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SHIRANUI開発日記その4

現在Megabassで開発中のシンペン。
ついに名前がSHIRANUI110Sと決定しました!これを機に開発中のシンペンについて今回も色々書いていきたいと思います。

今回は第4話。


その1はコチラから


 
 飛距離を伸ばす試み 


ライトモデルでもヘビーウェイトモデルでも目指していた泳ぎがようやく出来上がった。これは外形がほぼ完成した事を意味します。


外形が完成に近付けば次は内形。内部構造です。

正確には外形作りの途中から内部構造にも着手していて、内部構造を理想的にするには~なんて考えながら進めていたのでより一層泳ぎを出すのに苦労しました。


重心移動させるか固定重心でいくか。

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重心移動・・・Megabassと言えばLBOでしょう!!

(LBOってのはベアリングで極限まで摩擦抵抗を減らしたMegabassオリジナルの重心移動システム。)


LBO内蔵のシンペンなんて飛距離を想像しただけでヨダレものですね!





しかし!!


これはあらかじめ容易に予想がついていた事なので試しませんでしたが、カゲロウの様な構造でLBOをシンペンに入れるのって無理があるんです。

絵をつけて説明します。


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LBOをこの様に入れると・・


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キャスト時に後方に移動したLBO。
凄え飛びそうなんだけど・・



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シンペンの場合、着水して泳ぎだしても後方から戻って来る事が出来ないのです。


ミノーの様に水受け面を作って頭を下げる姿勢を作り出すか、カゲロウの様にフローティングで浮く事によって巻き始めで水平姿勢に持っていくか・・・の選択になります。




最初にワントゥイッチ入れれば・・とも考えるかもしれませんが・・
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フォールしていくシンペンのラインアイから伸びるラインは水面を目指して伸びています。巻き始めでトゥイッチを入れても水面へと伸びるラインをトレースする様に垂直気味に浮上するだけでLBOが戻る事はないのです。(着底させれば別ですが・・)


それにシンペンはフォールで食わせるパターンもあるので着水時にはキチンと戻っていてくれないとそれらのパターンには使いにくくてしょうがないのです。


LBOは抵抗なく滑るのでキャスト時の飛行中でウェイトが戻って来てくれる可能性もあります。でもキャスト角度によっては着水時までに戻って来ない可能性も。


キャストによって戻るか戻らないかわからない・・・

多投しないで大型シーバスを狙い撃つ僕の得意な狙撃スタイルでは不安定過ぎて使えません。




そういった理由でカゲロウの様な構造でLBOをシンペンに入れるのはかなり厳しい。


では重心移動は諦めて固定重心でいくしかないのか?

ちなみに固定重心Verを地元湘南のベテランアングラーの友人や先輩に見てもらった所『十分でしょ。俺は十分飛んでいると思うけどなぁ』との言葉は頂く事が出来ました。




 
 それでも諦めない 


いやいや、固定重心ではやっぱり納得がいかんのです。

というのもSHIRANUI は良型のフィッシュイーターが好む魅惑の泳ぎの為に110mmという全長に設定しました。


小型のシンペンよりも横風や向かい風時の影響がより強く出てしまう。


100mm以上の固定重心のシンペンやジグミノーは追い風や無風時こそ矢の様に飛んでいくけど、アゲインストの風の時には『ヒラヒラヒラ・・・』と空中姿勢を大きく崩して飛距離が思ったほど出ない。

皆さんもそんな経験があるのではないでしょうか?


後方重心にすれば向かい風でも飛行姿勢は安定するけど肝心の泳ぎが死んでしまいます。

泳ぎを殺さずに飛行姿勢を安定させる為にはどうしても重心移動させたいのです。


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そこでMegabassにワガママ言って外側だけSHIRANUI 、中は空洞というモデルを相当な数切削してもらい8環(ラインアイとかの金属のパーツね)やウェイト類など各パーツも現在Megabassで使用している全種類を送ってもらいました。




僕は本業の職業柄プラスチックの加工は得意中の得意です。




これはイケそうだ!と当たりがつくまでは僕サイドで内部構造を作らせてもらいました。


通常樹脂を削り出してルアーにするには数時間はかかるそうです。
同一形状の物を設計通りに複数個作るには非常に有利ですが、内部構造の正解が見えていないこの段階では僕の手作業の方が間違いなく早い。早いを超えて最速だろうと。



内部に隔壁やウェイトルームを作り、LBOを仕込んでみたり違う方法を模索したり・・・

ちなみに職場は相模川の側です。ルアーを組んで川にスイムテスト、泳ぎを見て職場に戻って内部を変更して再び川に。



変更→テスト→変更→テスト→変更→テスト

1日に3往復なんてザラ(笑)



色んなバージョンを作るのではなく、結果を見てからの調整や変更をその日のうちに複数回。んん~早い早い♪




そして僕の方で結論が出たところでMegabassに設計を送り、今度はそれを元に削り出しで作ってもらいました。


そこから更に同様の重心移動の構造で何パターンも試してみて・・・




そして遂に・・


思考錯誤の上たどり着いたのが・・


ごめんなさい!
この部分についてはもう少し発売が近づいてから書きますね。


構造は今はまだ書けませんが、飛距離の方はどうなったかと言うと・・・


大満足!!

元々の泳ぎを全く損なう事なく飛距離もアップ!
そして横風、向かい風でも飛行姿勢の安定度は相当いい感じです。しかも着水時には重心移動が戻っています。




この泳ぎでこのレンジを?!しかもこの飛距離!?更に着水でウェイトが戻っているだとぅ!?


と経験の浅い方もベテランも納得のシンペンになったかなと思います♪


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そしてその完成系が届いて数日後にこのメーターオーバー。

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勿論このサイズは運もあり、僕の経験と読みがあり、全てがSHIRANUI 110Sの性能とは言えません。


でもいつも『先ほど◯◯を変更したモデルを発送手配いたしました。云々カンヌン・・・・』ってMegabass開発スタッフからLINEが来るのは時には夜も更けてから。


こんな時間まで仕事をしてくれてたんだなぁと感謝の気持ちで一杯です。


『SHIRANUI 110Sでメーターオーバー獲りました!』

と連絡すると速攻で来た返信にはMegabass開発スタッフ陣も


『よおぉぉぉっしゃ~!!』

とガッツポーズしてくれてるのが分かる文面でした。

チームでの勝利!!熱いものがありました。


KAGELOUの時もそうでしたが、この様に開発したルアーがユーザーの皆さんにとって良いルアーと感じるか否かは全く別の話です。


でもこの熱量がきっと良い魚を呼び込んでくれるんじゃないかなと期待せずにはいられない。


僕も発売が待ち遠しい!

今のところSHIRANUI 110Sはそんなルアーです♪





 

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