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金森 健太

岐阜県

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清流鱸を追って28


おはようございます。

凄腕の期間も残りわずか、私も夜な夜な地元河川に通い、なんとかリミットの3本を揃えることができた。

しかしサイズが伸びず、7月12日の時点で中日本ブロック4位。

そこで少し思うことが。

過去の釣果を振り返ってみると

より大型のシーバスに反応させようとビッグベイトを導入したのだが

過去にキャッチした良型シーバスは全て120〜155mmのプラグに食ってきている。

対してビッグベイトでは最大魚が74cm、アベレージは65cmといったところか。

何故か。

それを立証することは難しいが、中〜大型プラグの方が確実にいいサイズに出逢えている。

正直、楽しんでいる余裕はない。全国は無理としても、中日本ブロックでは良い成績を残しておきたい。

というわけで7月12日20時、地元河川へエントリー。手にしたタックルはもちろんアーリー105MMHB+カルコン200だ。

激流がテトラに当たり、大きな反転流を形成している。その反転流と流芯が合わさるピンにカゲロウ124Fを流し込む。先ずは流芯側からそのピンに流し込む…が反応はなく、今度は反転流の中に撃ち込み、反転流の中にルアーを置くイメージでそのピンに入れていく。

バシャっ

お、出た

もう一回…

ボシュっ

また乗らない(泣)

三度目の正直…

ドン

よっしゃ!!

フックアップと同時に水面が爆発、アーリー105が大きく弧を描く。

激しいエラ洗いの後激流に突っ込み、容赦なくラインを引きずり出す強烈なファイト、なかなかのサイズだ…!

慎重に寄せて、やがて暗い水面に奴の姿が浮かぶ。

ヒヤリとする場面はあったが、無事差し出したランディングネットに滑り込んだ。

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72cm、ランカーには届かないものの入れ替えができるサイズ。

ウェイインすると、暫定3位。まだまだこれからだ。

しかし後が続かず、この日は終了。

そして、7月14日

再び同じタックルを手に地元河川へ出撃。水位、濁り共に理想的なコンディション、これは期待できそうだ。

先ずはカゲロウ124F、テトラによってできる反転流のピンを丁寧にサーチ。

しかし…反応はない。

ダウンにアプローチしてブレイクを通してみても反応はない。

…もうちょっと動くルアーの方がいいかな?

というわけで、ルアーをストリームデーモン160にチェンジ。同じように反転流のピンに流し込むがノーバイトで、次はダウンに投げて下流側のブレイクを通してみる。

そして

ゴン

突如襲った重いバイト、フックアップ直後の首振り…良いサイズだ…!

激しいエラ洗い、薄明かりの中に奴の大きな頭がはっきりと見えた。

カルコン200のドラグが悲鳴を上げる。あまり無理はできない、慎重に激流から引き剥がす。

手前に寄せてもなお、奴は強烈なダッシュで抵抗。足元には低木に大きな流木が引っかかってできたゴミ溜まりがある、これに巻かれたらアウトだ。

一旦沖に行かせて、再度寄せる。

これを何度か繰り返して、奴はようやく力尽きた。

フィッシュグリップでしっかり掴み、ランディング成功。

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82cm、文句なしのランカーサイズ。

すぐに写真を撮影して、流れに戻す。弱らせてしまったかと思ったが、すぐに回復したのか身を捩って抵抗する。手を離すと、ゆっくりと元いた流れに戻っていった。

その姿を見送り再開。しかし…話しかけてきたウナギ釣りの人とついつい話し込んでしまい、気がつけば22時を過ぎていた。

いかんいかん。

その後上流へ撃ちながら探るも反応はなく、最上流のテトラにたどり着いた。

いれば一撃で出る激流のピン、ストリームデーモンでは動きすぎてしまうと今度はカゲロウ155F改をセット。このカゲロウは水面直下に入れやすいように4gのウェイトチューンを施してある。一昨年から愛用していて、その実力は実証済みだ。

反転流と流芯が合わさるピン、そこにカゲロウ改を撃ち込む。

ティップとリールのハンドルに感じる重さ、反転流もなかなかの激流である。

そして

ガボッ

突如激流の中で水面が炸裂する。

しかし…誤爆。

まだ出る…

もう一度同じピンにアプローチ。誤爆したあたりに差し掛かり


ドン

よっしゃ!!

