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『漁師力学』 その6 漁獲制限と生活補償

こんにちは。

日本では温暖化などの影響で
様々な魚の漁獲高が
下がったと言われているが

温暖化(例えば海水温が平均1度上がったとして)したとて
そこまで魚に影響出るかな?って

『ベテランポンコツ水辺の人』として
懐疑的であった。

ましてやここ10年で1度も上がってはいない
100年で0.6度のレベル

たがら環境保全をしなくても良いという考えでは無く
今ある問題の本質を

全て温暖化で片付けると
解決する問題も解決しないという
危惧があるだけ。

マァ、そんな心情で
自然保護活動や環境保全対策を
見聞きしているものだから

何でも温暖化ロジック
何でも脱炭素ロジック
には
ちょっと逆過敏作用がはたらく

ゆうてる間に
『黒潮蛇行が今年で終わる』とか
『今年はフェーン現象が発生』とか
『丹波篠山市で観測史上最大気温』とか

情報がカオス化してしまう。笑

実際のところ
世界規模で見ると
漁獲高って右肩上がりで

減っているのは
海産資源が枯渇して行っているのは
日本だけに見られる兆候なのだとか。


『ジァア、漁獲量を大幅に規制して
資源保護の徹底すればいいじゃん!』
って
そんなに日本の現状は単純ではない

まず漁師さんは
うかうかしてると
国内外のライバルに
獲れるはずの魚を
かっさらわれてしまう。

極論、簡単に漁獲量規制を厳しく厳しくして
何の補償も無く施行してしまうと

ただで無くても働き手が少ない日本の漁師さんが
壊滅してしまう。


リーズナブルで助かるので
私も利用させてはもらっているが
大手チェーン回転寿司などが

スケールメリットを盾に大量の魚を
安く買い叩くのも問題だろう。

本来なら魚屋さんやスーパーに並ぶはずの魚が
寿司チェーンに買い占められ

残りの少ない魚を取り合いになり値段が上がる

コリャ、回転寿司の方が安く食べられるわと
売れなくなる。

的な負のスパイラルが起こる。


漁師さんにしてみたら
例えば撮れ高が少なくても
とっとと帰って上質な状態の魚を
高く買ってくれれば
相応の漁スタイルになるだろうけど

船丸ごと買うわ!その代わり安くね!
ってなると
何でもいいから大量に獲るスタイルに振られていくだろう。

グローバルな志向・生活の多様性云々の前に
日本人内での生活習慣とか職業に対する敬意の多様性を認めない風潮も手伝って
金あれば偉い
金あれば勝ち
みたいになっていくのも問題だ

『息子は漁師にならないので資源で無く現金残そう』って方向性になる。

例えば江戸時代は戦国時代に比べると戦さなどほぼなかったけれど、
お侍さんの暮らしはある程度は補償されていたでしょう
それが国の秩序・泰平を保つ抑止力となっていた。
日本の食の安全も
いざとなれば国内だけで贅沢言わなければ
完結出来るぐらいの予備力が無ければ
外国から足元を見られて、
要らぬお人好しな援助金みたいな
ザル金をばら撒く事がエスカレートする。

米だけは減反政策の補償制度とかある様だけれど、
漁業も資源保護の観点から国内の漁獲量制限補償とか
隣接諸國との漁獲量に対する取り決めとか 

そういうのにもっと時間と金を使って欲しいと思う。 

不正の追求とかもういい、
っていうか
時間取られない様に工夫して欲しい。

株や相場の投資や
不労所得を充実させて

財を築くのも悪く無いが

働く日本人に末端まで
特に一次産業に
投資しなければ

ゆくゆくは土地バブル崩壊みたいに
投資バブルも崩壊

賭け玉は日本から消えて
賭け馬も日本から消えますよ。笑

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