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『志向思考』 その3 村上晴彦氏は別次元

こんにちは。

私は大の釣り好きで

これまで色々な釣りをしてきました。

そんな中で

『これに手を出したら、絶対に沼ルからやめておこう』と

自ら忌避していたのが

『ルアー釣り』

私の性分的に
手先で色々作るの好きで

マァ、本職も
ガッツリそれ系であるし

『ルアー作りに手を出したら、多分沼って、本職に使う手先が持たない』

的な考えのもと

好きなのは分かっているが
あえて避けて来た。

しかし私のフェチというか

伝統とイノベーションの隙間に

心が踊る、的な

無視して来た訳では無い

そのルアー界(特にソルト)の
進化の波を

とても無視できなくなり

バリバリのプレイヤーから
多少の管理者的な立場になった際に

手先の温存から
手先の維持管理に
局面が変わり

『ルアーに手を出さないルリンの壁』は、笑
一気に崩壊した訳です。

(みなさんには何ルリンの壁がありますか?笑)

んで、マァ。

『ブラックバスに手を出さないルリンの壁』は

まだ崩壊してないのですが

行き来できないとて

見る事はできるわけで。

〇〇

セコ釣り
(ウルトラフィネス)

フワ釣り
(おそらくミドスト・ホバストの発想の起点、又は定着の石杖になったと思います)
の発案者

村上晴彦氏

かのド天才。

いつもニコヤカに冗談でも言って
テキトーな感じ

それが逆に
『笑う過激思想家』みたいで

誰もが触れてはいけない
『ただものでない感』を醸す

氏のルアー界の功績を挙げればキリが無いが

ルアー釣りを極限までフィネスに持っていく
数多くの方のお手本になった事は
どなたも異論は無いであろう

『そこまでやるか!』的な革命を
小噺でもする様な風情でやってのける。

多分に真似したいのですが・・・。

〇〇

琵琶湖にメタルジグを持ち込んだり
常吉全盛期にヘビキャロで大遠投したり
も氏の持ち味でもありますが

真骨頂はやはり
スモラバ
ネコリグ
常吉リグ
など
フィネスな世界観

氏が楽しく
フィネスで遊べる
忘れてはならない要素は
『竿も制作している事』であろう。

氏はフィネス刀を抜く時は
フロロラインをウエイト換算するほど
細かい事を考えていて

マァ、ヘラ竿ぐらいの柔らかい竿で
ナイロンではなく
細いフロロハリスを竿いっぱいに張れば
分かる事だが
硬直感と重さの代償に
竿とラインの一体感
投げる際の安易さが際立つ。

あんな細いフロロで
『投げて着底していくルアーを押す』なんて
言ってらっしゃるけれど
私的にはSFです。笑

例えばヘラ竿の追随性の高い調子を反映した竿に
(確か始祖のハートランドはヘラ竿がモデルのはず)
それの元にリールがあれば
ラインごと
ウエイトとなって

ある程度の飛距離が確保されるし

何よりフロロなら
曲線が緩やかで
軽いリグでも
振る舞いや着底がわかりやすい。

常吉リグ
ネコリグ
スモラバ
の革命の裏には

ヘラ釣りの経験と
タックルに対する柔軟な応用力が
モノを言わせているのであると思われる。

冬のヘラ釣りの昔の定番は(今は知らん)
澱粉系のばらけ餌なる
水中で溶かすタイプの餌を
付けてポイントに投げ込む。

ウキで棚を調整して
ボトムに餌に隠された針が到達
だんだん餌は水に溶けて
ボトムにピンポイントに広がる
同じ箇所に繰り返すと
ダイレクトな撒き餌となり
フナが集まり
いつか針付きの餌を吸い込む

例えば30cmを超えるフナは
50cmクラスのシーバスぐらいのファイトを
見せるが

ヘラ竿はバットから曲がり追随性が高く
長いタモまでは難なく引くことが可能
竿の追随性は
リールのドラグと同じく
ラインを急激に引きちぎる力を緩和し
細糸を助ける

その代償として
ヘラ竿自体に水中の状況を推察する
情報は余り伝わらない
(特にグラスロッド時代は)

代わりにウキがその役割を担う

フナのミャク釣りが一般的でないのは

感度を重視した様なシャンとした竿と
細糸にすると取れず。(ドラグが無いし)

やわ竿ではフナの微妙な吸い込みアタリを
全く感じる事が困難であるからだと思います。


この待ちと誘いを両立させて
柔らかい竿で追随する感じ
明らかに
氏のフィネスの発想の
起点となっている模様。

真鮒釣りの餌は
ヘラと同じく澱粉系でもいいが

冬以外の活性が上がる頃
雨の増水した川の反転流ができる穏やかな場所に
フナがお腹をすかしながら避難している

そこに針に刺されてクルクル動くミミズを入れると
今までの研究を
全否定された気になる程に
入れ食いになる事が有る。笑

マァ、生き餌の香りも必要要素だろうが
ミミズの動きが止まると喰いは格段に落ちる。

ミミズが動く様は
魚の捕食本能にインプットされている?
というか
ミミズが動く様を餌と認識できたフナが
生き残り蕃殖できている。

ネコリグ・常吉リグなど
肉食魚の生命保険で有る
ミミズ的な物を
目の前にユラユラ落とされるのだから
老いも若きもついつい取り合いして
食べてしまうのです。

必ず黎明期の常吉リグやネコリグは
ウエイトがボトムについていて

一旦着底すると

オモリを介さずラインの動きが竿先に
ダイレクトに届く仕組みで有り

コレ、竿先の少しの反応や
ラインの沈むスピードすら
アタリの要素に入れている

この柔軟な天才に
当時のアングラーは

恐怖と尊敬とジェラシーに
襲われたに違いない。

今の一誠でも

自由な発想と
実績に頼らない 
先進性で
様々ないいルアーを
沢山作られている

天才と分かり引き寄せたのか
お育てになったのか
赤松さんチュウ
コレもど天才がブレーンに。

常吉懐古も全然色褪せず
一誠さんの
更なる進化にも目が離せない。

しかし、
なぜだか
海太郎はあるのに

シーバス・チヌ部門がない 
現在の一誠さん

私がやりましょうか?笑
(無理無理無理無理無理!)




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