▼ 2005/3/1 港湾(汐見、東雲)
- ジャンル:釣行記
- (continue (釣行記))
あれからというもの刺激を求めるようにして伊豆へ。
別の釣りでもしようかと思ったが雨、風が強く、
おまえの居るところは此処ではないといわんばかりにうねった波頭が飛沫をあげて堤防を越える。
海に見放された格好でそそくさと雪の降り積もる天城を抜けものの4日で東京へ戻る。
そんな丁度いいタイミングで長崎遠征へ。
まさに求めていた刺激。
我を忘れるほど自らの狩猟本能を全て開放し、うねり狂う荒波の磯際でロッドを片手に獲物を狙い続けた。
山越えもロッククライミングも不安定な足場の移動もこれっぽっちの苦にはならなかった。
息が切れるほどがむしゃらに動き回り、疲れきった身体をなおも動かすものは己の何なのか。
それでも・・・むしろ僕には足りないくらいだった。
その中で出会えた一つの感動。
そこまでしなければ出会えなかった感動がそこにあった。
それまでをバックアップしてくれた周りの仲間、そしてそこへたどり着くまでのプロセス。
すべてが僕に染み込んで、満たされた気持ちは静かに身体中を駆け巡った。
長崎から帰った2日後、慣れた湾奥でロッドを振った。
いつもと変わらないシーバスがそこにいた。
上げの7分。
バチを避けるようにしてポイントへ向かう。
上げの効いた運河筋。
風に負けぬほど力強い上げ潮が運河をよじ登っていく。
タックルの準備をしているときに15m先で1発だけライズが出た。
雰囲気からいって小っこいエビを食っているような魚のライズ。
あわててZBLミノーの9cmシンキングをセットする。
この場合、ルアーのサイズだの形だのを気にするより、流れのある場所、
もしくは風表などで活性の高い魚を探し、動きとバイトレンジを合わせていった方がパターンとして成立する可能性が高い。
風や潮の影響を受けにくい運河の片隅の澄んだ潮の止水エリアで、アミをしきりに吸い込んでいるシーバスを釣るのはかなり難しい。
よく、壁際で沸いているアミを口を大きく空けて吸い込んでるシーバスを見かけるが自分の影だったり、ロッドがルアーが見えたりすると
速攻で何処かへ行ってしまうのがオチだ。
しばらく水面を見ていたが、それからというものライズは出ない。
狙いは明暗部と光が当たってる範囲の中層レンジ。
そこに起伏のあるかけ上がりと、流れを加味して狙ってく。
と、予想通り活性の高い魚が1投目からヒットする。
(55cmくらい)
2投目。
連続してヒット。
(58cmでした)
結構しっかり吸い込んで食ってる。
スローリトリーブでルアーが最大深度を迎えるライン。
大体はその前後で食ってくる。
レンジがぴったり合ったとき、最大深度を抜けて上昇し始めたとき、U字で軌道が変わったとき。
とてもわかりやすく食ってくる魚たち。
少しレンジ浅めのルアーを通すもバイトが出ない。
ZBlミノーでゆっくり魚の目の前に送り込む。
コッ!!
(これも55とか56cmくらい)
3,4投に1バイトペースで口を使ってくれる。
サイズがやけに揃ってる。
サイズアップを狙ってセカンドブレイクをヨレヨレで攻めるが反応がない。
今日は数釣りゲーム。
一匹一匹の感触を確かめながらアワセを入れる。
フッキングしてからラインを弛ませたり、シェイクしたり、そ~っと巻いてみたりしてみる。
(これは60cmないくらい)
結構バレないもんでふつ~にがっちりフッキング。
(55cmくらい)
ふ~。。飲まれるところだったかなぁ。
危ない危ない。
ハイペースで掛け捲る。
(これでやっと60cmくらい)
今時期でライズがあっても全然食わないって人は中層(んとシンキングミノーね)をデッドスロー~スローで巻いてみるといい。
それで駄目ならフローティングミノーのデッドスローかほっとけ。
これで出なけりゃ期待薄ですな。
それにしても東京には花粉を感じる。
やっぱ多いんじゃないかな東京は。
僕は花粉に対してかなり敏感なもんですぐ目と鼻にくる。
毎年3月は夜でも目を擦りながら釣りしてたっけなぁ。
マジつらいっす。
バイトが止むことはない。
(60cm手前)
4分に1本ペースで掛け捲る。
明暗部にぴったり入ったところでゴンッ!!!
(62cm)
スタートしてから4、50分になると一気に潮位が上がってることに気づく。
そのころからショートバイトになりバイトが遠のき始めた。
レンジをさらに下げる。
一昨年にさんざん使ったカンニバル83Sをキャスト。
潮の流れてるラインの明暗部を通す。
そうすると思い通りにヒットしてくれる。
今日は素直なシーバスばかりだ。
これだけ出てくれると気持ちがいい。
潮は相当クリアーだというのに足元の浅いところまで追ってきて食ってくる。
アミだけでなく小魚系も食っているのか腹がパンパンの魚もいる。
もうどこにでもいるくらい相当な数が入ってきてるはず。
重要なのはそのエリアで魚のまとまりやすい条件を探すことか。
これで最後の魚。
ものの1時間ちょいで14本をキャッチ。
潮止まり30分まえに終わりにした。
「使用タックル」
ロッド:
DEFI・プレジール93 cast master
リール:
シマノ・ステラSW4000HG
ライン:
東レ・ソルトライン シーバスPE 20lb
+ショックリーダー
東レ・トヨフロン スーパーL・EX6号
ルアー:
ZBLミノーS SR
カンニバル83S
- 2005年3月1日
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