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▼ レガーレ:ユニフォース100Fの既視感
- ジャンル:日記/一般
- (ルアー)
昔使っていたルアーを中心に1枚きりの写真と数行の思い出を書くだけの当ブログですが、フィーモのブログサービスを使っていることもあり、今どきの若いアングラーの記事も目にするようになりました。タックル、ルアー、釣りそのもののアプローチ・・・私の知らない間に飛躍的な進歩を遂げているのですね。
ところで、最近そんなフィーモのブログの中でこんなルアーが目に留まりました。
レガーレというブランドから先月リリースされたユニフォース100Fというミノープラグです。プロアングラーの安田ヒロキ氏という方が新たに立ち上げたメーカーだそうです。Amazonで2750円也。
まずは、このパッケージ。わざわざ化粧箱に入っていてずいぶん凝っています。で、気になったのがここ。

スラッシュとcmが印字されています。なんの意味かな?と裏の説明書きを見て納得。

下の3行にその意図が述べられています。そして、ルアーのネームに込められた願いがその上にあります。ルアーのパッケージは、普通はゴミになってしまいますが、環境面の配慮を含めた斬新な発想に感心しました。
ところで、この記事のタイトルにある既視感ですが、実は20年くらい前にリリースされていたルアーにそのルーツがあります。

未だに所有しているデッドストック分です。
当時、世界初のシリコンコーティングされたミノープラグ、アロウズのレア118Fです。狡猾な高知のアカメを釣るため、徹底的にフックの当たる音を排除する手段として、技術的に全くゼロ地点から試行錯誤の末シリコンコーティングの実用化に成功した画期的なルアーです。

パッケージの封には女性イラストレーターが手掛けた女の子のイラスト。

通常のルアーを作る工程に加えてシリコンコーティングの工程をパッケージに掲載しています。
レアのパッケージは、作り手の願いを伝える手段としてわざわざ特注されたものだということが分かります。アロウズはすでにメーカーがなくなって久しいですが、もちろん現在でも通用する名作ミノーです。

箱から出してみました。リップを含むヘッドパーツが分離するような仕掛けが仕組まれています。

リップの長いダイバータイプのヘッドパーツに交換。
ユニフォースの最大の売りが、2種類のヘッドパーツを換装することによって潜航レンジを変えることが可能なシステムです。まあ、違うルアーを2つ用意するよりはかさばらないかな。

頭なし状態。これでもシンキングペンシルとして使用可能だそうです。つまり、この状態を含めると3モード。
ヘッドパーツを抜いた部分は赤く塗られていて、魚のエラを表現しています。ちょっと赤い部分が見えるように、わざと隙間を作っているわけですね。

うっすらと円形の磁石が見えます。

ヘッドパーツの裏側にも円形の磁石。

当然ですが、磁石なので引きあいます。
こういうルアー単体にギミックを仕込んだルアーには、レアとほぼ同世代で登場したこんなミノープラグがあります。

オプセル:ボーグ・ファルコン
ボディとフックを別構造とし、魚がフッキングした衝撃でフックユニットが分離、フロントフックがスライドして前後のフックが確実に魚の顎を捉える機構を備えています。

フックユニットはヘッドに抜けるようなホールを通ります。
フックを繋ぐシャフトは形状記憶合金で柔軟にしなり、これらの相乗効果により「掛かればバラさない」ルアーを目指しています。ルアーに真下から襲い掛かる荒磯のヒラスズキを確実にキャッチするために、こちらも技術的に0地点から実用化にこぎつけた製品です。ファルコンとは、確実に獲物を仕留める猛禽類をイメージしたネーミングなのですね。
オプセルがメーカーとして立ち上がった頃に私も数年間協力していたこともあり、思い出深いルアーです。オプセルは20年たった現在も、このファルコンを販売し続けているようです。
あるルアーが売れたら、すぐにフォロワーが次々と現れる(悪く言えばパクリですね)ルアー業界において、このように魚をキャッチするために考え抜かれたアイデアと、実現に至るまでのストーリーに私は惹かれます。ただ釣れたらそれでいい、有名アングラーが推しているから、などといったそんな気持ちだけでルアーは選びません。
ユニフォースに話を戻しますが、安田ヒロキさんについてはフィーモでブログを拝見するまで失礼ながら私は全く存じ上げませんでした。同世代の関西のプロアングラーさんには顔見知りが多いのですが、関東の若いアングラーさんはほとんどというか、全く知りません。
安田ヒロキさんの世代だと、おそらくアイマ、モアザン、エクスセンスなどのルアーでスズキ釣りを学んだのでしょう。上の二つのルアーはもちろん使ったこともないでしょうし、ラパラシーバスダービーに参加したこともないでしょう(笑)。
そういう若い世代が、海のルアーフィッシングでは歴史も古く、アイデアが出尽くした感もある(個人的主観ですが)シーバスフィッシングの業界に参入したことは、とても興味がわくところです。
しかし、すでに著名なプロアングラーが大手メーカーで実績を積んでから立ち上げたメーカーのように即完売という状況ではなく、Amazonでも現在は全機種在庫が残っている状態です。
この業界で生き残るのは、なかなか厳しいことと思います。このユニフォースについても、私自身のフィーリングと合うかどうか使ってみないと分かりません。
もし、そのコンセプトが実績として心に響いたなら、在庫のあるうちに買い足すかもしれません。

