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シリーズ最高傑作 レスティンピース

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
雫井脩介『犯人に告ぐ 2 闇の蜃気楼』再読了。
シリーズ3作目読了後、再び読まずにはいられなかった2作目。やはり読んで正解でした。3作目のフリになっているというだけではなく、あちこちに張り巡らされた伏線とその回収はそれはそれは見事です。
リアリティーも抜群で、ラストのどんでん返しは、本から目を離すことが…

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今夜は震えて眠れ

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
雫井脩介『犯人に告ぐ 3 紅の影』読了。
やはり文庫化を待ちきれずに買ってしまった『犯人に告ぐ』シリーズの3作目。
とにかく凄いです。2を読んでないと「なんのこっちゃ」ですが、通して読むととても読み応えがあります。
個性豊かな登場人物を複合的に輪郭を整え、それらに濃淡をつけつつ重層的に描いています。
そ…

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もしかしたらカスザメ??

4月以来のサーフ・ヒラメに行ってきました。
4回バイトがあって、2匹ヒットして、1匹もキャッチできず… 
そこそこ大きいと思われるヒラメ(カスザメという説あり)にはラインを切られる始末… 
広大な砂浜から綺麗な朝日を見られたのが救いです。
それにしても顔パンパンですね。ダイエット中なのは内緒です。

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巨大な壁

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
今野敏『隠蔽捜査 8 清明』読了。
シリーズ第8作目。スピンオフを入れると10作目です。シリーズもので読み続けている唯一の作品です。文庫化が待ち切れなくて、ついつい単行本を買ってしまいます。
警察庁のキャリア官僚の同期である警視庁刑事部長の伊丹と、神奈川県警刑事部長の竜崎を中心とした警察小説です。
事件解…

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キーワードはボブ・ディラン

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』読了。
現在と2年前の物語が交互に紡がれます。現在での登場人物が一人少ないので、「さては何かを仕込んでるな」と思っていましたが、終盤にその種明かしと思いもよらないどんでん返し。見事でした。
キーワードは、アヒルであり、鴨であり、コインロッカーですが、最も重要な…

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レベルの差

オール讀物新人賞(文藝春秋)の受賞作品が発表されていました。由原かのんさんの『首侍』。
 
 
刻は慶長二十年。主人公が叔父を探しに江戸から大坂へ向かう道中、首だけの生きた侍に出会い、旅を共にするという奇譚です。
 
レベルの差を思い知らされました。独創的な設定、豊富な語彙、卓越した知識量、流麗な筆致、複…

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お礼 『雷鳴~長い長いトンネルの出口で見えたもの~』

  • ジャンル:日記/一般
  • (小説)
このたびは、16回に及ぶ連載にお付き合いくださいまして、本当にありがとうございました。
 
『雷鳴』は、広く公にした初めての作品ですが、執筆順でいうと三作目です。
 
一作目は、高校2年生の時に太宰治の『人間失格』に触発されて書いた『友情』という短編小説でした。
 
二作目は、8年前に高知にアカメを釣りに行…

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最終回 『雷鳴~長い長いトンネルの出口で見えたもの~』

  • ジャンル:日記/一般
  • (小説)
終章 雷鳴

人事課の動きは早かった。メールの一件があってから一週間後、ボクは、異動になった。
オフィスに置いてある私物をまとめようとロッカーを開けると、ワインレッドのブックカバーが無造作に置かれていた。清夏から完全に引導を渡された形だ。
不用意にも、清夏からもらったネクタイも置きっ放しにしていた。こ…

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連載第15回 『雷鳴~長い長いトンネルの出口で見えたもの~』

  • ジャンル:日記/一般
  • (小説)
第八章  終焉

ボクが清夏に社内メールを送り始めてから一週間が経ったある朝のことだった。出社すると、すぐに清水課長に呼ばれた。課長の困惑した表情を見て、何かが起きていることを感じた。
プリントアウトされた一通のメールを見せられた。ボクに宛てたメールだったが、他の課員全員にもCCで送られていた。
「谷…

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連載第14回 『雷鳴~長い長いトンネルの出口で見えたもの~』

  • ジャンル:日記/一般
  • (小説)
第八章 終焉

全く会えない日々が続いて約三ヶ月が経った六月下旬、清水課長の支援もあって、ボクは、なんとか課長代理の仕事に慣れ、時間的にも精神的にも余裕が出てきた。
清夏に会いたい気持ちが、再びボクの心の多くを占め始めていた。しかし、それに反比例するように、清夏からのLINEがみるみる減っていった。食事…

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