▼ SW230Vガウル
- ジャンル:ニュース
- (OHNO'S ORIGINAL CONCEPT (大野ゆうき発の製品))


アムズデザイン
SW230V GAUR
[全長] 100mm(ボデイ64mm)
[重量] 23g
[フック] F#8/ R#10
[リング] オリジナル#2
[発売日] 2015/6/10
concept
魚を惹き付ける能力の非常に高いテイルスピンを
オープンエリアや河川だけでなく
港湾部の壁やストラクチャーといった
普段あまりブレードベイトを使ってこなかったポイントでも使えるようにと開発。
引き抵抗を軽減させることでより使い手の負担を減らし、
リトリーブ時の安定した姿勢を保ち
魚に違和感を与えさせないようにしつつ、
スロー~ハイスピードまで幅広いスピード域で
安定してブレードを回転させることで、
あらゆるフィールドとシチュエーションにおいて
バイトチャンスを増やすためのルアーである。

3つの課題
1・引き抵抗の軽減
2・リトリーブ時の姿勢の安定
3・安定したブレードの回転性能
遠く、深いレンジまで幅広く
魚を探れて獲れるタイプのルアーとして
デイゲームの沖堤や埠頭、
ボートシーバスでの釣りといった
オープンエリアで活躍してきたテイルスピン。
しかし、可能性はそれだけでない。
ブレードも用いたルアーは
フィールドごとによる細分化が必要だと常々想っていた。
僕がこの手のルアーをあまり使ってこなかったのには理由がある。
バラシやすいという点と
スローで動かないという点
2フックにしたときのフックとリングの絡み
ガウルに求めたのは引き抵抗の軽減と
リトリーブ時の姿勢の安定
そして安定したブレードの回転性能。
この手のルアーは
スローなスピード域から
魚を惹き付ける能力が高い。
特に春から秋にかけて
水色が濁りやすいシーズンには
ブレードの安定した回転による水流と
フラッシングがその効果を存分に発揮する。
また、クリアウォーターでも
水面より光量の少ない
水深が深いところでもその効果を存分に発揮する。

