▼ 2006/11/18 河川(旧江戸川下流周辺)
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今年のシーバスはスタートから少し遅れてた。
毎年2月初旬から爆っていたポイントも群れは来ず、みな口々に今年はズレていると言っていた。
秋に関してはむしろ昨年より良いんじゃないかと僕は思う。
結局、自然は最後の最後に帳尻を合わすかのように晩秋を賑わせることになる。
昨年と同じようなポイントを巡っていたら今年の秋はそれほどでもなかったなぁ、なんて言っているかもしれない。
過去のデーターはあくまでもデータあり、答えには程遠い。
参考書にはなるけれど、ドラクエのような攻略本にはならないのである。
(えぇ、思いっきりドラクエ世代なもんで・・・)
攻略本は釣りをしているその時々に落っこちている。
それを拾って読み解いていく。
参考書はその拾い方のヒントが詰まったようなもんだ。
拾った攻略本はどんな結果を出したとしても、その瞬間に参考書へと変わる。
参考書は分厚けりゃ分厚いほどいい。
そして、この攻略本探しをしに、また釣り場へと出かけるのである。
前中潮の旧江戸川。
15日の長潮か翌日16日の若潮あたりで仲間内の誰かにランカークラスが連発するんじゃないかと予想していが、
ランカーが出ることはなかった。
16日はショアラインシャイナーSL12F-Gに63cmが一本。
仲間には70cmが一本。
17日は忙しくて行けなかったが、仲間内では76cm、72cm、70cm、60cmが出たとのこと。
ここ3日間、仲間内で70UPが7本。
決して数が出るようなポイントではないが、食わすことができればサイズはいい。
こりゃ行くしかないでしょ!ってことでこの日も旧江戸に車を走らせた。
ポイントに着くと先にやっていたのは仲間2人。
まだ反応はなく、ベイトの動きも流れも鈍いらしい。
開始してから30分ほど。
キャストしていたTKLM9/11に、立ち位置から5mほど先でバフッ!と水柱が立った。
別に特別サイズがデカイというわけではないが、サイズは60cm後半くらい。
フッキングさせてから一瞬焦る。
足元から数m先にいつもルアーを引っ掛けてしまう得体のしれないストラクチャーが沈んでいて、
これを回避しようと強引に水面を滑らせて寄せようとした瞬間に、ブンッ!と勢いよくルアーが飛んでいった・・・。
まぁ、魚はいる。
ベイトは魚の気配を察すれば素早く反応してもの凄いスピードで逃げる。
それが水面上で逃げ惑うのか肉眼では確認できない水面下で逃げ惑うのか。
とにかくベイトの動きが今欲しい情報なのだ。
釣りをしている分にはベイトはアングラーを気にもせず逃げもしない。
しばらくやって反応がないので、ポイントを移動する。
ゆっくりではあるが、だいぶ潮位の上がってきた上げのシャローエリア。
風はほとんどないに等しく、上げの潮はゆっくりとシャローを移動していく。
視界のはじっこで数匹のイナっ子が水面を走る姿が見えた。
ベイトも結構いる。
だけど水面上に引き波を残すような逃げ方をするベイトが少ない。
引き波系のルアーをセットしていたが、TKLM9/11に換えてレンジをやや下げる。
水面を見る限り、表層の水は微動だにしない。
動いているのはその下のレンジ。
魚にルアーを食わせやすいもの今の状況から言えばその境目だろう。
狙うのはボトムに変化があるピンポイント。
ボトムの潮が動いているだけに僅かな変化がルアーへのバイトチャンスを作り出す。
それを利用しない手は無い。
移動してから30分ほど。
魚が入ってきたのかベイトがボトム変化しているところまで流されてくると極端に挙動がおかしくなる。
このタイミング。
シーバスは完全にベイトをロックオン。
そのエッジにスローで引っ張ってくる。
静かな水面。
一直線に伸びる水面上のライン。
そんな静寂が音を立てて崩れた。
ジョフッ・・・!
(デカイ!)
・・・・・!
フッキングさせた直後の首振りで、リアかフロントのフックが外れる。
ドバドバドバ!!
豪快にエラ荒いされた瞬間に、テール一本状態が見えた。
うわぁ~・・・ これまたドキドキ((;Ⅲ゚口゚∥))
やたらと走りまくるファイト。(ナンか変だなぁ・・・)
フックを労わってドラグを緩めにしたまま足元へと寄せるがなかなか弱らない。
それも当然、上唇にテール一本という状態だけあって走ったら止まらない。
ちょっと時間が掛かったけどうまいこと寄せることができ、水面に口を向けたシーバスに親指を突っ込んだ。
はぁ~・・・ この掛かり方は心臓に悪いです。。
上唇柔らかいところ一本系。。
ふ~ と一息つきたいところだが、それどころじゃなかった。
雰囲気はムンムン。
とにかく複数のシーバスがシャロー上へと入り込んでいる。
ベイトの動きも先ほどより活発になる。
ルアーチェンジとばかりにケースを取り出すが、チェンジしたいルアーが入っていない。
一旦、車へコモモの130スリムを取りに戻り、再びキャストを繰り返す。
答えは丁度一時間後くらいに出た。
流れも先ほどより効いてきて、潮位も上がったころ。
感覚的に水面下10cmくらいをスローで引き続けていた。
別に弱ったベイトをイメージして引いているわけではない。
弱ったベイトってかなり稀・・・。
そうそう弱ったベイトなんていないよ。
シーバスに気づいていないベイトと言えばいいのかなぁ。
そんな感じ。
淡々といつもどおりに泳いでいるベイトのように。
ジョォ~~ フッ・・・!
またもや激しく水面がかき乱される。
フッキング完了時点でこれも横綱級と確信。
ファイトの末に少し落ち着いたところで、携帯を片手に仲間を呼び寄せる。
そしてランディング。
ちゃんといいところに掛かってました。
ゆっくりと蘇生作業。
釣りはこうだからたまらない。
この秋も楽しい時間をありがとう。
そして一心不乱に仲間と夜明けまで釣り続けた。
他の仲間3人にも60弱が2本、70cmが一本、みんなキャッチできた。
いよいよ佳境。
「使用タックル」
ロッド:
ダイワ・ブランジーノ87LML・URBAN SIDE CUSTOM
リール:
ダイワ・イグジスト3012
ライン:
東レ・ソルトライン シーバスPE 20lb
+ショックリーダー
東レ・トヨフロン スーパーLEX8号
使用ルアー:
TKLM9/11
コモモF-130スリム
ショアラインシャイナーSL12F-G
ブーツ90
- 2006年11月18日
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