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久保田剛之
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▼ シーバスの探し方
- ジャンル:日記/一般
- (シーバス)
さて今日は先日のログのコメントにて頂いたご質問のアンサーログです。
あ、一応・・アンサーソング的な意味合いのアンサーね。『俺のブログが答えだ!』っていう唯我独尊的な意味ではありません。
ちょっと長いけど久しぶりに真面目に書いてみました。
質問 『新規河川を開拓する時、どんな基準で河川を選択してますか?』
何本か河川があってどこが開拓するに値するか?って事ですね。
大規模河川の場合は当然シーバスは河川内に入りますが、川幅の狭い小規模河川の場合に河川内を探るか否か?
この辺も含めて今日はリバーシーバスを中心にシーバスを探す際の基本的な抑えどころを僕なりに書いてみましょう。
僕が遠征に行った時に初めて訪れる場合、河川内を探る際にシーバスが入っていく川か否かの判別としては
『船舶の往来があるかないか』というのが一つの基準としています。
遊漁船のような大型なものではなく木造の小型船でもいいので河川内に係留されているならば、年間通して安定した水量がある河川と考えられますし水量のある河川河口はそれなりに水深がありますのでシーバスはリスクを負わずに河川内へ簡単に進入できます。
*船の係留は河口周辺、2km以内が目安。それ以上上流だと河川内の漁業の船かもしれないので
僕は河川開拓をしていく時にはまずこのような河川を探っていきます。
探るべき川を決めたら平時にどこまで遡上出来るのか?を調べます(増水時などのイレギュラーではなく)
ここまではGoogleマップで簡単に見る事が出来るようになったので楽になったもんです。
遡上限界と思しき堰や瀬をマップで調べます。実際に見に行ける距離なら見に行ってみますし、遠征先の河川の場合は『河川の名前 ライブカメラ』で検索をすれば1級河川の場合川の様子を写すライブカメラを見ることができる河川も多いです。
そのライブカメラに映った映像と衛星マップでみる川底の写り具合から水深や水量をイメージします。
鮎が居る時期ならばこの遡上限界点というのはどの川であってもシーバスが狙える1級ポイントとなります。
その他に『川の分岐・合流部』『蛇行部』『橋』『シャロー&ブレイク』などが衛星MAPから見て直ぐに分かるポイントです。
後は実際にその場所を訪れてみて車を停める場所があるか?なければ『ポイントの住所 コインパーキング』で検索をかければ近隣の駐車場が出てきますので車を停めて散策をしてみます。
初めていく場所の場合、僕は車からロッドを下ろさずに先ずは機動力を上げた状態で下見をします。
水量と勢いを見れば狙うべき場所が少し絞れてきます。
水の勢いがある河川なら反転流が発生するような場所が必ずあるのでMAPからそのような地形、建造物などを探してその辺を中心に開拓に着手します(あくまで僕の場合ね)
水の勢いがそこまで強くない場合はシャロー&ブレイクの地形を探すことが多いかな。
港や堤防とかはその場所が釣りOKなのかどうかってのは遠征先では分かりにくいので僕は積極的にはやりません。
それとどの河川も橋の明暗部はシーバスを狙える格好のポイントとなりますが・・・その土地ならではっていう釣りではないので僕は遠出の遠征先では優先的には選びません。
さて話をもう少し掘り下げていきましょう。
シーバスを探す際の基本は『変化を探すこと』です。
先に挙げた明暗や反転流etcはどれも『変化』と言えます。これはシーバスゲームを初めて少し知識がつけば誰でも分かることです。
でも釣果に伸び悩む方に多いのが、明暗や反転流、ブレイクetcなどそのものを探していることが多いです。
間違いではありません。でも必ずしも『変化』とは言えないのです。
『変化』とは周囲と違うということです。全体的に深い場所なら浅い場所。流れが速い場所なら流れが緩い場所。明るい場所なら暗い場所。
仮に明暗なら延々と何百mと続く明暗は『変化』とは言えず、その明暗の中で最も明るい常夜灯がある場所や1つ切れている常夜灯などが他とは違う『変化』となります。
このような『変化』が1つより2つ、2つより3つと重なる場所を探しましょう。これは川でもサーフでも磯でも港湾でも言えることです。