☆
引き抵抗の軽減
まず、取りかかったのは引き抵抗の軽減。
これによって得られるメリットは
SW230Vガウルにとって最大の性能ともいえる。
何を隠そう、
このVブレードを開発するにあたって
最大のヒントをくれたのが
東京湾奥でシーバスガイド船を営む
WITHの存在だ。
かれこれ15年ほどの付き合いになるだろうか。
最も信頼できるキャプテンの一人だ。
その経緯は直接キャプテンの高見氏に
聞いてみるといい。
そのVブレードのアイディアを
どうにかショアゲームスタイルに落とし込むことができないか・・・。
それが発端だった。
使い手の負担を減らしてくれるブレードは
釣れるブレードだった。
ボートでは
狙う魚が複数いる場合が多く
また、使うスピードもショアゲームより
速いことがほとんどなため
ベースとなったVブレードでは
超スローで動かなかった。
そのため、ショアゲームで使えるように
初期回転性能を飛躍的に上げる必要があった。
想定したフィールドは
沖堤や埠頭だけでなく
港湾部の多少水深のある壁や
浮きモノ系(係留船や浮き桟橋等)
クイや橋脚
河川のように流れのあるところ。
群れの魚だけでなく
数匹の群れで着いているポイントや
ピンに着いている単体も
獲れるようにしかった。
V型に抜かれたブレードは
同じサイズのブレードに比べ
明らかに引き抵抗が軽い。
それでいて、
フラッシング効果が同等であるということ。
それらを失うことなく
初期回転性能を上げる。
そのために試行錯誤したのが
その厚みや独特な形状だった。
ここで思いはしないだろうか。
これだけ肉を抜き
水を捕える接点の多くを削がれたにもかかわらず
初期回転性能が上がるのか。
当初は肉を抜いた分軽くなるから
回りやすくなるだろうと
考えていたが
ただカットしただけで
テキトウに曲げただけでは
動かなかった。
その問題をクリアするために
必要だったのが
このアウトラインやカップの曲げ角度。
開発当初はこんな形状のものがスタートだった。
そこから何度もアウトラインを自ら書き直し
メーカーに抜いてもらい
さらに自分で曲げていく作業。
バイブレーションの出にくい
タイトなブレードの回転を目指した。
フィールドで金槌とプライヤー、ドライバーを用いて
初期回転性の高い曲げを狙っていった。
スクリュータイプも試したがダメ。
そしてやっと行き着いたのが
このVブレード形状だった。
ブレードの回転を優先し
フック等を付属させず
初期回転性能を上げることで
ピックアップ寸前で巻きスピードが
スローになりがちな時や
カーブフォールでのバイトが出やすくなった。
さらに、引き抵抗が軽くなった結果
同サイズのブレードに比べ
フォールスピードが上がり
任意のレンジまで素早く落すことも可能になった。
☆
リトリーブ時の姿勢の安定
この手のルアーはスピードを上げて巻いてくると
姿勢が倒れたり傾いたりして
安定してトレースコースを引いてくることができない
場合があった。
それを少しでも解消するために
取り付けたのがテールに設けた
パドルフィン
の存在
ぱっと見で
今までのテイルスピンと違う、
と思わせてくれるのが
Vブレードと
このパドルフィン。
これによって
スイム時の垂直姿勢が保たれ
対応できるリトリーブスピードに幅を持たせる結果となった。
さらに
パドルフィンにはもう一つ大きな役割がある。
それがテールフックが
ブレードとボディを繋ぐ
リングに絡みにくくすること。
上の画像を見てもらうとわかるように
通常、ルアーをスナップに装着し
ぶら下げた状態では
スイベルの胴回りが見事に
パドルフィンのエッジにもたれるようになり
それ以上、下へ垂れることなく
絡みを0にすることは出来なかったものの
テールフックとの絡みを最大限防いでくれる。
それとこのパドルフィンのお蔭で
フォール姿勢の安定にも繋がった。
一つ残念ながら
Vブレードの切れ込みにフックが掛かることがあるが
空中でも水中でもロッドをシャクってもらえれば
簡単に外すことが出来る。
☆
安定したブレードの回転性能
安定したブレードの回転性能は
Vブレードとパドルフィン、
そしてボディとのバランスによって保たれている。
引き抵抗の軽減と初期回転性能を持ち
垂直姿勢をキープし
安定した水流をブレードへと流すパドルフィン。
鉄板系バイブレーションのような
プレートとウエイトで形成された
低重心なボディ。
SW230Vガウルは
ブレードが幅広いスピード域で
安定して回転していることに
バイトチャンスを高めている。
ブレードの回転が止まっていては
魚は口を使ってくれない。
★
2WAYフックシステム
SW230Vガウルの
大きな特徴がもう一つある。
それが2WAYフックシステム
上画像のようにフロント&テールの
2か所にフックを取り付ければ
より、バラシを軽減することができ
使えるタックルの幅も広がる。
上画像の矢印にあるセンターのアイを一つ使えば
入れ食い状態の時や
ボートシーバスでの釣りなど
手返し重視の釣りが可能。
(1フックの場合フックサイズを1サイズ上げる)
#6~#5
★
カラーラインナップ
上から
スクールイワシ
ビリジアンイワシ
ゴールドラッシュ
プラチナラッシュ
アジ
マズメアプリコット
ガーデンフラワー
http://www.ima-ams.co.jp/blog/wp-content/uploads/2015/04/news06_blog-page1.pdf
- 2015年5月7日
- コメント(3)
コメントを見る
大野ゆうきさんのあわせて読みたい関連釣りログ
fimoニュース
登録ライター
- ありそうでない
- 5 時間前
- はしおさん
- ドレス:ドレパン‐EVO
- 11 時間前
- ichi-goさん
- BROVISのロッド、武鱸(ブロウ…
- 18 時間前
- ねこヒゲさん
- 釣りにAIを取り入れるとしたら…
- 4 日前
- BlueTrainさん
- 40th わからないのがなんか嬉…
- 26 日前
- pleasureさん
最新のコメント