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久保田剛之
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▼ キープキャストとプロトルアースペック
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- (フラットフィッシュゲーム, Megabass, シーバス)
■ キープキャスト2019 ■
まずは・・週末に名古屋で開催されたキープキャスト2019。
僕はMegabassブースに立ちましたが非常に多くの方に遊びに来ていただき本当にありがとうございました!!
今年のメガバスブースはこんな感じ♪
ブラックバスがメインのこのイベントですが、ソルトルアーのメーカーも徐々に拡大してきているかなと(^^)
メガバスブースでSHIRANUI110Fの展示もありました。
また、展示されているのとは別に僕が持っていったプロトで内部構造を見て・・
『考えたな~』とか
『斬新~~』なんてお言葉も沢山頂きました♪
多くの方に興味を持っていただけていることが改めて分かったので、開発の最終段階でも妥協なくテストしていきたいと思います!!
■ プロトルアースペック ■
展示されていた久保田プロデュースルアーについて今一度書いておきましょう。
特にKAGELOUとかは124Fと100Fの内部構造の違いなど、以前ブログには書いたけど、まだまだ『はじめて知った~』って人も多かったのでおさらいも含めてサラっと書いておきます。
● SHIRANUI110S ●
展示されていたスペック表にはヘビーモデルしか書かれていませんでしたが、ライトモデル、ヘビーモデル両方同時進行で進めています。
Light Model ・・・20g前後
Heavy Model ・・・30g前後
で製作しています。まだ前後としているのは現在金型製作中で金型モデルでは少しだけボディーの重さが変わるので、最後のテストを経てからでないと正確な重さはまだわからないからです。
外形は同じでウェイト違いとなります。
シンペンなのでレンジは流れの強弱やリトリーブ速度次第となるので説明しにくいところではありますが、Lightモデルに関しては水面から40~60cmくらいのレンジをスラロームの泳ぎで攻めやすいのではないかと思います。
またHeavyモデルに関しては水深3m位までなら着底も分かりやすく (かといってフォール速度がそれほど速いわけではない) もう少しレンジを下げたい場合や流れがめっちゃ早い場合、フラットフィッシュ狙いなどに使いやすいのではないかと思います。
● KAGELOU155F ●
もうひとつ現在進行形なのはKAGELOUのサイズアップバージョンとなるこのモデル。 普通のシーバスロッドでキャスト可能な重さにする為には155mmが最適ではなかろうかと。
重さを変えずにもっとサイズを大きくすることも可能なんですが、水面直下のルアーの場合、比重を軽くしすぎるとバイトがあっても弾いてフッキングしないという現象が起きます。
なので『食わせの泳ぎ』 『フッキング性能』を考えるとこのサイズがベストかなと。
フックは#2×3の装備となります。
また発売が近づいたら改めて書きますが・・・
KAGELOUシリーズの重心移動の違いについて説明します。
全モデルMegabassオリジナルのLBO2が搭載されていますが、124Fと100Fの大きな違いがあります。
124Fは『流しっぱなしメソッド』にも多用するサイズなので着水と同時に重心が戻るように重心移動がテール側に移動した際に
最後方まで下がらない ように設計しています。正確には最後方に4mm前方で止めています。
飛距離が犠牲になりますが着水と同時に重心が戻っています。
一方100Fは重心が最後方まで下がるように設計しています。
この大きさ、軽さで冷水下でもしっかりとフローティング。こんなルアーが超ぶっ飛んだら・・・ってところが狙いなので飛距離を殺さないように設計しました。
なので着水後少しテンションをかけたところで重心が戻ります。
(と言ってもLBO2のベアリングシステムだから直ぐに戻るんだけど・・)
なのであの圧倒的飛距離が出ているのです。
では!今後発売となるKAGELOU155は・・・
100Fと同様に最後方までLBO2が下がる仕様です。なのでこの手のサイズのルアーの中では笑えるほどの飛距離をもっています。
なぜ100Fと同様の仕様かと言うと、
(1)コノシロパターンやハタハタパターンなど海での使用の機会も多いこと。海にはどんなに穏やかでも波があります。波に揺られればLBO2なら勝手に重心が戻るから。
(2)このサイズのルアー陣の中での差別化
製作者である僕の個人的な考えなのですが、このボリューム感のルアーで狙っていく魚ってそもそもスイッチが入りやすいです。
着水と同時にウェイトが戻らないと食わせられない、というほどシビアではない。それよりもハイアピールなサイズのルアーならより広範囲キャスト出来てアピールした方が釣果につながる。
と考えたからです。
長くなりましたが、展示してあったSHIRANUIとKAGELOU、こんな感じで進めています♪
発売が近づきましたらまたいろいろ書かせてもらいます♪
- 2019年3月13日
- コメント(2)
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