徐々にゆっくりと変わるのではなく急激に変わる事が望ましい。
急激な『変化』に対して大きな魚ほど対応力が高いです。その『変化点』ではベイトと比べて遊泳力に明らかなアドバンテージが生れます。
=襲えば確実に食える状況です。
大きな魚のアドバンテージを確立させる為にも『変化』が重なる点を見つけましょう。
『変化点』を見つけたら点を通す技術を磨きましょう。
『変化点』ではルアーも泳ぎが変化しなくてはいけません。水中のイメージ力を上げましょう。
偶然出来た1投でも、想い描いていた『変化点』で食わせた1尾は『狙い通りに食わせた!』と満足度の高い1尾となりますよね(^^)
さて質問に話を戻しましょう。
河川内に係留されている船がない小規模河川内の場合、シーバスが入り込む事がないかというとそういうわけではありません。
雨で水量が増えている時や河口の向きなどの条件が揃うとシーバスは河川内に入ってきます。
質問コメントにあった花水川や酒匂川ですが、どちらも相模湾にそそぐ2級河川。
上流部に堰やダムが作られたことにより河口部に砂が堆積して昔より浅くなった河川です。
このような河川は全国にもよく見ると思います。
昔と比べてシーバスが入ることが少なくなりましたが、上に書いたように条件が揃えばシーバスが積極的に河川内に入ってきます。
このような河川の場合・・・というか河口が護岸されていない河川の場合、海に対して河川の放出方向が真っ直ぐ沖に出て行っている地形の河川の方がシーバスに出会える確率が高いです。
条件が揃えばの一つとして『河口の向き』と上げておきましょう。
河口の水の放出の向きが海に対して真っ直ぐに出ている場合、【波の力<川の水の流れの力】となっていることが多いです。
雨の後だったり雪代の水が多い時、このような時にシーバスが河川内にも入ってきます。
地元河川で頻繁に足を運べるならこのような河川の内部でシーバスを狙ってみるのも趣があって面白いと思います。
ただ遠征先ではやはり珍しい1本よりも確率の高い1本を追いたいのでこのような河川の場合は河口で狙うことが多いです。
河口の向きで『この場所で粘るか否か?』の判断基準とします。
ちなみに・・・
なぜ河口の流れが沖に向かって真っすぐに出ていると良いのか?
元々スズキは岸への依存性の強いグループと沖での回遊性の強いグループがあると言われています。
河口が真っ直ぐに沖に出ている時は、より沖へ、より遠くへ河川の淡水が届きます。普段沖で生活しているグループのシーバスにも淡水の匂いが届き、匂いを辿り河口にシーバスが集まり易い。
しかし砂の堆積で横向きに、岸と平行に流れるように河川が放出している場合、岸への依存性の高いシーバスにしか淡水の匂いは届きません。
岸への依存性が強いグループは元々その周辺を生活の場にしているのでシーバスの頭数は平時と変わらない訳です。
と僕は考えているんだけどあくまで相手は自然。でも経験上そんなに間違ってはいないとも思うけど・・どうでしょう。
と、当初の質問とは話がそれましたが開拓する時はやっぱり基本的なところを抑えておくのが1尾と出会える確率を上げると思います。
今回書いた内容はそれほど目新しいものはないと思います。
大事なのはそれぞれの知識、経験の繋がりだと僕は考えています。単体ではありきたりの事柄でも他の知識と繋がった時に自然の摂理を一端を知ることが出来るのではと。
今回書いた内容に四季折々のベイトの知識が重なれば・・・ベイト自体の生態を知っていればベイトを集まる面が見えてきて、変化点と重なるところにルアーを通せば・・・
ワクワクが止まりませんね(^^)
参考になれば幸いです。
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公開中です
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掲載誌発売中です
あ、一応・・アンサーソング的な意味合いのアンサーね。『俺のブログが答えだ!』っていう唯我独尊的な意味ではありません。
ちょっと長いけど久しぶりに真面目に書いてみました。
質問 『新規河川を開拓する時、どんな基準で河川を選択してますか?』
何本か河川があってどこが開拓するに値するか?って事ですね。
大規模河川の場合は当然シーバスは河川内に入りますが、川幅の狭い小規模河川の場合に河川内を探るか否か?
