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22番サロゲート『プリズム』 ほぼ鉛の塊・でも優しい。

こんにちは。

秋になりまだ暑かったりもしますが
幾分涼しくなりました

私の一年ローテーション的に
そろそろメタルバイブ仕込みの時期

皆さんご存知の様に

親友
『鉛』は毒性が高く

メタルバイブの仕込みは

鉛を300度以上に熱して

溶かして流し込むという
やけど危険案件

その上
気化した鉛を
何気に浴びたり
吸い込んだりすると

まともに均一に毒を喰らう事になるので

私的にはガスマスク・ゴーグル
どうでも良い服を身に纏い

終わったらすぐ入念にシャワー

以前は『ゆうて大丈夫だろ?』と
たかを括って
結構テキトーにやっていた時期もありますが

その火傷たるや

焼きそばのイカを炒めた時の油はねで
『熱っ!』となるのとは訳が違うし

気化した鉛を纏っている
自分を放置したら
私の場合は皮膚炎必須

特に
目やら鼻やら
トイレパーツ(笑)などの

粘膜系に被曝したら
速攻ただれます。

もちろん
支障がなさげな
野外作業となりますが

蚊の事を考えたら
真冬の方がとも思いますが
メス型が冷えすぎたら爆発するので
やり難いし

ソリッドバイブ教信者の私が

メタルバイブを多用するのは

大体秋であるし

そろそろ
鋳物沙汰をやらないと間に合いません

実は2番トレトレ・3番コッパー
辺りは
始めは鋳物でやっていたんですが
危ないな!となり

なんとか割菱沙汰で形にしたのですが

私がルアーを作っていく中で

わざわざその危ない
鋳物までやって

メタルバイブを作ろうとなった
始めの奴は
22番サロゲート『プリズム』なんです

砂地のシャローで早引きすると

時にメタルバイブがチドル事に気付き

常にチドル奴を再現しょうと

『プリズム沙汰』を立ち上げました


滑らかなフォルムではなく
どうやらその秘密は

角が有る鉛と水流の妙か?

エッジの効いた鉛流し、
又は粘土コート
を意識していたので
プリズム的だみたいな

しかしマァ、本格的に
それを確実に再現するのは当時至難の業

ところが、そんな四苦八苦の中で
個別のギミックが生まれます

私は鋳物のメス型は
まだ石膏を使っています

マァ、所詮ソリッド教信者でありますし

販売している訳でも無いので

1アイテム10個もできれば良しの世界観

熱に強く
安価で
水で混ぜて寝かすだけで

メス型が気軽に出来る
石膏ですが

欠点は
脆くて
細かいこだわりをすると
期待を裏切られる事も多々

エッジの効いた鉛を
固めたかったのですが
それらが崩壊して
デカイ丸い塊を纏うハメに

『マァ良い、苦しゅう無い、タングステンバーでエッジを効かせて削ればよかろう!』となり

ますが、
あれ?
ちょっと待って

コレ、そのまま仕上げたらどうなる?
本体60mmの仕上げて
18g超えのブツ
しかもメタルバイブ

それはそれは
良く飛びます

キャストの飛距離には
ある程度の自信がありますが

『イヤイヤ!』的に

後方重心ジグの領域に
簡単に踏み込んで行きます。笑

ボディの半分が鉛の塊

コンパクトな金属の塊

そりゃ飛びます

しかも私アルアルの前重系

問題のアクションは

15g以上使っているであろう鉛

鉛とラインアイの位置が

近い上に重たいので

小刻みに動く

小刻みであるが

重い鉛が動くので

波動はしっかりと感じる

しかし小刻みなので

引き感は15gのナス型オモリを

巻いている状態に多少プラスされる程度

むしろバイブの中では
優しく軽いのです

チドリありきで始めたプリズム

いやはやそれが
イマイチ確実な再現性が
難航したのも相待って

プリズムはこのギミックでいい?
思う様になりました。


まだ悪役とベビーフェイスが混在していた頃のプリズム


結果、重た優しい奴の出番が多く
実績も重ねる

ゆえに
重た優しいバージョンの補充を!となる

結果プリズムは全てベビーフェイスとする事に。
(プロレスで例えるのヤメい!)

そもそも考えたら
20gのジグの操作感ってシーバスロッドMLクラスでも軽く扱える

重心が一方に偏っていて
回転しないのであれば
かなりの飛距離、
というかジグ水準の世界観に

メッチャ沖のボトム(別に中層でも)で
優しいバイブレーションで誘える
優位性ってどうでしょう?

とかく飛距離出る系バイブって
遠くで巻いてたら疲れる。

それはしっかりとしたアクションの代償で
その作戦も時には必須だが

逆に沖を優しく
ねちっこく狙うって事が
効果を発揮する事も多い。

叩かれた手前と
未開の沖では
そこに居着く魚の
気構えも異なる

たとえそれが同じ魚だとしても

魚自体の気構えが変わっている様に思います。

何よりメッチャ沖でヒットさせてしまった時

ソレはソレはドキドキして

自分の
巻きと竿捌きの技量が
クローズアップされて面白い

マァこのドキドキを得るために
ええ、オッさんが恐々

ときどき・ドキドキで鉛を焚くのでした。


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