、お腹も空いてきた。流れに戻ってゆく魚影を見送り、下山とした。
下山して昼食後、違う溪へ。
次の溪は昔、源流フライフィッシングの練習に通っていた林道沿いの溪。魚影は濃いが入渓しやすく多くの釣り人が訪れるため魚のプレッシャーは高く、難易度の高い溪だ。
しばらく釣り上がるも、魚の姿は見えない。
ふと足元に目を向けると、ピンク色のものが目についた。50mmほどのシンキングミノーで、まだ綺麗なもの。砂地に足跡もあったことから、午前中に先行者がいたのだろう。
先行者がルアーで釣り上がったことを想定して、ルアーを通せないような浅い瀬や小さなピンを丁寧に撃つと
可憐なアマゴとニッコウイワナが飛び出す。
途中、大型のアマゴをヒットさせたがあえなくフックアウト…
良型のアマゴは本当に針を外すのが上手い。まるで針の外し方を知っているかのように。
やがて空の色が変わり始める。日が長い7月とはいえ、山の日暮れは早い。時刻を確認すると、既に17時を過ぎていた。
もう少し進めば、大きな堰堤がある。そこまで行こうと決め足早に奥へと進んだ。
その間にも
美しいアマゴとニッコウイワナに出逢うことができた。
最終ポイントの堰堤では2バラしとなってしまったが、時刻は18時を過ぎている。日没後は熊や猪に遭遇する確率も高くなる。ここで釣りを終了し、下山とした。
暑い夏、標高の高い源流域での釣りは最高の癒しである。しかし源流は危険な場所、釣行の際は遡行、下山ルートを再確認し、熊対策も忘れずに用意しておきましょう。また、源流は魚の個体数にも限りがあります。過度なキープは避け、できるだけキャッチ&リリースを心掛けましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
- 2024年7月24日
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