この辺も含めて今日はリバーシーバスを中心にシーバスを探す際の基本的な抑えどころを僕なりに書いてみましょう。
僕が遠征に行った時に初めて訪れる場合、河川内を探る際にシーバスが入っていく川か否かの判別としては
『船舶の往来があるかないか』というのが一つの基準としています。
遊漁船のような大型なものではなく木造の小型船でもいいので河川内に係留されているならば、年間通して安定した水量がある河川と考えられますし水量のある河川河口はそれなりに水深がありますのでシーバスはリスクを負わずに河川内へ簡単に進入できます。
*船の係留は河口周辺、2km以内が目安。それ以上上流だと河川内の漁業の船かもしれないので
僕は河川開拓をしていく時にはまずこのような河川を探っていきます。
探るべき川を決めたら平時にどこまで遡上出来るのか?を調べます(増水時などのイレギュラーではなく)
ここまではGoogleマップで簡単に見る事が出来るようになったので楽になったもんです。
遡上限界と思しき堰や瀬をマップで調べます。実際に見に行ける距離なら見に行ってみますし、遠征先の河川の場合は『河川の名前 ライブカメラ』で検索をすれば1級河川の場合川の様子を写すライブカメラを見ることができる河川も多いです。
そのライブカメラに映った映像と衛星マップでみる川底の写り具合から水深や水量をイメージします。
鮎が居る時期ならばこの遡上限界点というのはどの川であってもシーバスが狙える1級ポイントとなります。
その他に『川の分岐・合流部』『蛇行部』『橋』『シャロー&ブレイク』などが衛星MAPから見て直ぐに分かるポイントです。
後は実際にその場所を訪れてみて車を停める場所があるか?なければ『ポイントの住所 コインパーキング』で検索をかければ近隣の駐車場が出てきますので車を停めて散策をしてみます。
初めていく場所の場合、僕は車からロッドを下ろさずに先ずは機動力を上げた状態で下見をします。
水量と勢いを見れば狙うべき場所が少し絞れてきます。
水の勢いがある河川なら反転流が発生するような場所が必ずあるのでMAPからそのような地形、建造物などを探してその辺を中心に開拓に着手します(あくまで僕の場合ね)
水の勢いがそこまで強くない場合はシャロー&ブレイクの地形を探すことが多いかな。
港や堤防とかはその場所が釣りOKなのかどうかってのは遠征先では分かりにくいので僕は積極的にはやりません。
それとどの河川も橋の明暗部はシーバスを狙える格好のポイントとなりますが・・・その土地ならではっていう釣りではないので僕は遠出の遠征先では優先的には選びません。
さて話をもう少し掘り下げていきましょう。
シーバスを探す際の基本は『変化を探すこと』です。
先に挙げた明暗や反転流etcはどれも『変化』と言えます。これはシーバスゲームを初めて少し知識がつけば誰でも分かることです。
でも釣果に伸び悩む方に多いのが、明暗や反転流、ブレイクetcなどそのものを探していることが多いです。
間違いではありません。でも必ずしも『変化』とは言えないのです。
『変化』とは周囲と違うということです。全体的に深い場所なら浅い場所。流れが速い場所なら流れが緩い場所。明るい場所なら暗い場所。
仮に明暗なら延々と何百mと続く明暗は『変化』とは言えず、その明暗の中で最も明るい常夜灯がある場所や1つ切れている常夜灯などが他とは違う『変化』となります。
このような『変化』が1つより2つ、2つより3つと重なる場所を探しましょう。これは川でもサーフでも磯でも港湾でも言えることです。
徐々にゆっくりと変わるのではなく急激に変わる事が望ましい。
急激な『変化』に対して大きな魚ほど対応力が高いです。その『変化点』ではベイトと比べて遊泳力に明らかなアドバンテージが生れます。