今度はしっかりフックアップ、重い首振り、そして激しいエラ洗い、こいつはデカい…!

ひとしきり水面で暴れた後、とんでもない力で激流へと突っ込む。悲鳴を上げるドラグ、頼む、止まってくれ…!

なんとか流芯に入られるのは回避。ドラグを締め込みショートポンピングで無理矢理寄せる。しかし奴は何度も強烈なダッシュで抵抗、その度に寄せた距離以上にラインは引きずり出されていく。

寄せては出されてを繰り返し、ようやく暗い水面に奴の姿が浮かんだ。

フッキングは完璧、焦るな…

慎重に、差し出したランディングネットに誘導する。

ランディングネットに沈んだ巨体、長さも凄いが太さが半端じゃない。すぐにメジャーを広げ、その巨体を乗せた。

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84cm、2本連続での自己記録更新、そしてこのデスリバーと言われる川でまさかのランカー連発…

嬉しいを通り越して、怖いとさえ思えてしまう。

撮影後、すぐに流れに戻す。

頭に流れを当てて、呼吸しやすい状態にしてやるとすぐに回復、ゆっくりと流れの中へ戻っていった。

メジャーを洗って、キーアイテムをしまってそのまま護岸に座り込む。しばらく呆然としてしまい、再開しようという気になれなかった。

とりあえず車に戻ろうと引き返していると、先程のウナギ釣りの方が再び声をかけてきた。

またまた話し込んでしまい、気がつけば1時になろうとしていた。

ウナギ釣りの方と別れ、車に乗り込む。

…どうする?

釣果的には大満足、これ以上を望んだらバチが当たりそうだ。

しかし…今は凄腕の期間、中日本ブロック暫定1位に躍り出ることができたが…北陸の選手たちに逆転される可能性は十分にある。

なんとかダメ押しの一本を獲っておきたい。

体力も限界に近かったが、次のポイントへ車を走らせた。

次のポイントは広大な淵に沈みテトラがいくつか入っていて、その裏のヨレをカゲロウ改で撃っていく。

しかし…一度誤爆したもののその後の反応はなく、時刻は3時に近付いていた。

さすがに無理かと岸際まで流れたカゲロウを早巻きで回収していると

ゴン

ん?えっ!?

食ってる!?

激しいエラ洗い、シーバスだ…!

こちらも激流とあってかなり強烈な手ごたえ、先程のランカーには及ばないもののなかなかのサイズだ…!

慎重に寄せて、ランディングネットを差し出す…が

ネットがライフジャケットの背面ポケットのチャックに引っかかって取れない(汗)

仕方なくフィッシュグリップでランディング成功。

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70cmと大幅にサイズダウンしたものの、ナイスファイトの一本。

これ以上は出ないだろう、それに、疲労感が増して集中力も無くなってきた。

増水河川、集中力が切れた状態で釣りを続けるのは危険だ。

時刻は3時を過ぎている。ここで釣りを終了とした。



使用タックル

ロッド/ヤマガブランクス・アーリー105MMHB
リール/シマノ・14カルカッタコンクエスト200
ライン/DUEL・ハードコアX8 2号
リーダー/VARIVAS・VEPショックリーダー20lb
スナップ/fishing fighters・鉄腕#0
ヒットルアー/エバーグリーン・ストリームデーモン160(キンクロ)
megabass・カゲロウ155F改(イエローチャートバックキャンディ)
megabass・カゲロウ124F(GGゴールドライム)



死の海とまで言われる伊勢湾奥の流入河川で、一夜で2本のランカーに出逢える…もう奇跡としか言えない出来事だ。凄腕も間もなく終了、なんとかこのまま逃げ切りたいが果たして・・・

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m

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