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▼ リョービ:スーパーサイレントシャローランナー125FS
- ジャンル:日記/一般

125mm 16gぐらい フローティング
リョービが釣具部門から撤退してずいぶん時間がたちましたが、このルアーはリョービの最後期の製品です。2002年か3年頃にルアー釣り雑誌社主催で開催されたシーバス大会の参加賞の一つだったと思います。あの時代は、スズキ釣り師が一堂に会して釣技を競い合う大会は全国各地で行われていました。名誉をかけて真剣勝負に挑んだあの頃が懐かしいです。
話が逸れました。このルアーの最大のセールスポイントは「徹底的に音を排除した」構造です。2000年前後の時代は、シーバスにはサイレントが有効、という説が一般的で当時のプロアングラーもそのような意見を持つ人がほとんどでした。というわけで、音でアピールするラトルを持たないシーバスルアーが標準でラトル入りはシーバスは嫌う、と真剣に言われていました。
しかし、ルアーが発する音というのは、ボディの中のウェイトやラトルが中でぶつかる音だけではなく、実はアクションのたびにフックとボディが当たる音があるのです。
ボディ内部から発する音は、そのルアーが模している生き物が発する音、と解釈できますがボディ外部の音は魚に違和感を与えているかもしれない、と考える人もいたようです。
前回紹介したアロウズのレアは、外殻をシリコンで包んだことによりフックが当たる音を排除しました(内部のウェイトの音は発生します)が、リョービのスーパーサイレント・・・は、フックを固定してそもそもボディに当たらないようにしています。

その方法というのは、フロントフックの環に付属の輪ゴムを取り付け、テール部に設けられた突起に引っ掛けてピンと張った状態にします。ずれないようにフロントフックのスプリットリングは楕円形をわざわざ採用し、フロントフックの環を避けるためにボディの一部をえぐった形状にしています。
ウェイトについては、鉄球1個の重心移動式ですが、リトリーブ時にウェイトを固定する部分はメガホン状になっており、ウェイトが遊びなく完全に固定されるようになっています。
つまり、業界初の完全にルアーから発する音を排除した画期的な製品・・・と言いたいところですが、リアフックは通常のスプリットリングで取り付けられており、ここから金属のこすれる音は発生してしまいます。スプリットリングではなく、ケプラーなどの繊維で取り付けるか、もしくはリアフックも何らかの方法で固定すれば本当の無音ルアーになったものと思われます。
もちろん、このコンセプトが有効だと証明された具体的な例もなく、リョービがその後撤退したこともあり、程なくして消えていきました。
- 2021年9月19日
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