=襲えば確実に食える状況です。
大きな魚のアドバンテージを確立させる為にも『変化』が重なる点を見つけましょう。
『変化点』を見つけたら点を通す技術を磨きましょう。
『変化点』ではルアーも泳ぎが変化しなくてはいけません。水中のイメージ力を上げましょう。
偶然出来た1投でも、想い描いていた『変化点』で食わせた1尾は『狙い通りに食わせた!』と満足度の高い1尾となりますよね(^^)
さて質問に話を戻しましょう。
河川内に係留されている船がない小規模河川内の場合、シーバスが入り込む事がないかというとそういうわけではありません。
雨で水量が増えている時や河口の向きなどの条件が揃うとシーバスは河川内に入ってきます。
質問コメントにあった花水川や酒匂川ですが、どちらも相模湾にそそぐ2級河川。
上流部に堰やダムが作られたことにより河口部に砂が堆積して昔より浅くなった河川です。
このような河川は全国にもよく見ると思います。
昔と比べてシーバスが入ることが少なくなりましたが、上に書いたように条件が揃えばシーバスが積極的に河川内に入ってきます。
このような河川の場合・・・というか河口が護岸されていない河川の場合、海に対して河川の放出方向が真っ直ぐ沖に出て行っている地形の河川の方がシーバスに出会える確率が高いです。
条件が揃えばの一つとして『河口の向き』と上げておきましょう。
河口の水の放出の向きが海に対して真っ直ぐに出ている場合、【波の力<川の水の流れの力】となっていることが多いです。
雨の後だったり雪代の水が多い時、このような時にシーバスが河川内にも入ってきます。
地元河川で頻繁に足を運べるならこのような河川の内部でシーバスを狙ってみるのも趣があって面白いと思います。
ただ遠征先ではやはり珍しい1本よりも確率の高い1本を追いたいのでこのような河川の場合は河口で狙うことが多いです。
河口の向きで『この場所で粘るか否か?』の判断基準とします。
ちなみに・・・
なぜ河口の流れが沖に向かって真っすぐに出ていると良いのか?
元々スズキは岸への依存性の強いグループと沖での回遊性の強いグループがあると言われています。
河口が真っ直ぐに沖に出ている時は、より沖へ、より遠くへ河川の淡水が届きます。普段沖で生活しているグループのシーバスにも淡水の匂いが届き、匂いを辿り河口にシーバスが集まり易い。
しかし砂の堆積で横向きに、岸と平行に流れるように河川が放出している場合、岸への依存性の高いシーバスにしか淡水の匂いは届きません。
岸への依存性が強いグループは元々その周辺を生活の場にしているのでシーバスの頭数は平時と変わらない訳です。
と僕は考えているんだけどあくまで相手は自然。でも経験上そんなに間違ってはいないとも思うけど・・どうでしょう。
と、当初の質問とは話がそれましたが開拓する時はやっぱり基本的なところを抑えておくのが1尾と出会える確率を上げると思います。
今回書いた内容はそれほど目新しいものはないと思います。
大事なのはそれぞれの知識、経験の繋がりだと僕は考えています。単体ではありきたりの事柄でも他の知識と繋がった時に自然の摂理を一端を知ることが出来るのではと。
今回書いた内容に四季折々のベイトの知識が重なれば・・・ベイト自体の生態を知っていればベイトを集まる面が見えてきて、変化点と重なるところにルアーを通せば・・・
ワクワクが止まりませんね(^^)
参考になれば幸いです。
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- 2017年2月27日
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