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金森 健太

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【清流鱸】2023総括


さて。

11月も20日を過ぎ、冬の足音が聞こえてくる今日このごろ。

遥かな海から稚鮎と共に川を遡り、清流というフィールドで鮎を追っていた鱸たち。夏を終え秋を迎えると鮎たちは一斉に川を降り、次世代へと生命のバトンを渡す。

11月中旬には、地元河川では無数の鮎たちが浅瀬に集まり、その生命の最後の灯火を燃やしていた。

この鮎たちが朽ちると同時に、鱸たちは遥かな海へと帰っていく。

今年も、清流鱸のシーズンが終わった。


振り返ってみれば、今年は妙な年だった。

総キャッチ数、12本。

決して多くはない数だが、どれも私にとって価値ある釣果であり、大きな感動を与えてくれた。

そして、7月には

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一夜で2本のランカーサイズに出逢うことができた。凄腕入賞は絶望的と言われる伊勢湾奥流入河川で、私を中日本1位に導いてくれた2本だ。

更に遡って、5月には

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2023年のファーストフィッシュ、いきなりランカーに出逢えた。購入したばかりのロッドをランカーで入魂するという幸先の良いスタートだった。



しかし

シーズンを通して見れば、今年はかなり不安定な結果となった。

5月…1本
6月…1本
7月…8本
8月…釣果なし
9月…2本
10月…釣果なし
11月…釣果なし

この結果を見てわかる通り、シーズン後半は非常に厳しい展開であった。例年なら10月下旬から11月中旬にかけては落ち鮎パターン最盛期であり、清流では最もイージーに鱸に出逢える季節の筈なのだが…今年は全く釣果を得られなかったのだ。

もちろん海も川も、毎年同じではない。
いい年があれば、悪い年もある。

自然を相手にしている以上、それは当たり前のことである。

それを踏まえて考えても、今年は妙なシーズンだった。

川だけでなく、海からも鱸が消え去り、代わりにチヌとマゴチが異常なまでに多かった。

自分は釣れなかったけど。



来年は、どうなるのだろうか。

ランカーが連発したあの夜以来、地元河川ではアングラーが急増した。
週末の夜に釣行して、入る場所がないというのは初めてのことだった。来年もハイシーズンには混雑が予想される、釣行するのは構わないが、ルールとマナーだけは遵守していただきたい。事実、釣り人が捨てたと思われるゴミが非常に多くなり、違法駐車によるトラブルも後を絶たない。更に聞くところによると、県外から来ているアングラーの殆どが無券、つまり入漁券を購入していないという。このままでは最悪、九頭龍川のように鱸釣りが禁止されてしまう可能性もある。いつまでもこの川で鱸釣りが楽しめるよう、節度ある行動を意識して欲しい。

更に、年々減少傾向にある稚鮎の遡上量、海水温の上昇に伴う生態系の変化、無駄でしかない河川工事による流れの変化と水質の悪化、果ては木曽三川全域に拡散してしまったスモールマウスバスとブラウントラウトの影響などなど…不安要素は尽きない。

いつまでも、この素晴らしい体躯を持つ清流鱸たちに出逢えることを願ってやまない。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m




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