ところで、最近そんなフィーモのブログの中でこんなルアーが目に留まりました。

レガーレというブランドから先月リリースされたユニフォース100Fというミノープラグです。プロアングラーの安田ヒロキ氏という方が新たに立ち上げたメーカーだそうです。Amazonで2750円也。
まずは、このパッケージ。わざわざ化粧箱に入っていてずいぶん凝っています。で、気になったのがここ。

スラッシュとcmが印字されています。なんの意味かな?と裏の説明書きを見て納得。

下の3行にその意図が述べられています。そして、ルアーのネームに込められた願いがその上にあります。ルアーのパッケージは、普通はゴミになってしまいますが、環境面の配慮を含めた斬新な発想に感心しました。
ところで、この記事のタイトルにある既視感ですが、実は20年くらい前にリリースされていたルアーにそのルーツがあります。

未だに所有しているデッドストック分です。
当時、世界初のシリコンコーティングされたミノープラグ、アロウズのレア118Fです。狡猾な高知のアカメを釣るため、徹底的にフックの当たる音を排除する手段として、技術的に全くゼロ地点から試行錯誤の末シリコンコーティングの実用化に成功した画期的なルアーです。

パッケージの封には女性イラストレーターが手掛けた女の子のイラスト。

通常のルアーを作る工程に加えてシリコンコーティングの工程をパッケージに掲載しています。
レアのパッケージは、作り手の願いを伝える手段としてわざわざ特注されたものだということが分かります。アロウズはすでにメーカーがなくなって久しいですが、もちろん現在でも通用する名作ミノーです。

箱から出してみました。リップを含むヘッドパーツが分離するような仕掛けが仕組まれています。

リップの長いダイバータイプのヘッドパーツに交換。
ユニフォースの最大の売りが、2種類のヘッドパーツを換装することによって潜航レンジを変えることが可能なシステムです。まあ、違うルアーを2つ用意するよりはかさばらないかな。

頭なし状態。これでもシンキングペンシルとして使用可能だそうです。つまり、この状態を含めると3モード。
ヘッドパーツを抜いた部分は赤く塗られていて、魚のエラを表現しています。ちょっと赤い部分が見えるように、わざと隙間を作っているわけですね。

うっすらと円形の磁石が見えます。

ヘッドパーツの裏側にも円形の磁石。

当然ですが、磁石なので引きあいます。
こういうルアー単体にギミックを仕込んだルアーには、レアとほぼ同世代で登場したこんなミノープラグがあります。

オプセル:ボーグ・ファルコン
ボディとフックを別構造とし、魚がフッキングした衝撃でフックユニットが分離、フロントフックがスライドして前後のフックが確実に魚の顎を捉える機構を備えています。

フックユニットはヘッドに抜けるようなホールを通ります。
フックを繋ぐシャフトは形状記憶合金で柔軟にしなり、これらの相乗効果により「掛かればバラさない」ルアーを目指しています。ルアーに真下から襲い掛かる荒磯のヒラスズキを確実にキャッチするために、こちらも技術的に0地点から実用化にこぎつけた製品です。ファルコンとは、確実に獲物を仕留める猛禽類をイメージしたネーミングなのですね。
オプセルがメーカーとして立ち上がった頃に私も数年間協力していたこともあり、思い出深いルアーです。オプセルは20年たった現在も、このファルコンを販売し続けているようです。
あるルアーが売れたら、すぐにフォロワーが次々と現れる(悪く言えばパクリですね)ルアー業界において、このように魚をキャッチするために考え抜かれたアイデアと、実現に至るまでのストーリーに私は惹かれます。ただ釣れたらそれでいい、有名アングラーが推しているから、などといったそんな気持ちだけでルアーは選びません。
ユニフォースに話を戻しますが、安田ヒロキさんについてはフィーモでブログを拝見するまで失礼ながら私は全く存じ上げませんでした。同世代の関西のプロアングラーさんには顔見知りが多いのですが、関東の若いアングラーさんはほとんどというか、全く知りません。
安田ヒロキさんの世代だと、おそらくアイマ、モアザン、エクスセンスなどのルアーでスズキ釣りを学んだのでしょう。上の二つのルアーはもちろん使ったこともないでしょうし、ラパラシーバスダービーに参加したこともないでしょう(笑)。
そういう若い世代が、海のルアーフィッシングでは歴史も古く、アイデアが出尽くした感もある(個人的主観ですが)シーバスフィッシングの業界に参入したことは、とても興味がわくところです。
しかし、すでに著名なプロアングラーが大手メーカーで実績を積んでから立ち上げたメーカーのように即完売という状況ではなく、Amazonでも現在は全機種在庫が残っている状態です。
この業界で生き残るのは、なかなか厳しいことと思います。このユニフォースについても、私自身のフィーリングと合うかどうか使ってみないと分かりません。
もし、そのコンセプトが実績として心に響いたなら、在庫のあるうちに買い足すかもしれません。

- 2021年9月5日
- コメント(2)
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